〈学生から見るDX、AI活用に関する調査〉日本の企業にDXが必要 だと思う学生は67.1%、DXを推進していない企業に対しては 半数以上の学生が就職意欲が低下すると回答
フォーバル GDXリサーチ研究所

~研究レポートを発行~
『「新しいあたりまえ」で、新しい世界を創るFORVAL』を理念に掲げる、次世代経営コンサルタント集団である株式会社フォーバル(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:中島 將典、以下「フォーバル」)が運営するフォーバル GDXリサーチ研究所は、学生のDXやAI活用に関する研究レポートを発行しました。
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近年、中小企業経営におけるDX(デジタルトランスフォーメーション)やAI(人工知能)の重要性が増しています。その背景には、デジタル技術の進化とビジネス領域における活用の広がりがあります。
そこで、フォーバル GDXリサーチ研究所では、中小企業経営者向けにこれらの取り組みに関する調査を行ってきました。その中では、経営資源の限られる中小企業にとって、DXやAIに対応する人材の確保や育成が大きな課題であることを明らかにしました。では、中小企業が今後の採用活動でターゲットとする学生世代は、DXやAIについてどの程度認知し、また活用しているのでしょうか。
この度、國學院大學、皇學館大学、中京大学の3大学の協力の下、各大学に所属する学生に対し、学生から見るDX、AI活用の実態を把握する目的で調査を行いました。
【調査結果サマリー】
1.日本の企業にDXが必要 だと思う学生は67.1%
2.DXを推進していない企業に対しては 半数以上 の学生が就職意欲が低下すると回答
3.8割以上 の学生が日常的に AIを活用している
※ChatGPT(OpenAI)、Bing AI(Microsoft)、Gemini(Google)などの生成AI
本リリースの調査結果をご利用いただく際は、必ず【フォーバル GDXリサーチ研究所調べ】とご明記ください。
【アンケート概要】
・調査主体:フォーバル GDXリサーチ研究所
・調査協力:國學院大學、皇學館大学、中京大学
・調査期間: 2025年7月17日~2025年7月23日
・調査対象者:國學院大學、皇學館大学、中京大学の学生
・調査方法:ウェブでのアンケートを実施し、回答を分析
・有効回答数:161人
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Q1. 「DX」の重要性についてどう思うか(n=142)
Q2. 「DX」は日本の企業に必要と思うか(n=142)
DXの重要性に関する調査では、中小企業の経営者のうち、「とても重要だと思う」(37.9%)と「ある程度重要だと思う」(39.1%)を合わせ、8割を超える学生が重要だと思うと回答しました。また、「あまり重要ではない」「重要ではないと思う」を選択した人はゼロという結果になりました。
また、DXが日本の企業に必要だと思うかについては、「必要だと思う」と回答した学生が67.1%となり、重要だと思うと回答した結果より低くなったものの、依然として高い結果であったといえます。
この結果から、企業活動におけるDXについて、重要であり、必要だと考える学生が多いことがわかりました。学生は、教育現場や日々の生活などにおいて、日常的にデジタルツールを活用しているといった情報環境に置かれています。そのため、デジタルツールの有用性や便利さを自覚しており、将来の仕事の場においてそれらを活用することに違和感を持たず、むしろ企業がDXを積極的に推進すべきであると考えていることが推察されます。
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Q3.就職活動の際に企業のDXの推進状況を判断材料にするか(n=142)
Q4.興味を持っている企業が「DXには全く力を入れていない」と分かった場合、その企業への就職意欲はどうなるか(n=142)
就職活動の際に企業のDXの推進状況を判断材料にするかという調査では、「判断材料にする」(12.4%)と「ある程度判断材料にする」(44.7%)を合わせた57.1%の学生が判断材料にするとの結果が得られました。学生側からの視点として、DXを推進しているかどうかが企業を選ぶ際の重要な視点のひとつとなっていることがわかります。
さらに、興味を持っている企業が「DXには全く力を入れていない」と分かった場合、その企業への就職意欲はどのように変化するかを問う設問では、最も多かった結果は「就職意欲がやや低下するが、他の要素で検討する」が43.5%、 「就職意欲が大きく低下し、応募をためらう」を選択した学生は9.9%と半数以上の学生の就職意欲が低下するという結果となりました。
DXへの取り組みがないからといって、極端に就職意欲を無くすとまではいえません。しかしながら、DXに関する学生の認知率の高さや就職活動時に参考とする割合の大きさからも、DXを推進することは採用活動において有利に働くと考えられます。
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Q5. AIの活用度(n=161)
Q6. AIの活用場面(n=133)
AIの活用度に関する調査では、AIを「よく使用している」と回答した学生が37.3%、「たまに使用している」は45.3%で、8割を超える学生がAIを日常的に利用していることがわかりました。
「ChatGPT」が公開された2022年後半以降、わずか数年の間にAI技術は飛躍的な進化を遂げ、その活用は学習や情報収集のあり方を大きく変え、その影響はビジネスシーンだけでなく、学生の間にも大きく広がっていることが示されました。
また、AIの活用場面では、「わからないことを調べるため(検索の代替)」が72.2%と最も多く、AIが従来の検索エンジンに代わる効率的な情報収集ツールとして活用されていることが明らかになrました。次に、「レポートや課題の下書きを作成するため」が57.1%と、AIが文章作成の支援ツールとして活用されていることがわかります。他には、アイデア出しや、趣味、娯楽についてなど、学生はAIを単なる情報検索ツールにとどまらず、学業、キャリア準備、個人的な趣味など幅広い目的で活用していることがわかりました。
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フォーバル GDXリサーチ研究所所長
平良 学(たいら・まなぶ)
■経歴
1992年、株式会社フォーバルに入社。九州支店での赤字経営の立て直し、コンサルティング事業の新規立ち上げ、
全体統括を経て、2022年に新たに発足した中立の独立機関「フォーバル GDXリサーチ研究所」の初代所長に就任。
中小企業経営の実態をまとめた白書「ブルーレポート」の発刊、全国の自治体と連携し、地域の中小企業経営者に向けたDX、GXの講演、中小企業経営者向けのイベントの企画などを通じて、中小企業のGDXを世に発信している。
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■コメント
この度、フォーバル GDXリサーチ研究所は、今後社会に出る学生に注目し、DXへの意識やAI活用の実態に関する調査を行いました。本調査を通し、学生の企業に対するDXへの取り組みやAI活用に関する期待感は大きいことが示されたが、一方の企業側、特に中小企業においては、学生の意識と比較するとDX・AI活用それぞれにおいて、取り組みが遅れているのが実態だと考えられる。企業におけるデジタル技術の積極的な活用は、学生視点からは企業の将来性や働きやすい職場環境であるかどうかを測る指標ともなり得る。今後さらに深刻化すると予想されるデジタル人材の確保・育成を進めるうえでも、企業側のDXやAI活用に向け、さらに踏み込んで検討をしてみてはいかがだろうか。
■フォーバル GDXリサーチ研究所とは
日本に存在する法人の99%以上を占める中小企業。この中小企業1社1社が成長することこそが日本の活力につながります。中小企業が成長するための原動力の1つにGreen(グリーン)とDigital(デジタル)を活用し企業そのものを変革するGDX(Green Digital transformation)があります。
フォーバル GDXリサーチ研究所は、中小企業のGDXに関する実態を調査し、各種レポートや論文、報告書などをまとめ、世に発信するための研究機関です。「中小企業のGDXにおける現状や実態を調査し、世に発信する」をミッションに「中小企業のGDXにおいてなくてはならない存在」を目指し活動していきます。
HP:
https://gdx-research.com/
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プレスリリース提供:PR TIMES





記事提供:PRTimes