アドビ、GenStudioに新たな大規模コンテンツ制作機能を追加 Adobe Firefly Foundryによるモデルカスタマイズを強化し、 広告パートナーとの連携を拡充
アドビ株式会社

- GenStudio for Performance Marketing、Firefly Design Intelligence、Firefly Creative Production for Enterpriseを含むAdobe GenStudioに搭載された新しいAI機能により、パーソナライズされたコンテンツを効率的かつ大規模に制作するプロセスを簡素化 - Adobe Firefly Foundryは、企業のブランドコンテンツで安全にトレーニングされ、画像・動画・音声・ベクター・3Dといった多様な形式に対応する、高度にチューニングされたAIモデルを提供 - Amazon Ads、Google Marketing Platform、Innovid、LinkedIn、TikTokなどの広告パートナーとの連携により、クリエイターやマーケティングチームはディスプレイ広告や動画広告のキャンペーンをシームレスに実施・最適化することが可能に
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※当資料は、2025年10月28日(米国時間)に米国本社から発表された
プレスリリースの抄訳版です
【2025年11月5日】
アドビ(Nasdaq: ADBE)(本社:米国カリフォルニア州サンノゼ、以下アドビ)は本日、最先端のAIで企業のコンテンツサプライチェーンを駆動する統合ソリューション「
GenStudio」に数々の新機能を導入したことを発表しました。GenStudioは、逼迫するコンテンツ需要に組織のリソースが追いつかないという、クリエイティブチームやマーケティングチームにとって最も差し迫った課題へのソリューションです。アドビは、生成AIおよびAIエージェントを企業のコンテンツ制作ワークフローに直接組み込んだ形で実現した新機能、ならびにAmazon Ads、 Google Marketing Platform、 Innovid、LinkedIn、TikTokなどの広告パートナーとの連携を通じて顧客体験を効率的に配信する新機能を導入します。
アドビのGenStudioおよびFireflyエンタープライズ版担当のゼネラルマネージャーであるヴァルン パーマー(Varun Parmar)は、述べています。「GenStudioは、アテンションエコノミーにおいて企業の競争力維持に必要となる、アドビの最高峰の機能を結集し、ブランド固有の顧客体験の大規模な展開に要する時間を劇的に短縮します。AI、クリエイティビティ、マーケティングワークフローの統合について深い専門知識を持ち、あらゆるチャネル向けに、コンテンツの作成から配信・運用や最適化までをチームが1か所で行える統合プラットフォームを提供しているアドビは、グローバル企業にとって最適なテクノロジーパートナーです。」
現在、フォーチュン100企業の99%がアドビアプリ内でAIを活用しており、上位50社のエンタープライズアカウントの約90%が、GenStudio for Performance MarketingやFirefly ServicesなどのGenStudio製品を含む、アドビの「AIファースト」なソリューションを1つ以上導入しています。The Coca-Cola Company、電通、The Estee Lauder Companies、Henkel、IBM、IPG Health、Lumen Technologies、Monks、NFL、Newell Brands、PepsiCo/Gatorade、Prudential Financial、Publicis Groupe、Qualcomm、Stagwel、Tapestryといった企業が、FireflyやGenStudioなどのアドビのAI搭載ソリューションを活用しており、生成AIとエージェントによるワークフローの効率化と制作キャパシティの拡大を通じ、キャンペーンの立ち上げや新規顧客層へのアプローチにかかる時間を短縮しています。
Adobe GenStudioの新機能は、以下の通りです:
ブランドに即したコンテンツ制作を効率化・大規模化
- Firefly Design Intelligence:企業がブランドやデザインのガイドラインに準拠したコンテンツを大量かつグローバルに展開するための新しいAI搭載ツールです。The Coca-Cola Companyとのコラボレーションから着想を得たもので、固定的なガイドラインを超え、柔軟に運用を行うデザインシステムを構築できます。「StyleID」と呼ばれるデザインシステム(複雑なデザインおよびビジュアルアイデンティティのルールを体系化したもの)をトレーニングすることで、チームが静的なブランドガイドラインにとらわれず、Creative Cloudアプリ内で新しいレイアウトやコピーを作成したり、アセットを選択したり、コンポーネントを配置して洗練されたデザインを生成したりすることを可能にします。 - Firefly Creative Production for Enterprise:
Firefly webアプリの「クリエイティブ制作」をさらに強化し、数千ものアセットのリサイズやリフレームを迅速に行えます。この新しいエンタープライズ向けの機能には、再利用可能な制作ワークフローを作成するワークフロービルダー、Adobe Experience Manager AssetsおよびFrame.ioとの連携によるアセットの読み込み・書き出しの効率化、オブジェクト合成やブランドチェックを含む20以上の生成AI搭載クリエイティブアクションが含まれます。 - Content Production Agent(ベータ):
GenStudio for Performance Marketing内で利用可能なAIエージェントで、ブランドに即したコンテンツを大規模に広告・メール展開するための「生成AIファースト」な機能を備えています。このAIエージェントは、マーケティングの指示内容をもとに、キャンペーン目標やブランドガイドラインに沿いながら、さまざまなチャネルに向けて最適化されたコンテンツを自動生成します。 - Adobe Firefly Services:Firefly Services APIを活用することで、企業は大規模な制作ワークフローの自動化・高速化を実現できます。今回、ビデオのリフレームやオブジェクト合成が新機能として追加されました。新しい「
Content Authenticity API」(ベータ)、ブランドの信頼性を守る検証可能なデジタル認証情報を大規模に埋め込むことが可能になりました。 - Fireflyカスタムモデル:企業が選んだ画像を用いてFireflyをトレーニングし、マーケティングキャンペーンごとにカスタマイズされた、ブランドに即したコンテンツを生成できるようにする機能です。Fireflyボードに統合して運用することで、アイデア出しもブランドに即した一貫性のあるビジュアルを制作できます。さらに、セルフサービス機能の強化により、「
カスタムモデル」をチーム全体で簡単に展開・共有することが可能になりました。
ブランド特性に合わせた独自の生成AIモデルを提供
「
Adobe Firefly Foundry」は、企業がアドビと直接連携し、自社ブランドに最適化された独自の生成AIモデルを構築できる新しいソリューションです。既存の知的財産カタログ全体をもとに学習したこれらの専用モデルは、安全に商用利用可能なAdobe Fireflyモデルを基盤として構築され、ブランド固有の特性に合わせて調整されています。
これにより、企業はAIの価値を最大限に引き出し、ブランドらしさを保ちながらコンテンツ制作を効率化し、新たな顧客体験の創出や知的財産カタログの拡張を実現できます。
また、Firefly FoundryモデルはFireflyを中核に据え、画像・動画・音声・ベクター・3Dなど、あらゆる主要アセット形式で利用可能です。ブランドキャンペーンやパフォーマンスマーケティング、メディア制作など、さまざまな用途におけるコンテンツ配信の加速をサポートします。
主要広告パートナーを通じたキャンペーンの実施と最適化
GenStudio for Performance Marketingは、主要な広告プラットフォームを横断する形で、顧客体験の作成から配信・運用や最適化までの一連のタスクを自動化します。今回のパートナーシップ拡充により、以下の連携が可能となっています。
- Amazon Ads:Amazon Adsのディスプレイ広告の配信・運用を直接行うことができます。(一般提供を開始) - Innovid:ディスプレイ広告キャンペーンの配信・運用と測定を行えるほか、クリエイティブ最適化とエンゲージメント向上のためにパフォーマンス分析を利用できます。(ベータ版を提供開始) - Google:Google Marketing Platform内のGoogle Campaign Manager 360でビデオ広告の配信・運用を直接行えます。(近日中にベータ版を提供予定) - LinkedIn:画像・ビデオ広告をLinkedIn Campaign Managerに直接書き出し、LinkedInのパフォーマンスデータを活用したクリエイティブアセットの最適化が可能です。(一般提供を開始) - TikTok:画像・ビデオ広告の作成と配信・運用を直接行ったり、パフォーマンスインサイトを取得したりすることができます。(ベータ版を提供開始)
■「アドビ」について
アドビはデジタル体験を通じて世界に変革をもたらします。
アドビに関する詳細な情報は、webサイト(
https://www.adobe.com/jp/about-adobe.html)をご覧ください。
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プレスリリース提供:PR TIMES



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