『Osaka Metro 中央線 夢洲駅』が2025 IES Illumination Awards(北米照明学会賞)で「Award of Merit(照明メリット賞)」を受賞
コイズミ照明株式会社

コイズミ照明株式会社(本社:大阪市中央区、社長:佐久間 晋)は、このたび参画した『Osaka Metro 中央線 夢洲駅』が、北米照明学会(IES※1)が主催する「2025 IES Illumination Awards(北米照明学会賞)」において、「Award of Merit(照明メリット賞)」を受賞いたしました。
「2025 IES Illumination Awards(北米照明学会賞)」は、照明分野を広く網羅した世界各国のメンバーで構成される権威ある国際的な照明学会が主催する国際的なデザイン賞であり、作品の専門性、創意工夫、オリジナリティを評価基準としています。「Award of Merit(照明メリット賞)」は、世界各国から応募された作品の中から特に称賛に値する優れた照明デザインに授与されます。
※1 北米照明学会:Illuminating Engineering Society(本拠地:ニューヨーク)
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施工例(1)
施設名:Osaka Metro 中央線 夢洲駅
所在地:大阪市此花区
事業主:株式会社大阪港トランスポートシステム
設計 :大阪市高速電気軌道株式会社・株式会社安井建築設計事務所
施工 :大林・熊谷・東急・東洋特定建設工事共同企業体
【Osaka Metro 中央線 夢洲駅】
■概要
「Osaka Metro 中央線 夢洲駅」は、大阪・関西万博の開催やIR整備が進む国際観光拠点「夢洲」の玄関口として設計されています。この駅は、単なる交通施設ではなく、駅がパビリオンの一つとなり、まちと共に変化を続け、駅自体が目的地となる駅を目指しています。そして、「移世界劇場」をコンセプトに、まちや人々を動かしてきたOsaka Metroだからこそ実現できる “動く(いきる)=移動”の魅力を発信するため、日本文化の要素を用いて駅空間を創り上げています。また、デザインの核となる「折り紙天井」は、日本の鉄道の正確性や技術力を象徴する「運行ダイヤ図」と、日本の伝統文化の「折り紙」、多様性を映す「鏡面」を融合させた設計となっております。
これにより、人々の姿や移世界へ誘う門型照明が、サイネージ映像をやわらかく映し出し、その時だけの多彩なシーンを生み出す「いきいきと動く駅」を実現しています。
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施工例(2)
■照明計画
門型照明は、異なる空間をつなぎ、境界に象徴性を作り出す日本の伝統的な空間演出手法に基づいています。光をくぐり進むことで、時間や空間を移動するような体験や期待感を演出するとともに、「直観的に誰でも分かる」誘導も兼ねる未来への玄関口を表現しております。また、地下駅に時間の流れを表現させるため、調光・調色機能を取り入れ、時間軸に合わせて光の色が変化するよう細かく制御しています。これにより、始発から終電まで時間に応じた照明演出を実現しました。さらに、メンテナンス性や更新性を考慮し、天井のパネルの間に独立した照明と設備スリットを交互に配置し、複雑に見える折り紙天井をシステム化しています。このライン照明で構成した計画は、かつての御堂筋線の直管蛍光灯をなぞらえたものです。
そして、照明プログラムとサイネージ、音響が一体となった劇場のような空間演出を行い、将来への可能性を広げる計画としています。
出典:照明学会誌,109(6),349-350(2025).
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施工例(3)
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施工例(4)
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