歴史の常識をひっくり返す1冊!「天下分け目の戦いは、関が原ではなく大坂だった」――笠谷和比古さんの新刊『論争 大坂の陣』が10月22日に発売!
株式会社新潮社

関ヶ原の2倍の兵数30万人が激突した「真の最終決戦」の真相を、近世史の第一人者が徹底検証する。
西軍敗退後も豊臣秀頼は従来思われていた以上に強大な勢力を有していた――関ヶ原合戦から大阪の陣にいたる15年間を新たな視点で検証した『論争 大坂の陣』(新潮選書)が、本日10月22日(水)に新潮社から発売されました。
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「西軍敗戦で豊臣家は一大名に転落したのか?」「征夷大将軍は唯一の天下人だったのか?」「家康は本当に豊臣滅亡を虎視眈々と狙っていたのか?」「方広寺鐘銘問題は言いがかりなのか?」「大坂方は騙されて内堀まで埋めさせられたのか?」……近世史の第一人者が16の論点から「戦国最後にして最大の激戦」の真相を明らかにします。
【目次】
第一章 関ヶ原合戦後の政治世界
第二章 徳川家康の将軍任官
第三章 関ヶ原合戦後における豊臣家と大坂の栄華
第四章 徳川秀忠の将軍就任
第五章 慶長一一年、江戸城築造と豊臣家
第六章 慶長年間の二重公儀体制
第七章 宥和から敵対へ、開戦危機
第八章 二条城会見と三ヶ条誓詞
第九章 大坂冬の陣
第十章 大坂夏の陣
「大坂の陣と豊臣滅亡の悲劇の多面性を改めて論争風に示してくれた労作として、本書は多くの読者に迎えられるだろう。」――山内昌之 (東京大学名誉教授・武蔵野大学客員教授)
本書は、関ヶ原合戦が生み出した政治的矛盾の個々の要因を分析・検討するとともに、大坂の陣をめぐって提示されている近年の諸見解を取り上げて吟味しつつ、大坂の陣の意義をめぐる新たな見解を示していく。(「まえがき」より)
「関ケ原」ではなく「大坂の陣」で家康はようやく天下を取った!
「西軍敗戦で豊臣家は一大名に転落」「征夷大将軍は唯一の天下人」「家康は豊臣滅亡を虎視眈々と狙っていた」「方広寺鐘銘問題は言いがかり」「大坂方は騙されて内堀まで埋めさせられた」。諸説せめぎあう中、「二重公儀制」論を掲げる近世史の第一人者が関ヶ原から「戦国最後にして最大の激戦」に至るまでの真相を明らかにします。
1949年神戸生まれ。京都大学文学部卒業。同大学院博士課程修了。博士(文学)。国際日本文化研究センター名誉教授。専門は歴史学、武家社会論。著書に『主君「押込」の構造』、『関ヶ原合戦』、『徳川吉宗』、『江戸御留守居役』、『武士道と日本型能力主義』、『関ヶ原合戦と大坂の陣』、『武士道 侍社会の文化と倫理』、『豊臣大坂城』(黒田慶一氏と共著)『徳川家康』、『論争 関ヶ原合戦』、『近世の朝廷と武家政権』など多数。
【タイトル】『論争 大坂の陣』
【著者名】笠谷和比古
【発売日】2025年10月22日(水)
【定価】1,650円(税込)
【ISBNコード】978-4-10-603937-9
【URL】
https://www.shinchosha.co.jp/book/603937/プレスリリース提供:PR TIMES
記事提供:PRTimes