2025年10月16日
カリフォルニア州サンノゼ&ノースカロライナ州ローリー
(ビジネスワイヤ) -- インテリジェント・データ・インフラストラクチャ企業であるネットアップ(NetApp®、NASDAQ:NTAP)と、オープンソースソリューションの世界的大手であるレッドハットは本日、両社の共同開発関係をさらに深め、オンプレミスおよびパブリッククラウド環境におけるRed Hat OpenShift Virtualizationの導入を加速するための協業体制の拡大を発表しました。今回強化された協業を通じてレッドハットとネットアップは、顧客のIT環境の近代化がより簡単になり、クラウドネイティブなワークロードの移行という複雑な作業をより安心して進められるよう支援していきます。
レッドハットとネットアップの協業の重要な側面は、それぞれの業務システムおよびITシステムを進化させるために、両社の技術を相互採用する点です。ネットアップは現在、開発とテスト用のエンジニアリング環境をRed Hat OpenShift Virtualization上で運用しています。これはRed Hat OpenShiftのすべてのエディションで提供されている仮想化機能で、これによりプロビジョニングの高速化、複雑性の軽減、機動性の拡大が可能になります。Red Hat OpenShift Virtualizationを活用することで、ネットアップの開発チームはワークフローの加速を図りつつ、将来の需要に応じた規模の拡張にも対応できる、より効率的かつ素早く柔軟な運用が可能になります。
「ネットアップのソリューションは、企業の成功を促進するシンプルで拡張性の高い強力なツールとなっていますが、Red Hat OpenShift Virtualizationによって私たちは革新と顧客への価値提供の速度を上げることが可能になります」とネットアップの最高商務責任者(CCO)のダラス・オルソンは述べています。「レッドハットとは長年のパートナー関係にあり、同社のプラットフォームが共通のお客様にもたらす成果を私たちは直接目の当たりにしてきました。当社の業務においても、将来に備えた基盤としてこれを活用できるものと期待しています」
レッドハットは、ネットアップの技術を活用してグローバルなIT・開発業務を支えるインテリジェントなデータインフラストラクチャを構築しており、これによりソフトウエアをより迅速に提供し、業務効率の向上を実現させています。レッドハットのITチームはNetApp ONTAP®を活用することで、Red Hat OpenShiftのワークロード向けのストレージをより迅速にプロビジョニングし、ビルトインセキュリティ・リカバリ機能で重要なデータを保護し、オンプレミスとクラウド環境をまたぐワークロードをより簡単に管理できるようになっています。
「大規模なアプリケーションの効果的な開発、近代化、展開のためには、安全性が高く、強力で効率的なストレージを備えたクラウドネイティブなインフラ基盤が必要になります」とレッドハットのハイブリッド・クラウド・プラットフォーム事業部バイスプレジデント兼ゼネラルマネージャーのマイク・バレットは話しています。「Red Hat OpenShift Virtualizationの力にネットアップの技術を合わせることで、当社はデータ保護の高い基準を維持しながら、俊敏性とハイブリッドクラウドの柔軟性を実現するために必要なエンタープライズ・グレードのデータ管理機能を備えた、一貫性のあるハイブリッドクラウド基盤を提供できるようになります。ネットアップとの協業は、テクノロジーをけん引する企業がどのようにしてお互いの価値とお客様の成功を推進できるかを示すモデルとなります」
Red Hat OpenShiftとネットアップの連携で顧客を成功に導く
長年にわたる協力関係を土台に、ネットアップとレッドハットは力を合わせ、顧客がオンプレミスおよびハイブリッドクラウド環境全体でワークロードを近代化できるよう支援する、拡張性のあるセキュアなソリューションの提供に取り組んでいます。
ハイブリッドクラウドの柔軟性の拡大:ハイブリッドクラウドの柔軟性をさらに高めるために、ネットアップとレッドハットはRed Hat OpenShift VirtualizationをAmazon FSx for NetApp ONTAPおよびRed Hat OpenShift Service on AWS(ROSA)、ならびにGoogle Cloud上で利用可能なOpenShift DedicatedのGoogle Cloud NetApp Volumesと組み合わせた、強力な新ソリューションを導入しました。すでに統合しているFSx for NetApp ONTAPとROSA、ならびにGoogle Cloud NetApp VolumesとGoogle Cloud上のOpenShift Dedicated(これらはすでにエンタープライズ・グレードのストレージを備えたコンテナ化ワークロードの運用で顧客を支援している)を土台に、今回新たに提供するサービスはこれらの機能をVM(仮想マシン)にも拡張するもので、これにより組織はよりシンプルな運用、シームレスな拡張性、インテリジェントなデータインフラによって、VMとコンテナの両方をクラウド上で実行できるようになります。これらのサービスは、主要なパブリッククラウドすべてを対象により一貫性のあるエンタープライズ・グレードの仮想化・ストレージ機能を顧客に提供するもので、企業のあらゆる事業要件に応じてワークロードを実行する手助けをします。 VMモビリティの向上:仮想化の環境を再評価したうえで、NetApp Shift Toolkitを活用して顧客の仮想マシン(VM)の移行の時間、コスト、複雑さを削減することができます。ネットアップは最近NetApp Shift Toolkitを拡張し、Red Hat OpenShift Virtualizationを含め、より幅広いハイパーバイザーのエコシステムをサポートしています。ネットアップのクローン技術を活用してデータをコピーせずにVMを迅速に変換できるShift Toolkitは、パフォーマンスを落とすことなくプロジェクトの所要時間を大幅に短縮します。これまで数時間から数日を要していた変換の時間はShift Toolkitによって数分に短縮され、サードパーティ製のツールへの依存を減らすことができます。 仮想化機能の拡充:Red Hat OpenShift Virtualization向けに進化したNetApp TridentとTrident Protectの統合の発表に続き、ネットアップとレッドハットは拡張性の高いコスト効率に優れたソリューションを求める共通の顧客と協力して、VMベースのワークロードのRed Hat OpenShift Virtualizationへの再プラットフォーム化を進めています。「NetApp ONTAPとRed Hat OpenShiftを統合したことで、当社は従来の仮想化プラットフォームからRed Hat OpenShiftおよびRed Hat OpenShift Virtualizationへの移行を迅速に進めることができました」とアドベント・ワンの最高技術責任者(CTO)のテイラー・ホロウェイは話しています。「ネットアップのオールフラッシュインフラを採用し、同社のTridentとTrident Protectを活用することで、当社はエンタープライズ・グレードのデータ保護を獲得し、リカバリーやフェイルオーバーの時間を劇的に短縮することができました。これは単なる移行ではなく、当社のマネージドサービスプラットフォームをより機敏で、回復力が高く、コスト効率の良いものにする近代化の取り組みでした。このプロジェクトのお陰で、当社はインフラとライセンスのコストを大幅に削減することができました」
ネットアップとレッドハットは10月14日〜16日にラスベガスで開催される「NetApp INSIGHT 2025」に参加予定で、共同セッションとデモを行い、両社の協業がさまざまな業界をまたいでいかに変革を推進するかを紹介します。キーノートセッションの内容はこちらからご確認ください:https://www.netapp.com/insight/
追加資料
ネットアップ、レッドハットと連携し、仮想環境の柔軟性向上へ Red Hat OpenShift on NetAppネットアップについて
ネットアップは30年以上にわたり、エンタープライズ・ストレージの台頭からデータやAIの活用によるインテリジェントな時代へと、世界中の大手組織がこうした変化を乗り切る支援をしてきました。今日、当社はインテリジェント・データ・インフラストラクチャー企業として、データをイノベーション、レジリエンス、成長の促進要因へと変えられるよう顧客をサポートしています。
ネットアップのデータ・プラットフォームは、そのインフラの中核を成す存在であり、あらゆるクラウド、ワークロード、環境においてデータの接続・保護・活用を可能にする、エンタープライズ・グレードの統合型インテリジェント・プラットフォームです。実績のある当社の主力データ管理ソフトウエア兼OSである「NetApp ONTAP」上に構築され、AIデータ・エンジンおよびAFXを通じたオートメーションによって強化されており、大規模なオブザーバビリティー、レジリエンス、そしてインテリジェンスを提供します。
設計面で細分化されたネットアップのデータ・プラットフォームは、ストレージ、サービス、管理を分離することで、企業による、より迅速な近代化、効率的な拡張、ロック・インに囚われないイノベーションの実現を支援します。唯一、世界最大のクラウドにネイティブに組み込まれたエンタープライズ・ストレージ・プラットフォームとして、組織は、一貫したパフォーマンス、ガバナンス、そして保護を確保しながら、あらゆるワークロードをどこでも自由に実行することができます。
ネットアップでデータを常に脅威から守り、AIを活用し、新たなる技術革新を推進する体制を整えることができます。これこそが、世界中の先進的な企業が当社を信頼し、インテリジェンスを強みに変えている理由です。
詳細はwww.netapp.comをご覧いただくか、X、LinkedIn、Facebook、Instagramで同社をフォローしてください。
NETAPP、ネットアップのロゴ、および www.netapp.com/TM は、NetApp, Inc.の商標です。その他の会社名および製品名は、それぞれの所有者の商標である場合があります。
レッドハットについて
レッドハットは、オープンハイブリッドクラウド技術の分野をけん引し、変革を起こすITイノベーションとAIの応用を見据えた信頼性の高い一貫性のある包括的な基盤を提供しています。同社のクラウド、開発者、AI、Linux、自動化、アプリケーションプラットフォームの技術ポートフォリオは、データセンターからエッジ環境に至るまで、あらゆる場所であらゆるアプリケーションを実行できるようにします。企業向けオープンソースソフトウエアソリューションの提供で世界をリードする存在であるレッドハットは、将来のITの課題を解決するために、オープンなエコシステムとコミュニティに投資をしています。同社はパートナーや顧客との協業を通じて、コンサルティングサービスや受賞歴のあるトレーニング・認定プログラムのサポートを背景に、それぞれのIT環境の構築、接続、自動化、セキュリティ確保、管理を支援しています。
レッドハットの将来の見通しに関する記述
本プレスリリースに記載されている内容は、過去の情報や議論を除き、1995年米国私募証券訴訟改革法の意味の範囲内における将来の見通しに関する記述が含まれている場合があります。将来の見通しに関する記述は、将来の事業および財務の業績に関する同社の現時点での想定に基づくものです。これらの記述には、実際の結果が大きく異なる原因となり得るリスク、不確実性、その他要因が数多く含まれています。本プレスリリースに含まれる将来の見通しに関する記述はいずれも、作成された日付時点だけのことを述べたものです。法律によって求められる場合を除き、同社は将来の見通しに関する記述を更新または修正する義務を一切負いません。
Red Hat、レッドハットのロゴ、およびOpenShiftは、米国およびその他の国におけるRed Hat, Inc.またはその子会社の商標または登録商標です。
本記者発表文の公式バージョンはオリジナル言語版です。翻訳言語版は、読者の便宜を図る目的で提供されたものであり、法的効力を持ちません。翻訳言語版を資料としてご利用になる際には、法的効力を有する唯一のバージョンであるオリジナル言語版と照らし合わせて頂くようお願い致します。
businesswire.comでソースバージョンを見る:https://www.businesswire.com/news/home/20251014195842/ja/
連絡先
NetApp Media Contact:
Kenya Hayes
NetApp
kenya.hayes@netapp.com
Investor Contact:
Kris Newton
NetApp
kris.newton@netapp.com
Red Hat Media Contact:
Jessie Beach
Red Hat
jbeach@redhat.com
記事提供:ビジネスワイヤ
とれまがニュースは、時事通信社、カブ知恵、Digital PR Platform、BUSINESS WIRE、エコノミックニュース、News2u、@Press、ABNNewswire、済龍、DreamNews、NEWS ON、PR TIMES、LEAFHIDEから情報提供を受けています。当サイトに掲載されている情報は必ずしも完全なものではなく、正確性・安全性を保証するものではありません。当社は、当サイトにて配信される情報を用いて行う判断の一切について責任を負うものではありません。
Copyright (C) 2006-2025 sitescope co.,ltd. All Rights Reserved.