バカン、相模原市消防局とグローバルキャストとともに火災発生時に初の避難者管理システム実証実験を実施
株式会社バカン

AI技術で混雑を可視化し、「人と空間を、テクノロジーで優しくつなぐ。」をミッションに、施設・エリアを支えるプラットフォームを活用したサービスを提供する株式会社バカン(本社:東京都中央区、代表取締役:河野剛進、以下「バカン」)と株式会社グローバルキャスト(本社:愛知県名古屋市中村区、代表取締役 川口英幸)は、相模原市消防局と共同で、火災発生時における避難者マネジメントシステムの活用に関する実証実験を2025年11月20日(木)に実施いたしますのでお知らせします。
■目的と背景
近年の自然災害増加に伴い、避難時の混雑を解消し、スムーズで安全な避難を実現するための災害対策の重要性が高まっています。バカンはこれまでも、リアルタイム混雑情報、避難所マップの提供等を行い、実際に、200以上の自治体で、避難所の混雑可視化や、避難所入所受付のデジタル化の実証実験等を行うなど、迅速かつ安全な避難を包括的にサポートしてきました。
今回の相模原市での実証では、避難所運営時と同様の「避難者マネジメントシステム」を火災現場に転用。消防隊が到着後に指揮所を設置し、建物ごとの避難者・救出者情報を即座にデジタル記録する流れの施行を行います。
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■避難訓練の概要
実施日 :2025年11月20日(木)14:30~15:30
会場:相模原消防署 車庫前
参加者 :消防指揮隊・消防隊 約7~8名、仮想避難者 約20~30名
実施内容:建物火災を想定し、バカンが提供する「避難者マネジメントシステム」を使用。
防災訓練の一環として、実際の運用環境に近い形で避難者マネジメントシステムの有効性を検証し、フィードバックを得ることを目的に実施。
体験いただく3種類の入所受付経路
1.カードリーダーでの読取:避難者がマイナンバーカード/運転免許証をカードリーダーにかざす
2.QR読取でWebフォームに入力:避難者が避難所入所時にカメラでQRを読み取り、WEBフォームから、火災発生建物に応じた住所・階数の入力を行う
3.口頭による受付:避難者が口頭で伝えた情報を運営者が管理画面に入力
■避難者マネジメントシステムについて
複数の防災関連サービスを統合し、共通のプラットフォーム上で提供するものです。従来の自然災害現場のみでなく、火災現場での避難者や救出者の情報も即時に共有・更新でき、従来の避難所混雑可視化の仕組みを、火災現場における人命救助・安否確認支援ツールとして応用可能です。
本システムは、避難所・避難拠点管理を支えるWEBサービス「VACAN Maps」および管理者向け機能「VACAN Console」を基盤としており、登録された避難者名簿の情報をもとに建物単位での在室者・救出済者・安否未確認者の状況をリアルタイムで可視化します。これにより、消防隊や指揮本部は追加の記録作業を行うことなく、現場の状況を即座に把握できます。
本システムは、避難所・避難拠点管理を支えるWEBサービス「VACAN Maps」および管理者向け機能「VACAN Console」を基盤としており、登録された避難者名簿の情報をもとに、避難や救出の進捗状況を一覧で確認できます。これにより、消防隊や指揮本部は追加の記録作業を行うことなく、避難者の受付・救出状況を即時に把握できます。
また、避難・救出状況はシステム上の簡単な操作によりデジタル名簿上で更新され、画面上の地図およびリスト表示に反映されます。これにより、各建物の対応状況や再探索が必要なエリアを効率的に特定でき、現場の迅速な意思決定を支援します。
■今後の展望
バカンは、避難所の混雑状況の配信に加え、マイナンバーカード等を活用した入退所管理機能及び避難者名簿の作成を起点として、物資必要量の予測・管理や、避難者データの外部システム連携などの機能を追加実装してきました。今後は、火災・地震など多様な災害対応に活用できる仕組みの拡張を進めるとともに、日常における公共施設の予約や観光・イベント情報の配信などフェーズフリー活用を目指します。安全でスムーズな避難をサポートするため、さらに多くの自治体と協力し、今後もさまざまな機能の開発を推進していきます。
■株式会社バカンについて
会社名:株式会社バカン
代表者:河野剛進
所在地:〒104-0033 東京都中央区 新川2−8−4ナカリンオートビル3F
設立:2016年6月
URL:
https://corp.vacan.com/
バカンは、経済産業省「J-Startup 2019」選定企業です。「人と空間を、テクノロジーで優しくつなぐ。」をミッションとして、 AIで混雑の可視化に加え、まちと暮らしをアップデートするプラットフォームを構築しています。
空間の体験をスマートにアップデートする「混雑・人流マネジメント」や「施設・エリアマネジメント」サービスの提供。トイレ個室内メディア「アンベール」の運営などを行っています。
プレスリリース提供:PR TIMES

記事提供:PRTimes