人事の課題「新入社員の早期離職」(28.8%)ライトワークス調査、原因は「成長実感の欠如」か 新入社員の約4割が「研修の効果を実感できない」。
株式会社ライトワークス

エンゲージメント向上は初期教育が鍵
クラウド型学習管理システム(LMS)市場で売上シェアNo.1*の「CAREERSHIP」および、eラーニング教材、人材育成コンサルティング等を提供する株式会社ライトワークス(本社:東京都千代田区、代表取締役:江口夏郎、以下ライトワークス)は、2026年度の新入社員研修の企画が本格化する中、新入社員研修に関する最新調査結果を発表しました。
企業の持続的成長のため「人的資本経営」が重視される中、多くの企業で「新入社員の早期離職」が深刻な経営課題となっています。株式会社ライトワークスが実施した最新調査では、人事担当者の28.8%が「新入社員の早期退職が多い」ことを課題として挙げています。
その背景として、新入社員の約4割が「研修の効果を実感できない」と感じている実態が明らかになりました。この初期段階での「成長実感の欠如」や「会社への不信感」が、エンゲージメント低下を招き、早期離職の引き金となっている可能性が考えられます。
※出典:ITR「ITR Market View:人材管理市場2025」LMS市場:ベンダー別売上金額シェア(2024年度予測)
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■ 社会課題化する「早期離職」と、新入社員の「不安」
人事担当者の課題として「新入社員の早期退職が多い」(28.8%)は、「現場配属部署からの不満」(31.8%)に次ぐ課題となっています。この課題に対し、新入社員側の意識調査では、入社前に感じていたスキル不足に対し、研修後に「十分に獲得できた」と実感している新入社員はわずか15.3%。「やや獲得できた」を合わせても約6割で、残りの4割は研修の効果を明確に実感できていません。
入社初期の段階で「この会社で成長できるのか」「この仕事は自分に合っているのか」という不安を払拭できていない実態が、社会問題化している「早期離職」の原因の一つと推察されます。
■ エンゲージメントを高める鍵は、「基礎教育」とeラーニング活用による「参加型研修」の拡充
新入社員が「現場配属後に“学べて良かった”」と感じる内容は、「社会人としてのマインドセット」(30.3%)、「ビジネスパーソンとしてのマインドセット」(27.4%)、「基本的なビジネスマナー」(22.7%)が上位を占めました。社会人としての土台となる基礎教育が、彼らの初期不安の解消とエンゲージメント向上に直結していることがわかります。
また、満足度が最も高かった研修形式は「グループワーク・ディスカッションなど参加型研修」(77.5%)でした。同期との繋がりを実感し、能動的に参加できる「場」の提供が、会社への帰属意識を高める上で重要であると示唆されます。
 
しかし、企業側の調査では「参加型研修」の実施率は30.3%に留まり、人事担当者のリソース不足から画一的な講義研修に留まっているケースも少なくありません。
対策として、eラーニングを活用して基礎教育(マインド・マナー)を効率的に習得させ、それによって創出された時間を、エンゲージメント向上に直結する「参加型研修」や「現場との対話」に充てることが、人的資本への最も効果的な初期投資となります。
調査レポート「新入社員研修と新入社員のホンネ調査レポート 2025」>
資料ダウンロードはこちらから
■新入社員研修に関する調査 調査概要
【近年の研修受講者編】
調査対象:大学・短大・大学院を卒業し、民間企業・公的機関へ就職した現在23歳~27歳の男女
調査期間:2025年9月22日~9月24日
調査方法:インターネット調査
有効回答数:442件(男性:221件、女性:221件)
実施機関:株式会社ライトワークス
【企業編】
調査対象:現在「人事・採用・人材開発」職種としてお勤めの男女
調査期間:2025年9月22日~9月24日
調査方法:インターネット調査
有効回答数:222件(男性:106件、女性:116件)
実施機関:株式会社ライトワークス
<株式会社ライトワークスについて>
株式会社ライトワークスは、最新のICTや独自の教育手法を駆使した学習管理システム(LMS)「
CAREERSHIP」や、eラーニング教材、人材育成コンサルティング等を提供しています。これにより、組織と個人が呼応しながら健全な成長を図れる仕組みを構築し、企業内人材の開発・即戦力化、サービスレベルの向上をサポートします。
プレスリリース提供:PR TIMES
記事提供:PRTimes