IBM Db2 for i(AS/400)の拡張型CDC に対応した『CData Sync V25.3』をリリース
CData

~基幹システムのデータをAI 活用する「データレイクハウス」構築を加速~
2025年10月15日、リアルタイムデータ連携コネクタを提供するCData Software Japan 合同会社(本社:アメリカノースカロライナ州、日本オフィス:宮城県仙台市、代表社員 職務執行者:疋田 圭介、以下CData)は、400種類以上のSaaS・DB データをノーコードでETL / ELT 可能な『CData Sync』の新バージョン、V25.3をリリースしました。
本バージョンでは、生成 AI をはじめとするAI 技術の本格的なビジネス活用を見据え、企業のデータ基盤を次世代アーキテクチャ「データレイクハウス」へと進化させるための機能を大幅に強化。IBM Db2 for i(AS/400)をはじめとするレガシーシステムからのリアルタイムデータ連携、オープンなテーブルフォーマットであるDelta Lake への対応、Azure AD 連携によるガバナンス強化などを通じて、データの価値を最大化し、データドリブンな意思決定とビジネスの加速を強力に支援します。
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CData Sync V25.3アップデートに関する解説ウェビナーを10月24日(金)に開催
本リリースでお伝えした新機能や改善点に加え、AI 技術をビジネス活用するためのデータ基盤をどう構築するかを詳しく解説するウェビナーを2本立てで開催します。
詳細をご覧の上、ぜひ当社Web ページよりお申込みください。
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ウェビナー概要
- 開催日時:2025年10月24日(金) 15:00~16:00- 開催場所:オンライン開催- 講師:Senior Product Specialist 宮本 航太- 講師:Partner Success Engineer 今西 涼
新機能解説ウェビナーに申し込む(無料)
AI 活用の成否を分ける「Garbage in, garbage out」問題とデータ基盤の重要性
多くの企業がAI の導入を模索する一方で、その効果を最大限に引き出す上での大きな障壁となっているのが「データのサイロ化」と「データの品質」です。AI の分析精度は、投入されるデータの質と鮮度に大きく依存するため、「Garbage in, garbage out(ゴミを入れればゴミしか出てこない)」という言葉に象徴されるように、分断され、信頼性の低いデータからは価値あるインサイトを得ることはできません。
CData Sync V25.3は、この課題に対する明確なソリューションを提供します。社内に散在するあらゆるデータを統合・整備し、AI が真価を発揮できる、信頼性と鮮度を兼ね備えたデータ基盤の構築を実現します。
IBM Db2 for i(AS/400)およびMySQL からのリアルタイムCDC に対応し、基幹システムデータのAI 活用を促進
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企業が長年蓄積してきた基幹システムのデータには、AI の予測精度を大幅に向上させる膨大なビジネスインサイトが眠っています。しかし、バッチ処理による連携の遅延により、これらの貴重なデータがリアルタイムに活用されず、競争優位性を生み出せずにいました。
新バージョンでは、IBM Db2 for i(AS/400)やMySQL の拡張型CDC(変更データキャプチャ)機能を強化。基幹システムのデータをニアリアルタイムでデータレイクハウスに連携し、常に最新の状態でAI 分析に活用できるようになります。
「Delta Lake」対応によるモダンなAI / 分析基盤への最適化とパフォーマンス向上
データレイクハウスの中核をなすのが、オープンテーブルフォーマットです。CData Sync V25.3では、その代表格である「Delta Lake(Delta Table)」形式でのデータ出力に新たに対応しました。
これにより、Amazon S3 やAzure Data Lake Storage といった安価なクラウドストレージ上に、まるでデータベースのようにACID 特性(原子性、一貫性、独立性、永続性)を担保した信頼性の高いデータを直接格納できます。Databricks をはじめとするモダンな分析プラットフォームでの活用が飛躍的に向上し、データレイクを「信頼できる唯一のデータソース(Single Source of Truth)」として機能させることが可能になります。
さらに、CSV、Parquet、Avro といった主要ファイルフォーマットへのレプリケーション性能を大幅に改善し、従来比で最大90%以上の時間短縮を実現。増え続けるデータを高速に処理し、分析までのリードタイムを劇的に短縮します。
信頼できるデータ履歴の構築と、柔軟なデータ管理
正確なデータ分析と監査対応のためには、データの変更履歴を正確に追跡することが不可欠です。V25.3では、標準ジョブにおいて「追記専用のヒストリーモード」を新たにサポート。これにより、更新(UPDATE)や削除(DELETE)が発生した場合でも元のデータを上書きせず、変更履歴をすべて新しい行として追記保存できます。
いつ、どのような変更があったかを完全に保持することで、データのトレーサビリティを確保し、分析基盤の信頼性を高めます。
また、CDC および拡張型CDC において物理削除にも対応し、コンプライアンス要件に応じた柔軟なデータ管理が可能になりました。
全社的なAI 活用を支えるガバナンスとユーザビリティ
データの民主化を進める上で、セキュリティとガバナンスの確保は企業の最重要課題です。CData Sync V25.3では、Azure AD のセキュリティグループとCData Sync 内のユーザーロールをマッピングする機能を追加。JIT プロビジョニングと組み合わせることで、企業のID 基盤と連携した一元的な権限管理が可能となります。
<関連記事>CData Sync でSAML 認証によるシングルサインオンを実現!Entra ID 連携とJIT プロビジョニング機能を解説
リバースETL 機能の拡充(Marketing Cloud Account Engagement(旧Pardot)他)
データは、分析して終わりではなく、現場のアクションに繋がって初めて価値を生みます。V25.3では、Marketing Cloud Account Engagement(旧Pardot)、Sage Intacct、Veeva Vault を新たなリバースETL の連携先として追加。
データウェアハウスでAI が算出した予測スコアや精緻な顧客セグメントを、MA やCRM ツールに直接書き戻すことで、分析結果を即座にマーケティング施策や営業活動に反映させ、データドリブンなアクションを実現します。
その他、ビジネスの現場を支える強力なアップデート
Salesforce 数式項目のレプリケーション
従来、Salesforce の数式項目(Formula Field)を連携するには、都度クエリを修正する必要がありました。新バージョンでは、数式項目専用のスキーマ Salesforce_Formulas を提供。一度設定すれば、Salesforce 側で新たな数式項目が追加・変更されても自動で追随し、メンテナンスの手間を大幅に削減します。
<関連記事>CData Sync V25.3 新機能紹介 Salesforce_Formulas でSalesforceの数式項目の同期を完璧に
汎用JDBC コネクタによる接続性の拡張
新たに搭載した「汎用JDBC コネクタ」により、専用コネクタがない製品でもサードパーティ製JDBC ドライバー経由でデータ取得が可能になりました。これにより、これまで接続困難だったさまざまなデータベースからもデータを抽出でき、全社データ統合の範囲が大幅に拡大します。(※データソースとしての利用に限ります)
依存関係のあるテーブルの増分レプリケーション
新たにサブクエリを用いた増分レプリケーションに対応しました。これにより、マスターテーブルの更新日時など、別のテーブルから取得した値に基づいて関連テーブルを効率的に同期できます。手動でのクエリ調整を行うことなく、データの一貫性を容易に維持することが可能です。
接続名の変更をサポート
データソースの増加や組織変更に柔軟に対応するため、作成済みの接続名を後からでも安全に変更できる機能を追加しました。既存のジョブ設定に影響を与えることなく、より直感的で管理しやすいデータ連携環境を実現します。
カスタムスキーマの編集機能
カスタムスキーマを直接編集できるようになりました。UI 上でのカラム編集、またはXML コードの直接編集が可能です。これまで必要だった削除→再作成の手間を削減します。
今後追加予定の機能
- CData Native SAP HANA CDC- - SAP HANA 向けのネイティブなCDC(変更データキャプチャ)機能を拡充し、SAP データ連携をさらに強化します。- Apache Iceberg 対応- - オープンテーブルフォーマットの「Apache Iceberg」形式でのデータ出力に対応し、データレイクハウス構築の選択肢をさらに拡げます。- Sync API 2.0- - ジョブの管理や実行をより柔軟に行うためのAPI を刷新し、データパイプラインの自動化と外部ツール連携を高度化します。- Git リポジトリ連携- - ジョブ設定のバージョン管理、変更履歴の追跡、開発・検証・本番環境へのCI / CD を容易にし、エンタープライズレベルでのガバナンスと開発効率を飛躍的に向上させます。
CData Software Japan 合同会社 Senior Product Specialist 宮本 航太のコメント
今回のCData Sync V25.3リリースは、お客様がAI 活用のポテンシャルを最大限に引き出すための「データ基盤の整備」に徹底的にこだわりました。レガシーシステムに眠る貴重なデータをリアルタイムで活用可能にし、Delta Lake のような最新技術にも対応することで、データの準備段階で発生する多くの課題を解決します。
CData Sync が、お客様のDX、そしてAI によるビジネス変革の信頼できるパートナーとなることを確信しています。
<関連記事>Open Delta Table・DB2 for i CDC・Reverse ETL - CData Sync Q3リリースで大幅な機能強化
<CData Software について:
https://jp.cdata.com/>
CData Software, Inc. は、クラウドデータのコネクティビティソリューションおよびデータ連携ツールのリーディングベンダーです。300以上のSaaS、NoSQL やアプリケーションデータに標準接続するドライバーとデータ接続テクノロジーの開発に特化し、各種ツール、クラウドサービス、カスタムアプリケーションからのリアルタイム接続を実現します。CData 製品は、世界中の企業のデータ統合ソリューションにて利用されているほか、Google Cloud、Salesforce、TIBCO、アステリアなど180以上のデータ製品ベンダーにOEM されています。
CData Sync 製品ページ
※本リリースに掲載する社名または製品名は、各社の商標または登録商標です。
本件に関するお問い合わせ先
CData Software Japan 合同会社 マーケティングデスク
お問い合わせフォーム :
https://jp.cdata.com/contact/
E-mail : press@cdata.co.jp
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記事提供:PRTimes