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株式会社GK京都、デザインした葬送一体型台車「Full Moon」 2025年グッドデザイン「ベスト100」に選出

GK京都

株式会社GK京都、デザインした葬送一体型台車「Full M


株式会社GK京都(京都府京都市、代表取締役社長 麻田風児)が製品デザインを手掛けた、葬送一体型台車「Full Moon」(NKC×kaimen×CONCENT×GK京都)が2025年度グッドデザイン賞において、ベスト100に選出されました。
[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/71578/46/71578-46-bb63bef2f38d8430062aef082612666f-1920x1440.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]



概要
葬送一体型台車「Full Moon」(火葬場にて亡きがらを運ぶ台車)は、少子高齢化により2040年に向けて需要が急増し、その後激減が見込まれる葬送の現場で顕在化しつつある課題を解決すべく開発されました。「人生の最後の時間をいかに穏やかに支えるか」を問い、現地調査や葬送儀式への参与観察を通して課題を抽出し、与件定義から機構設計に至るまで多角的に開発を推進。空間・人員・管理コストを合理化しつつ、尊厳ある一連の儀式に対応する新構造を、株式会社kaimen、株式会社コンセントと共に構築しました。

デザインを生み出す丁寧な調査
株式会社kaimen、株式会社コンセント、GK京都で構成されるチームが約5年間にわたり、複数の葬送現場で観察と検証を重ねた結果、現代の葬送は「標準化された儀式の場」から、「個別の事情や価値観に寄り添う選択の場」へと大きく変化していることに気づきました。
少子高齢化や単身世帯の増加、経済的合理性の重視、宗教観の多様化、さらにコロナ禍を契機とした行動様式の変化により、「直葬」や「家族葬」「無宗教葬」など、少人数かつ簡素な葬送スタイルが社会に広く受け入れられるようになっています。
また、火葬場においては、棺を運ぶ台車(棺台車)と、収骨を行う台車(収骨台車)があります。通常は係員の丁寧な進行によって、ご遺族がその分断を意識することはありませんが、実際は、二重の機器・導線・保管が必要で、現場の努力に支えられて、スムーズな体験が保たれていることも明らかになりました。

[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/71578/46/71578-46-acd7284c272cb446030c144691666c90-1920x1440.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]


デザインで実現した台車の一体化と造形のポイント
火葬運営の中核である棺を運ぶ台車(棺台車)と収骨を行う台車(収骨台車)。これまで二台に分かれていた機能と運用に注目し、その一体化により保管・充電・導線設計を集約し、省スペースかつ高い柔軟性を兼ね備えた火葬場の実現に挑戦しました。
外装は可能な限り機械的な印象を抑え、葬送儀式空間に調和し、穏やかな存在感と信頼感を与える水平基調のデザインを採用。
操作系は、棺搬送と収骨搬送双方の操作を迷いなく、確実かつ丁寧な所作で行える仕様とし、LEDインジケータによる操作支援も実装。さらに火葬炉前室での格納を考慮した跳ね上げ式ハンドルも搭載しました。
また、別体の祭壇アタッチメントを装着すれば台車が祭壇として機能し、儀式に必要な補助道具も内部に格納され、火葬前から収骨までの全工程をこの1台で担います。これにより、従来の棺台車と収骨台車の分離運用では得られなかった、儀式としての統一感と運用効率の両立が可能になります。
さらに、文化・宗教に左右されづらい形状を心がけ、導入先ごとの色・素材・質感の調整も可能な柔軟性を持たせています。

[画像3: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/71578/46/71578-46-f44a56964aaf701f6780c1a929d5fe18-1920x1440.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]


デザインが届いていなかった領域への応答
本プロジェクトは、これまでデザインの対象として十分に検討されてこなかった領域に対し、慎重に観察と検証を重ねながらデザインを行った事例です。
葬送というセンシティブなテーマに向き合い、複数の専門領域と連携し、構造・運用・体験を横断するデザインに取り組みました。
ご遺族の心理的な負荷、火葬場を運営する側の実務、経済的制約などを総合的にふまえ、儀式を内包する装置として、ふさわしい佇まいと機能のあり方を深く考察し、未来の葬送のあり方を描く提案として構造の計画段階からデザイナーが深く関わっています。文化的・感情的配慮を要する文脈において、形状や動作が伝える意味の調整には特に留意しました。「Full Moon」がこのような、人の尊厳に寄り添う領域におけるデザインの可能性を提示する契機となることを願っています。


グッドデザイン賞審査員による評価(原文そのまま)
フルムーンは、棺台車と収骨台車を一体化し、葬送の動線・儀式性・省スペース化を同時に実現した革新的な火葬場インフラである。高齢化に伴う葬儀件数の増加と、葬儀に関わる労働人口の減少という社会課題に対し、限られた人員と空間でも尊厳ある葬送を維持できる点が大きな特長である。無機質な機械感を排した水平基調の造形は、宗教や文化の違いを越えて空間に調和し、祭壇アタッチメントとの相性にも優れる。葬儀という繊細で社会的意義の高い場面において、構造・意匠・運用のすべてを統合し、新たな火葬場の在り方を提案する本製品は、課題解決と儀式性の両立を実現する新しい標準となり得る。深い配慮と革新性をあわせ持ち、葬送の未来に確かな道筋を示す非常に意義深い取り組みである。

◎関連リンク
葬送一体型台車「フルムーン」|グッドデザイン賞公式サイト
NKC×kaimen×GK京都×コンセントで開発・製作した「葬送一体型台車 Full Moon」が、2025年度グッドデザイン賞「グッドデザイン・ベスト100」に選出されました |株式会社コンセント公式サイト



株式会社GK京都
ともに考え、ともに未来をつくる「羅針盤型デザインファーム」
GK京都は広義においてのデザインの力で、クライアントや社会の課題に対して羅針盤となれるデザインファームを目指しています。
構想段階では、思考過程や発想を可視化しながらクライアントと共に考えを深め、共感を呼ぶ未来をイマジネーション豊かに描くことで、目指すものを明確化し、実現に向けてのエネルギーを引き出します。
実装段階では、デザインの多岐にわたる専門性と様々な業界経験、そして、それらエッセンスの自在な組み合わせによるデザインマネジメント力を駆使。複合的なデザイン解を、シンプルで調和のとれた力強いものに着地させます。1972年設立。
URL: https://www.gk-kyoto.com

プレスリリース提供:PR TIMES

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