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結核や顧みられない熱帯病(NTDs)の診断薬やワクチン開発に約17億円を投資

GHIT Fund

結核や顧みられない熱帯病(NTDs)の診断薬やワクチン

富士フイルム、長崎大学、栄研化学などへ助成


[画像: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/120361/27/120361-27-3c28d6b43939e57bf9d21ab4011a1431-2048x1152.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]


公益社団法人グローバルヘルス技術振興基金(以下、GHIT Fund)は、結核、顧みられない熱帯病(NTDs)、マラリアに対する診断薬およびワクチンの製品開発4件に、合計約17億円の投資を決定しました*1。

結核の迅速診断技術の実用化に向け、3.9億円を投資
結核は世界で毎年1,000万人以上が罹患し、120万人以上が命を落とす深刻な感染症です*2。特に医療資源の乏しい地域では、毎年300万人以上が結核の診断を受けることができず、取り残されています*3。その背景には、喀痰の採取が困難な重症患者や小児などがいること、初期診療の現場で使える適切な検査の不足していることが挙げられます。この課題を解決するためにGHIT Fundは、国際的なパートナーシップで結核の診断薬を開発するプロジェクトに対して、新たに3.9億円の投資を決定しました。本プロジェクトには、スイスに拠点を構えるUNOPS*4(国連プロジェクトサービス機関)主催であるストップ結核パートナーシップ、富士フイルム株式会社、リバプール大学熱帯医学校、さらにカメルーン、ナイジェリア、ドイツの研究機関が参画しています。今回の投資はGHIT Fundが2016年から2023年までに合計約6億円を投資したプロジェクトの継続であり、尿を用いた結核診断用高感度迅速診断キットの実用化を目指すものです。

本プロジェクトでは、富士フイルムが開発中の尿中LAM抗原を検出する「FUJIFILM SILVAMP TB LAM II」および尿濃縮装置(UCD)の性能を評価し、喀痰を必要としない革新的な診断法の実現可能性を検証します。本技術は、HIVの感染に関わらず、重症患者や小児を含む幅広い患者層での診断精度向上が期待され、診断格差の是正や感染拡大の抑制といったグローバルヘルス課題に対し貢献することが期待されます。

リーシュマニア症ワクチンの臨床開発に6.8億円の投資
リーシュマニア症は、サシチョウバエを媒介として広がる寄生虫疾患で、世界保健機関(WHO)が指定する顧みられない熱帯病(NTDs)の一つです*5。GHIT Fundは、米国オハイオ州立大学および長崎大学が共同で進めるワクチンの臨床開発に6.8億円を投資します。本プロジェクトでは、流行地域であるブラジルとケニアにおいて健康な成人を対象に、開発中のワクチンの安全性および免疫原性を評価します。さらに、2025年7月25日には米国食品医薬品局(FDA)により第I相臨床試験を開始するための申請であるInvestigational New Drug Application (IND)が承認されており、この進展はリーシュマニア症克服に向けた大きな一歩であり、今後の製品開発や早期実用化を加速させることが期待されます。

その他に、以下の2つの研究開発プロジェクトに合計約6.6億円の投資を決定しました。
(1) NTDsを対象とした医薬品、診断薬を開発する非営利団体である米国のDrugs & Diagnostics for Tropical Diseases (DDTD)、株式会社医学生物学研究所などのパートナーによる糞線虫症の新しい迅速診断検査の製品開発プロジェクト
(2) 愛媛大学、長崎大学熱帯医学研究所、マレーシアサバ大学によるマラリア診断薬の標的研究プロジェクト

各プロジェクトの概要や開発段階など、詳しくは別紙1をご覧ください。
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今回助成する4つのプロジェクトには計11か国におよぶパートナーが参画しています。GHIT Fundは累積で190機関を超える研究開発パートナーと協業し、そのうち海外の機関は130を超え、日本と海外の製薬企業や大学、研究機関をつなぐ橋渡しの役割を担っています。

2025年9月30日時点で、42件のプロジェクトに投資しており、内訳として、17件の標的・探索研究、14件の非臨床試験11件の臨床試験*6となります。GHIT Fundのこれまでの累積投資金額は約410億円となります(別紙2)。
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注記
1これらの案件は、2023年6月~2025年7月にかけて実施した公募RFP2023-002、RFP2024-001、RFP2025-001(標的研究プログラム、製品開発プログラム)の中から選定され、承認されたものです。
2 WHO(世界保健機関)https://www.who.int/news-room/fact-sheets/detail/tuberculosis 参照
3 Stop TB Partnership https://www.stoptb.org/missing-tb-millions 参照
4 UNOPS:United Nations Office for Project Servicesの略
5 WHO(世界保健機関)https://www.who.int/news-room/fact-sheets/detail/leishmaniasis 参照
6 薬事申請の段階にある案件を含みます。診断薬開発において、途上国における 患者サンプルを使用した臨床的妥当性の評価を行う段階に入った案件については、表現の便宜上、臨床試験として扱う。

【グローバルヘルス技術振興基金(GHIT Fund)について】
公益社団法人グローバルヘルス技術振興基金(GHIT Fund)は、日本政府(外務省、厚生労働省)、製薬企業などの民間企業、ゲイツ財団、ウェルカム、国連開発計画が参画する国際的な官民パートナーシップです。世界の最貧困層の健康を脅かすマラリア、結核、顧みられない熱帯病(NTDs)などの感染症と闘うための新薬開発への投資を行っています。治療薬、ワクチン、診断薬を開発するために、GHIT Fundは日本の製薬企業、大学、研究機関の製品開発への参画と、海外の機関との連携を促進しています。詳しくは、https://www.ghitfund.org/jpをご覧ください。

プレスリリース提供:PR TIMES

結核や顧みられない熱帯病(NTDs)の診断薬やワクチン

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