ドリームインキュベータと電通、ベトナム市場進出支援サービスを提供開始
株式会社ドリームインキュベータ

現地知見と実証型アプローチで“売れる機運”を捉えるブランド構築・事業創出支援
株式会社ドリームインキュベータ(本社:東京都千代田区、代表取締役社長 三宅 孝之、以下「DI」)は株式会社電通(本社:東京都港区、代表取締役 社長執行役員:佐野 傑、以下「電通」)と、2025年11月11日よりベトナム市場進出支援サービスを開始します。本サービスは、両社が共同で展開するASEAN市場向け「ビジネスプロデュース・サポート・プログラム*1」の新たな取り組みです。
■背景
ベトナムは2024年の実質GDP成長率が約7.1%*2とASEAN諸国の中で最も高い水準を達成した市場であり、若く活気のある市場と人口動態が日系企業を含む様々な企業に大きな事業機会をもたらしています。一方で、現地の消費者の価値観や購買習慣が急速に変化しており、製品・サービスの競争力が維持できないケースも増えています。特に新規参入を目指す企業には戦略策定が難しくなっています。最大の課題は、市場環境や流通、販売チャネル、競合状況などに関する信頼性の高いビジネスデータが不足していることです。こうした課題に対応するため、この度、DIの現地法人「Dream Incubator Southeast Asia」と電通グループ*3の現地法人である「dentsu X Vietnam(読み方:デンツウエックスベトナム)」が現地での知見を結集し、両社連携による「ベトナム市場進出支援サービス」を開発しました。
■本サービスの狙い
DIの現地法人「Dream Incubator Southeast Asia」は、DI初の海外拠点として2007年に設立して以来、日系・外資系を問わず、また官民双方の多様なクライアントに対し、ベトナムおよびASEAN諸国における新産業・ビジネス創出に向けた戦略コンサルティングを展開し、累積プロジェクト数は約100件にも上ります。対象セクターも、フードバリューチェーン、消費財/リテール、不動産、ロジスティクス、環境・エネルギー、人材など多岐に渡り、JICA等とも連携した日越官民連携での支援事例が多い点も特徴です。日系戦略コンサルティングファームとしては随一のベトナムローカルインサイトを基軸に、電通グループ各社との緊密な連携のもと、戦略コンサルティング領域におけるさらなる連携・共創拡充を目指します。
■ベトナム市場進出支援サービスの概要
本サービスは、ベトナム市場における社会動向や新たに生まれる生活習慣を精度の高いデータ収集と調査・分析を通して読み解き、“売れる機運”を的確に捉え、「実験(検証)」と「スケール(拡張)」の両方に対応します。市場参入評価から事業戦略の策定、事業の立ち上げからブランド構築、コミュニケーションの実施まで一貫して支援します。
【本サービスにおける3つの戦略ステップ】
本サービスでは、Dream Incubator Southeast Asiaと電通、dentsu X Vietnamを核にベトナムに精通したクロスファンクショナルチームを編成し、クライアントの事業成長を伴走支援します。
STEP 1|市場参入評価/共感を生む価値創造
マクロおよびミクロレベルでの調査を通じて、消費者の課題やニーズ、市場を分析し、ビジネス機会の仮説を構築。
- ベトナム市場、文化、消費者に関する調査の実施- 生活者のニーズに対する優先すべきセクターの分析- ターゲット顧客に関するインサイトの創出- ベトナム消費者のニーズに沿ったビジネス機会の仮説構築
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STEP 2|事業立ち上げ/顧客視点からのブランド価値向上
PoC(概念実証)を通じて、製品・マーケティング・顧客開発のための中期戦略を策定。
- PoCを計画し、「なぜ買うのか」「いつ買うのか」を現場で検証- チャネル設計/価格設計/コミュニケーション設計/顧客体験を一気通貫でプロデュース
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STEP 3|事業成長支援/選ばれ続ける仕組みをつくる
ベトナム市場進出時に課題となる、消費者との信頼構築や関係維持に向けた、データと現地インサイトを活用した継続的な仕組みの構築。
- 消費者の行動データ、アンケートなどから再購入のタイミングの特定や離脱の兆候を検知- サブスクリプションやロイヤリティプログラムの導入を支援し、長期的な関係構築を促進- データに基づく顧客体験の改善サイクルを定着させ、持続的成長を後押し
【サービス提供先として想定している企業・団体】
- ベトナム市場への新規参入を検討する企業(製造業/小売/サービス業)- 既に進出している企業で現地定着・収益化に課題を抱える企業- サステナビリティ起点での事業再構築を模索する企業
今後DIと電通は、ベトナムを皮切りに、本サービスをASEAN諸国にも拡大していく予定です。今後もクライアントが直面する様々な課題に対して、DIの構想・戦略・アーキテクチャ策定から製品開発・事業開発の実行伴走(インストレーション)、そしてイノベーションエコシステムの創出といった一気通貫のビジネスプロデュースと、電通グループのクリエイティビティ・実行力・データ&テクノロジーといった強みを掛け合わせて、最適なソリューションを提供すべく、ビジネス・トランスフォーメーション(BX)サービスのグローバル展開を強力に推進していきます。
(*1)関連リリース:
電通とドリームインキュベータ、ASEAN市場向け「ビジネスプロデュース・サポート・プログラム」を提供開始
(*2)
ベトナム統計総局「Report on socio-economic situation in the fourth quarter and whole year of 2024」
(*3)持株会社である株式会社電通グループ、および同社の国内外連結子会社720社の総称
ビジネスにおける最も普遍的で有益な戦略コンサルティングスキルと、インキュベーションで培われたリアルかつ当事者的な経営力を融合することにより、「社会を変える 事業を創る。」をミッションに、新たな事業や産業の創造・成長支援を行う「The Business Producing Company」です。
DI初の海外拠点として2007年に設立。ベトナム・ホーチミンに拠点を構え、ASEAN市場向けのビジネスプロデュースを展開。これまで培ってきたASEAN領域での実績や知見、現地での産・官・学のネットワークを活かし、日本企業による事業進出や、新たな事業創造の支援を行う。
プレスリリース提供:PR TIMES


記事提供:PRTimes