【講演会開催!】知られざる北方四島― 先史時代からの歴史文化を探る―
領土・主権対策企画調整室

北方四島の先史時代の遺跡の調査で長年第一線で活躍された右代哲視氏に、知られざる北方四島の歴史的・文化的側面についてご講演をいただきます。
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チラシデータ
 2025年11月8日(土)、領土・主権展示館ゲートウェイホールにて、北方四島の歴史文化に関する講演会「知られざる北方四島 ―先史時代からの歴史文化を探る―」を開催いたします。
本講演では、国立民族学博物館 外来研究員の右代啓視氏を講師に迎え、北方四島に残る先史時代の遺跡や文化について、長年の調査・研究成果をもとにご紹介いただきます。
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趣旨
 2005年以降に行われてきた日本とロシアの考古学・歴史学の専門家による合同調査で、北方四島に残る多くの先史時代の遺跡が調査され、北海道本島で旧石器文化からアイヌ文化までの各文化が栄えた時代にその遺跡は北方四島にまで拡がり、北方四島は北海道本島の文化圏の一部になっていたことが明らかになっています。さらに、北海道本島と北方四島の電信連絡の要となっていた電信線の根室側の陸揚施設跡が近年注目され、様々な調査や取り組みが行われています。北方四島に関する調査の第一線で、長年活躍された右代哲視氏に、これらの知られざる北方四島の側面について講演いただきます。
注目点
 北方四島の歴史については、江戸時代末期以降の歴史が注目されがちですが、文字による記録が残される以前からこれらの島々においては人々の営みがありました。右代氏は調査の貴重な機会をとらえて考古学的な手法などを用いて遺跡や遺物などを調査されてきました。北方四島で確認された遺跡は132か所 (国後島94か所、色丹島22か所、択捉島15か所、歯舞群島1か所)に及びます。
 また、右代氏は、長年、根室市で放置されてきた電信線の根室側の陸揚施設の保存活動に協力されました。この電信線は、戦後直後のソ連による北方四島の占領直後、現地の自治体と北海道本島の間のほぼ唯一の連絡手段となり、当時の緊迫したやりとりが行われたことが判明しています。この「根室国後間海底電信線陸揚施設」は2021年10月に国の登録有形文化財となりました。
登壇者・出演者情報
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右代 啓視氏
 右代 啓視氏は、1959年、北海道生まれ。1982年駒澤大学歴史学科卒、2011年博士(歴史学)駒澤大学より授与。 1982年北見市郷土博物館、1983年北海道開拓の村(野外博物館)、1989年北海道開拓記念館(総合博物館)、2025年北海道博物館(旧:2015年に北海道開拓記念館から名称変更)と博物館に勤務。博物館の専門職(学芸員)として、主に考古学、歴史学、第四紀学を研究し、他に民俗学、民族学、古建築学などにも携わった。
講演会参加に関する情報
イベントへの参加は無料となっており、1.講演会名2.開催日3.参加者全員の氏名4.代表者の電話番号を明記のうえ、「info@mtas.go.jp」までメールにより送付してください。定員は、先着80名となっておりますので、お早目のご応募をお待ちしております。
開催日時:2025年11月8日(土)14:00~15:30(開場 13:30)
会場  :領土・主権展示館 ゲートウェイホール
定員  :先着80名(事前申込み制・入場無料)
お問合せ:領土・主権展示館 
03-6257-3715
施設概要
[表: 
https://prtimes.jp/data/corp/160001/table/17_1_c429703a458c9bb93ebade78538288ae.jpg?v=202511041116 ]
プレスリリース提供:PR TIMES

記事提供:PRTimes