第21回 ダスキン 大掃除に関する意識・実態調査
ダスキン

株式会社ダスキン(本社:大阪府吹田市、社長:大久保裕行)は、全国の20歳以上の男女計4,160人を対象に、2024年末の大掃除の実態をインターネット調査しました。この調査は2005年(2004年末の大掃除が対象)から開始し、今回で21回目を迎えました。
▶大掃除実施率の推移と世帯別実施率
・2024年末の大掃除実施率は51.1%。2008年末以降、緩やかに減少して過去最低の実施率に
・子育て世帯※1・共働き世帯の実施率が高い結果に。一方でシニア世帯※2は実施率が半数を
下回る結果に
・実施しなかった理由は「普段こまめに掃除をしている」「時間がなかった」が最も高い
▶大掃除を実施した家族の参加について
・大掃除を実施した家庭では夫婦が主体的に参加。子どもは年齢が上がると共に参加率が減少
・配偶者間での満足感は例年通りギャップがある
・大掃除を実施した主な場所はキッチンやレンジフード、窓・網戸など普段掃除しにくい場所が
上位に
▶単身世帯の大掃除実態について
・既婚/子育て/共働き/専業主婦世帯と比較して、単身世帯は大掃除の実施率は低め
・大掃除の時に追加で掃除する場所も少なめであり、日常清掃の延長として実施している傾向
▶お掃除のプロへの実施依頼の実態について
・年末の大掃除のプロへの依頼率は10.1%。2022年と比較すると微増傾向にある
・プロへの依頼場所はエアコンが最多の7.5%。満足度は83%で高い数値に
・プロへの実施依頼意向はエアコンが59.8%と高いが実際に依頼するまでは踏み出せない様子が
うかがえる
【調 査 概 要】
■調査目的 : 2024年末の大掃除についての意識・実態把握
■調査対象 : 20歳以上の男女
■調査地域 : 全国(エリア区分:北海道・東北・関東・中部・近畿・中国・四国・九州)
■調査方法 : インターネットリサーチ
■調査時期 : 2025年1月31日(金)~2月1日(土)
■サンプル数 : 4,160サンプル ※全データに対してn数30未満のものは参考値として記載
・2024年末の大掃除実施率は51.1%。2008年末以降、緩やかに減少して過去最低の実施率に
2024年末の大掃除実施率は51.1%で前年(2023年末:52.6%)より微減となりました。2008年末の実施率71.7%以降、実施率の緩やかな減少が続き、弊社が調査を開始した2005年以降、この20年間では、過去最低となりました。
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・子育て世帯・共働き世帯の実施率が高い結果に。一方でシニア世帯は実施率が半数を下回る結果に
世帯別の結果は、子育て世帯が実施率59.9%と世帯別でトップになり、ついで共働き世帯が2位となりました。一方でシニア世帯は43.2%と低い結果に。この結果から、普段あまり掃除の時間が取れない子育て世帯や共働き世帯が、普段できない場所の掃除を大掃除の時に実施していることが推測されます。
[画像2:
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・実施しなかった理由は「普段こまめに掃除をしている」「時間がなかった」が最も高い
大掃除をしなかった理由で1番多かったのは「普段こまめに掃除をしている」で、これはすべての世帯において上位を占めました。2番目に多かった「時間がなかった」は子育て世帯、共働き世帯、単身世帯が多く、掃除に対する時間の優先度が低い傾向となっています。また、「大掃除する習慣がない」も13.2%になり、実施率の微減傾向にある現状を踏まえ、今後、年末に行う大掃除の習慣がさらに低下していく可能性が考えられます。
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・大掃除を実施した家庭では夫婦が主体的に参加。子どもは年齢が上がると共に参加率が減少
大掃除の家族の参加率では、夫婦が主体的となって実施しており、妻の参加率は85%と高いが、夫の参加率は65%と少なく乖離が見られるようです。一方、幼児以外の子どもの参加率は小学生が43.9%と一番高く、年齢が上がるにつれ、参加率が下がっていく傾向となります。高校生では20.8%と小学生の半分以下となり、子どもが自立した活動ができる年齢層になるほど、大掃除に参加しない傾向が見られます。
[画像4:
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・配偶者間での満足感は例年通りギャップがある
例年、妻の満足度が夫の満足度より低い結果がでていますが、2024年末も同じ傾向が続いています。夫は妻に対して91.1%が満足しているのに対し、妻は夫に対して74.6%程度に留まっています。
満足した理由は、「きちんと汚れが落ちていたので」が42%でトップ。2位に「積極的に取り組んでくれた」が33.9%となり、大掃除に対して積極的に関わる姿勢に満足されているようです。夫婦間で満足度の乖離はあるものの、妻の満足度は2022年末が68.8%、2023年末には72.7%、今回が74.6%とここ数年微増を続けており、夫への満足度が徐々に高まっている傾向が見て取れます。また、不満の理由は「大掃除に積極的ではなかった/手伝ってくれなかった」がダントツの1位でした。
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[画像7:
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・大掃除を実施した主な場所はキッチンやレンジフード、窓・網戸など普段掃除しにくい場所が上位に
大掃除を実施した主な場所はキッチン、浴室、トイレ、リビング・ダイニング、洗面所が、実施率60%を越え上位となりました。また、レンジフード・換気扇、窓・網戸など普段掃除をしにくいところも大掃除時に半数以上が実施。特に窓・網戸は33.2%が大掃除の時以外は行わないと回答し、掃除に時間がかかる場所、高所など、掃除が難しい場所は大掃除の時にまとめて実施する傾向が見られました。
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[画像9:
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・既婚/子育て/共働き/専業主婦世帯と比較して、単身世帯は大掃除の実施率は低め
単身世帯の掃除の実態としては全ての場所において掃除頻度は低めとなりました。掃除実施率については、男性が、「妻が専業主婦世帯」と同程度の47.2%、女性が「シニア世帯」と同程度の44.3%で、低めの結果となりました。
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・大掃除の時に追加で掃除する場所も少なめであり、日常清掃の延長として実施している傾向[HK1]
単身世帯では窓やレンジフード、照明器具の実施率が全体よりも低い結果となりました。大掃除の時に掃除する場所を追加する傾向は少なく、普段の掃除の延長として実施している傾向がうかがえます。単身世帯は、家族や同居者の影響や意見が少ないことから自身が納得できる掃除頻度で行っていることがうかがえます。
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・年末の大掃除のプロへの依頼率は10.1%。2022年と比較すると微増傾向にある
年末の大掃除のプロへの依頼率は10.1%となり、2022年比べて1.5ポイント増加しています。年代別では男女ともに20代が一番高く、15.6%が依頼し、男性では30代でも15%以上が依頼している結果となりました。世帯別で見ると子育て世帯が14%と一番高く、実施率が一番低かったのは専業主婦世帯の9.3%となりました。20代~40代や子育て世帯など若年層の実施率が総じて高くなっております。
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・プロへの依頼場所はエアコンが最多の7.5%。満足度は83%で高い数値に
依頼場所でのトップはエアコンの7.5%。2023年の6.7%から微増しており、エアコンを掃除する習慣が高まって来ていると推測できます。その他ではレンジフードやキッチン、浴室など水回りを中心に玄関や窓など、普段掃除がしにくいところをプロに依頼されているようです。満足度はエアコンの83%が高い満足度となりました。全体の満足度でも平均77.7%と高い数値となっております。
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[画像14:
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・プロへの実施依頼意向はエアコンが59.8%と高いが実際に依頼するまでは踏み出せない様子がうかがえる
エアコンでは全体の59.8%がプロへの依頼意向があり、特に若年の女性の比率が高くなりました。実施率の7.5%と比較すると、プロに依頼したいがなかなか依頼まで踏み出せない様子がうかがえます。
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プレスリリース提供:PR TIMES





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