東北はたらく幸せ研究所(はたラボ) 「東北はたらく幸せ調査 2025」を公開~東北におけるはたらく幸せ・不幸せの特徴が明らかに~
株式会社Pallet

人口減少、労働力の確保に悩む東北の企業・自治体・業界団体と共に「はたらく幸せ」を考えるための基盤データを提供
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株式会社Pallet(所在地:仙台市、代表:羽山暁子)のシンクタンクである東北はたらく幸せ研究所(以下はたラボ)は、東北地方で勤務する人を対象に「はたらく幸せ」に関する調査を実施しました。調査の結果、東北におけるはたらく幸せ・不幸せの特徴が明らかになり、東北においてもはたらく幸せがポジティブな影響をもたらすこと、首都圏と比較し「人間関係に関連する不幸せ」が強いといった特徴が示されました。本調査は、企業の人材定着施策や地域の雇用政策に活用できる基盤データとして、今後企業や自治体、経済団体との共創のもとで継続的な発信を行ってまいります。
*レポート本文は
Pallet社HPよりご覧ください。
東北地方は豊かな自然と伝統文化を持ちながらも、全国の中でも有数の人口減少や高齢化といった地方特有の課題に直面している地域であり、企業・団体においても人員の確保・定着や生産性向上に取り組む重要性・緊急性が高い地域となっております。
最近の調査において、「ウェルビーイング」や「幸せ実感」は従業員の定着率や生産性の増加、離職・休職の低下等に効果があることが示され注目されています。しかし全国と比較した際に東北地方の幸福感などの数値は低く、さらに東北のはたらく幸せに特化した調査は行われていないことから、実態が掴めていない状況にありました。
そこで、まずは東北のはたらく幸せに関する現状を明らかにし、データに基づいた政策・経営判断をするための基盤となるデータを提供するための調査を行いました。
調査内容 :東北のはたらく幸せに関する調査
調査対象 :雇用されて就業している20~60代の男女(東北6県+首都圏)
調査方法 :調査会社の登録者にWeb上のアンケートにて実施
調査期間 :2024年9月13日(金)~9月16日(月)
有効回答数:700件
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「全国における調査と同様に、東北においてもはたらく幸せは『挑戦志向』や『ジョブ・クラフティング』『ワーク・エンゲイジメント』等にポジティブな影響を与えていることが明らかとなり、就労における幸せのポジティブな効果が示された」
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「東北6県間では、はたらく幸せ・不幸せに有意な差はなく共通する傾向が見られたが、東北と首都圏で比較すると、はたらく不幸せにおいて東北が高いことが明らかになった。東北のはたらく不幸せを特に高めている要因は『理不尽(ハラスメント因子)』と『協働不全(職場バラバラ因子)』という人間関係に起因するものであった」
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「はたらく幸せは20代、60代が高く、30代、50代が低い。はたらく不幸せは30代、50代が高く、60代が低い。若手層とシニア層は良好な状態であるものの、管理職や中核メンバーとして組織を担う年代が厳しい状況にあることが伺えた」
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「東北では不幸せ状態においても挑戦や周囲への貢献行動を行うという『不幸せに対する粘り強さ(不幸耐性)』の存在も示唆され、『我慢強い・根気強い』と言われる東北人の特徴も反映された結果となった」
本調査は、東北ではたらくことの幸せと不幸せの詳細を初めて提示しました。東北の未来を考えるための「共通の言語・指標」として以下のような観点から活用可能だと考えております。
企業:従業員理解、人材採用・定着、エンゲージメント施策や組織風土形成施策への応用
業界団体:地域経済活性化のための雇用環境改善への基盤データとして
地域・自治体:地域雇用施策の設計や事業者支援、移住定住支援等の基礎資料として
レポート本文はPallet社HPよりお申し込みください。
レポート本文を見る
今回の結果を踏まえ、データに興味のある地域企業・自治体との対話や勉強会の実施、企業・自治体・経済団体等と連携し、調査の継続・拡大に取り組みます
東北のはたらく幸せの向上のために「東北はたらく幸せ白書」のような形での定期発信を目指し、共催・後援いただく団体も継続的に募集してまいります
また、今回の研究結果の一部につきましては以下イベントにて報告をいたします。
ご興味のある方はぜひお申し込みください。
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働きがい×事業成長を加速させ、選ばれる企業を東北から生み出すことをミッションとする「東北・人事リデザインプロジェクト」がカンファレンスを開催します。
約1年間の活動実践報告や、有識者の基調講演、実践企業も交えたパネルトークなどにより、戦略人事の有用性について考えていきます。
本カンファレンスのプログラム内で、はたラボの研究発表を行います。
【日時】 11月21日(金)17:00~19:30 *発表は18:40~18:55 予定
【場所】 MEDIUM(メディウム) 仙台市若林区六丁の目西町6-5
【参加費】無料
カンファレンスの申し込み・詳細
*本プロジェクトは、組織開発やコーチング、地域共創を事業の柱とする(株)Palletと、人と組織の開発を経営の第一義に据え、メディアを武器に多岐にわたる事業を展開する(株)ユーメディアがタッグを組んだプロジェクトです
パーソル総合研究所 シンクタンク本部 上席主任研究員
慶應義塾大学大学院 システムデザイン・マネジメント研究科 特任講師
井上亮太郎
<井上亮太郎氏のコメント>
地域特性の解像度を与える価値ある試みである。全体考察では、はたらく「幸せ」は地域差に乏しい一方、「不幸せ」は東北で有意に高いことが示された。また、その要因として「理不尽(ハラスメント)」と「協働不全(職場の分断)」という対人関係起点の課題が指摘された。東北における行政・企業の施策としては、主観的幸福感の向上を図ることに加え、現状では不幸感の低減にこそ着目すべきとの示唆的な結果であり興味深い。
もっとも、回答数や調査方法などの制約は残るため、設計の適宜見直しを行いながら継続的に調査を実施されることで、産業組織領域のウェルビーイング指標としての機能を高めて頂きたい。また、事業所単位での測定や縦断的な調査を通じ、時間軸を考慮した因果推定や介入施策の効果検証へと展開されることを期待する。東北の「はたらくウェルビーイング*」を高める――学術と実務をつなぐ架け橋として、今後の発展を楽しみにしています。
*はたらくWell-being:はたらくWell-being(はたらくウェルビーイング)ってなんだろう? | PERSOL(パーソル)グループ
株式会社Palletについて
https://pallet.work/
本社所在地:宮城県仙台市太白区向山四丁目18−7 OFFICE canvas107
設立:2019年3月
代表者:代表取締役 羽山 暁子
資本金:388万円(2024年10月現在)
事業内容:「全ての人が、はたらくことを通して自分を活かし、幸せに向かう社会を共に創り続ける」をビジョンに掲げ、東北を中心に企業の組織開発を支援しています。
本件に関するお問い合わせ先
株式会社Pallet / 東北はたらく幸せ研究所
担当:柴田
mail:shibata@pallet.work
プレスリリース提供:PR TIMES





記事提供:PRTimes