紙屋町・八丁堀からこれからの広島を描く基町相生通地区第一種市街地再開発事業 高層棟の名称が決定KAMIHACHI X(カミハチクロス)
独立行政法人都市再生機構、株式会社朝日新聞社、株式会社朝日ビルディング、中国電力ネットワーク株式会社、株式会社竹中工務店

この度、基町相生通地区第一種市街地再開発事業(以下「本事業」)において、2027年度竣工予定の高層棟の名称を「KAMIHACHI X(カミハチクロス)」に決定したことをお知らせいたします(商標登録出願中)。
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外観全体
■「KAMIHACHI X」とロゴデザインに込めた想い
【歴史と現代の交差点としての意志】
本事業の敷地は、かつて広島城内外をつなぐ「立町御門(たてまちごもん)」があった場所です。また、ここは広島の人々にとってまちの発展とにぎわい創出に寄与してきた場所でもあります。
この場所を、紙屋町・八丁堀(カミハチ)地区内外のヒト・モノ・コトが交わる(クロスする)場所にしたい。これからの新しい広島のまちづくりを地域の皆様とともに考え、発信していく場所にしたい。そのような想いを込め、“KAMIHACHI X(カミハチクロス)”と命名しました。
【「クロス」の意味を視覚化したロゴデザイン】
ロゴデザインは、「クロス」の意味を視覚的に表現しています。配色には、広島の原風景を想起させる水・緑を意識したオープンスペースのコンセプトを取り入れました。歴史と現代が交差(クロス)する場所として、豊かな広島の未来がはじまる「カミハチクロス」を象徴しています。
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高層棟名称
■歴史、文化、人の想いが交差(クロス)してきた紙屋町・八丁堀
【町民のまちと武士のまちをつなぐ立町御門】
安土桃山時代、毛利輝元がこの三角州に広島城を築城し、それと一体に城下町を整備しました。現在の相生通り北側には広島城を中心とした武士のまちが、南側には西国街道を中心とした城下町(町民のまち)のにぎわいが広がっていました。本事業の敷地は、広島城大手郭(おおてくるわ)の一角にあり、かつて城内への入口のひとつであった「立町御門」のたもとに位置します。
その成り立ちは現在の街並みにも引き継がれ、外堀を埋めてつくられた相生通り北側は官公庁街・文化ゾーンとして整備され、南側は商店街を中心とした商業ゾーンとして発展してきました。官民一体となって推進する本事業は、この2つのゾーンをつなぐ役割を担っています。
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事業地の歴史
【まちの発展とにぎわい創出に寄与してきた場所】
本事業の敷地には、広島朝日ビル、中広島変電所、市営基町駐車場がありました。
1958年に竣工した広島朝日ビル(2011年解体)は、オフィスや店舗、映画館を備え、屋上ではビアガーデンの営業も行う複合ビルでした。約800席を擁する映画館は、当時としては珍しく、年間10万人もの来場があり、戦後の広島を活気づけた場所のひとつでした。1965年に完成した中広島変電所(2028年解体予定)は広島市中心部の主要なインフラとして人々の生活、経済発展に貢献し、現在も稼働しています。1970年に開設した市営基町駐車場(2024年解体)は人々が広島市中心部に集うための受け皿として、まちの発展やにぎわいに寄与してきました。
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1979年当時の広島朝日ビル(1958年竣工)
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1965年当時の中広島変電所(1965年完成)
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開設当初の市営基町駐車場(1970年開設)
歴史と人の想いが詰まったこの場所を、これからの新しい広島のまちづくりを地域の皆様とともに考え、発信していく場所にしたい。“KAMIHACHI X(カミハチクロス)”には、そのような想いを込めています。
■本事業の特徴について
本事業は、広島駅と紙屋町・八丁堀地区を結ぶ相生通り沿いで行う第一種市街地再開発事業であり、同地区の活性化を目指す官民連携のリーディングプロジェクトです。都市間競争力を高める高規格オフィスや、国際会議等のMICE需要のほか多様なニーズに応えるラグジュアリーホテルを整備するとともに、広島商工会議所の移転に合わせて産業支援機能を集積することを目指しています。
また、官民連携による公共空間のにぎわいと交流機会の創出のため、相生通りに開かれた、来訪者や市民が気軽に憩えるオープンスペースを整備します。官公庁街・文化ゾーンと商業ゾーンをつなぐこの場所が新しいにぎわいと交流の基点となり、新時代の広島を牽引するシナジーが生まれる場所となることを企図します。
【地域と共に歩む再開発事業】
本事業の特徴のひとつであるオープンスペースには、 1階「かみはちひろば」、6階「かみはちこうえん」という名称を付けました。どちらも各種イベントの開催が可能で、相生通り全体ににぎわいを与えられるスペースとして、地域の方々に親しんでいただき、広く活用いただける場所となることを目指します。
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1階オープンスペース「かみはちひろば」
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6階オープンスペース「かみはちこうえん」
また、これらの取り組みを地域のエリアマネジメント団体である「カミハチキテル」と連携して推進することで、紙屋町・八丁堀地区全体の発展に寄与していきます。
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<2020年>社会実験「カミハチキテル1」
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<2024年>仮囲い活用アートプロジェクト「かみはちスケッチ」
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カミハチキテルの取り組みの詳細は上記のHPをご覧ください。
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<2025年>仮囲い活用プロジェクト(NEW!) 近日リニューアル予定
■ラグジュアリー・ライフスタイルホテルについて
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アンダーズロゴ
これからの新しい広島を発信する場所である“KAMIHACHI X(カミハチクロス)”に多様な人々が国境を越えてあつまり、地域ならではの文化や人との交流を楽しんでいただくために、ホテルのブランドと運営事業者を米系大手ホテルチェーンのハイアットに決定いたしました。「アンダーズ」はハイアットがグローバルで展開するブランドであり、本事業が理想として思い描く世界観と合致するもので、広島を刺激してくれると考えています。
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「アンダーズ 広島」外観イメージ(ホテル部分は21~31階)
「アンダーズ」はハイアットが手掛けるライフスタイルホテルです。「アンダーズ」という名前には、ヒンディー語で「パーソナルスタイル」という意味が込められています。それぞれのホテルは地域に根差し、その土地の文化を随所に取り入れたホテル体験を提供しています。パーソナルで細やかなサービスは、お客様を勇気づけ、お客様を取り巻く世界を豊かにし、ご滞在を通してお客様に活力と充足感をもたらします。
「アンダーズ 広島」は、KAMIHACHI Xの最上部21~31階に、全235の客室とスイート、レストラン、ルーフトップバー、宴会場、屋内プールを含むフィットネスセンターなどを完備。ハイアットのラグジュアリー・ライフスタイルホテルとして、ヒト・モノ・コトが交わるKAMIHACHI Xで、そこに息づく文化や伝統を上質なインテリアやサービスに反映し、そこでしか得られないパーソナルな体験をお客様にお届けします。
また、「アンダーズ 広島」は、株式会社竹中工務店の関連会社とハイアット ホテルズ コーポレーションの関連会社が締結した契約に基づき、ハイアットが運営します。
同ホテルの設計・施工は株式会社竹中工務店、インテリア設計は株式会社竹中工務店、監修は株式会社NAO Taniyama & Associatesが行っています。
■ハイアット ホテルズ コーポレーションについて
ハイアット ホテルズ コーポレーション(本社:米国イリノイ州シカゴ)は、私たちの存在意義を「人をケアすると、人は最高の状態になれる (We care for people so they can be their best.)」と定める世界有数のホスピタリティー企業です。2025年6月30日現在、世界6大陸の80カ国で1,450軒以上のホテルやオールインクルーシブ施設を展開しています。
ハイアットが展開するブランドには、ラグジュアリー・ポートフォリオとして「Park Hyatt(R)」「Alila(R)」「Miraval(R)」「Impression by Secrets」「The Unbound Collection by Hyatt(R)」、ライフスタイル・ポートフォリオとして「Andaz(R)」「Thompson Hotels(R)」「The Standard(R)」「Dream(R) Hotels」「The StandardX」「Breathless Resorts & Spas(R)」「JdV by Hyatt(R)」「Bunkhouse(R) Hotels」「Me and All hotels」、インクルーシブ・ポートフォリオとして「Zoetry(R) Wellness & Spa Resorts」「Hyatt Ziva(R)」「Hyatt Zilara(R)」「Secrets(R) Resorts & Spas」「Dreams(R) Resorts & Spas」「Hyatt Vivid Hotels & Resorts」「Sunscape(R) Resorts & Spas」「Alua Hotels & Resorts(R)」「Bahia Principe Hotels & Resorts」、クラシック・ポートフォリオとして「Grand Hyatt(R)」「Hyatt Regency(R)」「Destination by Hyatt(R)」「Hyatt Centric(R)」「Hyatt Vacation Club(R)」「Hyatt(R)」、
エッセンシャル・ポートフォリオとして「Caption by Hyatt(R)」「Unscripted by Hyatt」「Hyatt Place(R)」「Hyatt House(R)」「Hyatt Studios」「Hyatt Select」「UrCove」があります。また関連会社では、ロイヤルティプログラム「World of Hyatt(R)」のほか「ALG Vacations(R)」「Mr & Mrs Smith」「Unlimited Vacation Club(R)」「Amstar(R) DMC」「Trisept Solutions(R)」を運営しています。詳しくは
https://www.hyatt.com/loyalty/ja-JP をご覧ください。
※ 本資料中の「ハイアット」とは、ハイアット ホテルズ コーポレーションおよび(または)その関連会社を指す用語として使用されています。
■その他の施設構成
【3~6F 地域総合経済団体「広島商工会議所」】
低層部には広島商工会議所が入居し、経営相談や提言活動などを通じて地域経済の発展を促進します。
最大収容人数200名を超える大会議室をはじめ計4つの貸会議室を備え、セミナーや展示会、講演会、交流会など多様なニーズにお応えします。
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商工会議所
【7~19F 広島市内最大級の高規格オフィス】
オフィスフロアは1フロア約530坪、総貸室面積約6,700坪を誇ります。高いスペース効率と円滑なコミュニケーションを実現する無柱空間、CO2排出量やエネルギー消費量は最新の高効率設備を採用することで高い目標をクリアします。また、耐震性能、非常用の電源や給排水についても対応しており、災害時でも万全の対策をとります。
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オフィス
【14F 多様な働き方を叶えるコワーキングラウンジ】
14階オフィスフロアの一角にコワーキングラウンジと貸会議室を設置。異なるバックグラウンドを持つ人々が同じ空間で働くことで、ワーキングスタイルの選択肢が広がるとともに、社内とは異なるワークスペースとして、セミナーや商談の場として、ワーカー同士のコラボスペースとして利用することが可能です。
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コワーキングラウンジ
【1~2F 日常を彩る商業店舗】
1~2階には計3区画の飲食店、食物販店舗を誘致予定。日常的な利用から特別なシーンまで幅広く対応します。カミハチエリアに更なるにぎわいを生み出し、来街者や地域の皆様の日常をより豊かに彩る空間を提供いたします。
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商業店舗
■本事業の情報発信について
本事業ではホームページ及び本日よりInstagramを開設して、最新の情報を発信して参ります。事業の進捗情報や地域との連携事例などを紹介していきます。是非ご覧ください。
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二次元コード
■本事業の概要について
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事業概要・事業経緯・事業スケジュール
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