先端技術で“命の誕生”に寄与する企業が結集し、『不妊治療テクノロジー協議会』を発足
Varinos株式会社

産官学民と連携し、不妊治療の課題解決および生殖医療産業の発展へ
Varinos株式会社が幹事企業となり、先端的な不妊治療技術に関わる企業と医療機関や学会、そして関係省庁等が連携し、不妊治療の課題解決および生殖医療産業の発展に貢献すべく、2025年10月、「不妊治療テクノロジー協議会」を発足いたしました。
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2025年11月12日厚生労働記者会で発足記者発表会を実施。左から株式会社ニコンソリューションズ・岡氏、株式会社メデタ・伊藤氏、Varinos株式会社・齊藤、株式会社Dioseve・岸田氏、株式会社BeLiebe・志賀氏
不妊治療テクノロジー協議会発足の背景や目的、活動内容等は以下の通りです。
◆理念
「先端テクノロジーで、命の誕生に新たな希望を。」
◆発足の背景と目的
2022年4月より不妊治療の保険適用範囲が拡大し、年齢制限による回数制限等はあるものの、体外受精や顕微授精といった高度な不妊治療も受けやすい環境になってきています。
一方で、保険適用となる検査や治療だけでは妊娠・出産に至るのが難しい方、また保険適用条件に当てはまらず、自由診療で不妊治療に取り組まれている方も多くいらっしゃいます。
特に近年、女性の社会進出や晩婚化により、妊娠・出産を希望されるタイミングが高年齢化する傾向にあることも一因と考えられ、今後、より高度かつ先端的な医療技術を必要とされる方が増えることも予想されます。
先端技術の多くは保険適用になっておらず、保険制度という枠組みの中で必要とされる患者様に必要なタイミングかつ金銭的負担の少ない形で提供するには多くの課題が存在します。
不妊治療テクノロジー協議会では、関連省庁や学会、医療機関、そして最新のテクノロジーで不妊治療の課題解決に取り組む企業・組織と連携し、子どもを授かりたいと願う患者様に必要な医療技術を最適な形で提供できるよう協議・政策提言等を進めてまいります。そして、これらの取り組みは、日本が抱える少子化課題解決の一助にもなると考えています。
日本の不妊治療技術は高水準で高い国際競争力を持つ一方、経済的な成長面では他国に一歩出遅れています。不妊治療テクノロジー協議会は、新たな医療技術の啓発活動や普及促進を通し、生殖医療産業の発展にも貢献していく所存です。
◆主な活動内容
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業界を横断した連携を加速化させることにより、先端的な不妊治療技術の世の中への普及を促進する
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上記を実現するための適切な規制の実現に向けた政策提言を行い、官民連携で業界全体の発展に寄与する
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不妊治療テクノロジーの社会的効用や重要性を広く発信し、社会全体での認知向上を図る
◆幹事企業・Varinos株式会社より
Varinosは、2017年より妊娠率や出産率に深く関わる子宮内の菌環境を調べる子宮内フローラ検査を提供してきました。2022年6月には先進医療技術に認定され、多くの医療機関と患者様に活用いただいています。一方で、不妊治療に取り組む患者様や医療現場には依然として多くの課題が存在し、こうした現状を踏まえ、不妊治療テクノロジー協議会の設立に至りました。
2022年4月から不妊治療が保険適用となり、治療を受ける方は増加しています。しかし、保険の範囲内では妊娠・出産が難しいケースも少なくありません。日々進化する不妊治療とテクノロジーの進展にもかかわらず、制度面や業界環境等の課題により、患者様が最先端の技術を十分に享受できる状況はまだ整っていません。
この課題を乗り越えるため、私たちは「産官学民が協力し合う協議会」という形を実現させ、素晴らしい技術を持つ会員企業の皆様とともに、医療機関、学会、行政、そして患者様をつなぐハブとして機能し、不妊治療と生殖医療産業全体の健全な発展に貢献してまいります。
最後に、不妊治療テクノロジー協議会の活動は幹事企業だけでは成し得ません。医療業界の皆様、行政関係者、志を同じくする企業、そして患者様とともに歩むことで、初めて実を結ぶものです。新しい命の誕生に、テクノロジーで希望を届けるため――私たちは協議会を通じた活動が誠実に、そして着実に前進できるよう努めてまいります。
<不妊治療テクノロジー協議会 概要>
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加盟企業
*2025年10月29日時点
◆幹事企業/代表理事
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Varinos株式会社“ゲノム解析技術を通じて、家族の未来をつくる”をミッションに、臨床検査サービスの開発と提供を行う。不妊治療領域においては、妊娠率や出産率に影響すると言われている子宮内フローラに着目し、菌の種類と割合を調べる「子宮内フローラ検査」を2017年に世界で初めて独自開発・臨床検査として実用化(2022年6月、先進医療に認定)。
https://varinos.com/
◆理事 *50音順
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株式会社Dioseve株式会社Dioseve(ディオシーヴ)はiPS細胞を用いた生殖細胞の研究開発を行うスタートアップ企業。ヒトiPS細胞から卵巣細胞を作製する技術を保有しており、これを未成熟卵子と培養することで卵子を体外で成熟させる製品を開発。これにより患者の通院回数や投薬量が削減され、誰もが不妊治療にアクセスできる社会の実現を目指す。
https://dioseve.com/
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株式会社メデタ「アジアから、生殖医療者の技術をデジタルの力で拡張し、世界中に届ける」をミッションに、IVFにおいて、移植する胚の選択を非侵襲で行うAI解析と、臨床データ管理ソフトウェアを軸に事業を展開するスタートアップ。山口大学・奈良県立医科大学発の研究をもとに技術開発を行い、日本はもちろん台湾・シンガポール・インドネシアなどアジアの医療機関や研究施設にパートナーシップを広げている。
https://medeta.co.jp/
◆加盟企業 *50音順
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株式会社アークス2022年創業。AIとロボティクスを核に、生殖補助医療(ART)工程の効率化・標準化を実現する製品を開発・提供する、東京科学大学(旧・東京医科歯科大学)認定ベンチャーです。ART需要の拡大に伴う熟練胚培養士の不足が世界的に懸念される中、医療現場の負担を軽減し、均質で高品質な医療提供を支えることで、「子どもを望むすべての人々が子どもを授かる世の中」の実現を目指しています。
https://www.arcs-inc.jp/
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株式会社アステック(株)アステックは、生殖医療用インキュベーターで培った培養環境技術を強みに、AI画像解析やデジタルラボ化を推進するグローバル企業です。世界50か国以上へ製品を提供し、治療成果の向上と不妊治療アクセスの改善に貢献、家族を望むすべての方に寄り添う未来の実現を目指します。
https://www.astec-bio.com/
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株式会社総医研ホールディングス主として健康食品や機能性食品の開発および販売を行う事業、試験受託事業、そして健康経営支援サービスを提供しています。子会社であるNRLファーマでは、胃で分解されず腸まで届く腸溶性ラクトフェリンの研究開発を進めており、妊娠率や出産率に影響すると言われている子宮内フローラの改善に関する特許を取得。
フェムテック領域への応用を推進しています。
https://soiken.info/
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株式会社ニコンソリューションズニコンは、少子化に伴い生殖補助医療分野への技術支援を強化しています。胚培養士の負荷軽減に寄与することと操作精度向上を目的に、ICSI/IMSI専用顕微鏡「ECLIPSE Ti2-I」を2024年にリリース。胚培養士の方々の顕微鏡手技に関わる工程数を約75%削減。高精度な操作と鮮明な観察も実現し、生殖補助医療分野の質向上に貢献します。
https://www.nsl.nikon.com/jpn/
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株式会社BeLiebeバイオテクノロジーを活用し、女性のキャリアに新しい選択肢を創出します。
「EggU(エッグ)」という自宅用卵子検査キットと助産師や看護師ら専門家によるカウンセリングを提供。
女性が自分のからだを知り、キャリア形成や妊活のタイミングを自信を持って選べるよう支援。
将来の妊娠に備えた不妊予防・プレコンセプションケアもサポートし、企業や医療機関との連携による周囲の理解促進にも取り組みます。
https://beliebe.co.jp/
<Varinos株式会社 概要>
[表2:
https://prtimes.jp/data/corp/54568/table/22_2_c447ae91b5a62c36f736e9daf969f2a7.jpg?v=202511130416 ]
プレスリリース提供:PR TIMES





記事提供:PRTimes