サファイアテラ・キャピタル:三陽商会に対し一般株主からの自己株式取得を求めます
Sapphireterra Capital, LLC
サファイアテラ・キャピタル(以下『サファイアテラ』といいます。)は、米国シカゴを拠点とする日本株エンゲージメント投資に特化した運用会社です。サファイアテラは、キュリRMBから継承したファンド等を通じて2017年より継続的に株式会社三陽商会(東証コード8011、以下『三陽商会』といいます。)に投資を行っています。サファイアテラは、2025年10月現在、三陽商会発行済株式総数の5%超を保有しています。
サファイアテラの問題意識
三陽商会取締役会(以下『取締役会』といいます。)は2025年10月14日に自己株式立会外買付取引(ToSTNeT-3)による自己株式の取得を決議し、翌10月15日に総数50万株、総額16億3千5百万円の自己株式の取得を実施しました。しかしこれは、三陽商会の主要取引先の一つである八木通商株式会社(10月14日時点で三陽商会発行済株式総数の13.22%を保有)からの要請を受け、買付株価・期日を指定したものであり、特定の大株主である同社にエグジットの機会を与えるという、およそ一般株主の利益にそぐわない極めて不公平な自己株式の取得です。一般株主のために企業価値の向上を目指すべき取締役会がこのような自己株式の取得を実施したことについて、サファイアテラは深く失望しています。
取締役会が真に一般株主の利益を尊重するのであれば、立会内買付による自己株式の取得を実施し、広く一般株主に対し株主還元を行うべきです。
サファイアテラは、取締役会が以下の通り自己株式の取得を決議し、実施することを求めます。
<サファイアテラの提案:一般株主からの自己株式取得>
1. 2025年11月中に立会内取引による自己株式の取得を決議し、取得を開始する。
2. 総数百万株、総額40億円の自己株式を取得する。
3. 自己株式の取得完了後、速やかに全金庫株を消却する。
2025年8月現在、三陽商会は270億円近い現預金・投資有価証券を保有しています。いち大株主の要請に応え16億円超の自己株式取得を即断した取締役会にとって、一般株主向けに40億円の自己株式取得枠の設定を行うことが難しいとは到底考えられません。取締役会が、上記提案を真摯に検討し、速やかに実行することを期待します。
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