ぷらっとホーム、モノのトークン化を実現する「ThingsDAO(TM)」の稼働開始と特許取得、ネイティブトークン発行準備開始を発表
ぷらっとホーム株式会社

~直近のWeb3プロジェクトにおいてL2環境での稼働確認と、非金融領域での現実資産を取り扱うRWA技術の基本特許を国内外で取得~
ぷらっとホーム株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:鈴木友康、以下 ぷらっとホーム)は、「モノのトークン化」を実現する当社の独自技術ThingsToken(TM)の稼働環境として、ThingsDAO(TM)を正式に発表しました。同時に、2025年7月以降に実施された3つの主要なWeb3実証実験においてThingsDAO(TM)が採用され、既存のEthereumコンソーシアムチェーン環境に加えて、Optimism (※1)という主要なL2環境(レイヤー2ソリューション)でのThingsToken(TM)の稼働を確認したことをお知らせします。
さらに、ぷらっとホームは、ThingsToken(TM)とThingsDAO(TM)に関連するブロックチェーンに関する基本特許を国内および海外で複数取得したことを併せて発表いたします。これらの特許は、モノにブロックチェーンアカウントを付与し、モノでもブロックチェーンに参加できるようにすることで、非金融領域での現実資産を取り扱うRWA(Real World Assets)技術を実現するものです。また、モノを表現するトークンに、金融領域のRWAである証券トークン(ST: Security Token)やステーブルコインなどの通貨や暗号資産を含む非代替可能トークン(NFT: Non Fungible Token)や代替可能トークン(FT: Fungible Token)を必要に応じて連携させることができるものであり、さらに、膨大な数のモノと多様な参加者を含む自律分散型組織(DAO: Distributed Autonomous Organization)ThingsDAO(TM)を成立させるための方法に関するものです。
※1 Optimism(オプティミズム)は、EthereumのLayer 2 ネットワークです。 Ethereumのセキュリティを維持しながら、より高速かつ低コストなトランザクションを実現する仕組みを提供しています。
https://www.optimism.io/
ThingsDAO(TM)の導入とL2環境での稼働確認
ThingsDAO(TM)は、モノ、モノに関わる広範なシステムやサービス、そしてヒトを含む多様な参加者や関係者(投資家、受益者など)を、矛盾なくかつスケーラブルに取り扱うための分散型自律組織(DAO)の枠組みです。ThingsDAO(TM)はモノや参加者が膨大な数になってもボトルネックが発生せず、多様なモノや参加者を取り扱うことが可能なアーキテクチャとなっています。
ThingsToken(TM)の稼働基盤としてのThingsDAO(TM)は、直近で以下の3つのプロジェクトで採用され、Ethereumコンソーシアムチェーンに加え、L2環境のOptimismでの稼働が確認されました。
- 2025年7月23日:Web3技術を活用した地方創生を実現する「ねぶた祭DAO」の実証実験- 2025年8月27日:INTMAX・ぷらっとホーム・スカパーJSAT 国内データセンターにおけるINTMAXブロックチェーン実証- 2025年10月2日:ぷらっとホームと日立が、NFT技術と生体認証技術を連携させたシームレスなWeb3体験の創出に向けた実証
これらの実証結果は、ThingsToken(TM)とThingsDAO(TM)が応用性が高く、異なるブロックチェーン環境や多様なユースケースにおいて適用できることを証明するものです。
ブロックチェーンに関する基本特許の取得
今回、国内外で取得された特許の主な要点は以下の通りです。以下の特許出願日、特許登録日は国内の日付です。
1. IoTにおけるデータ流通を、ブロックチェーンを利用することで実用可能にする技術(第1特許)
特許出願 2018年12月20日
特許登録 2020年4月20日
IoTにおけるデータ流通について、1.データ通信路と、2.ブロックチェーンを組み合わせることにより実用可能とする特許です。遅い速度で蓄積型のブロックチェーンと低速から高速まであるIoTデータ通信という速度の異なる二つのネットワークを組み合わせるハイブリッド構造を採用することで、IoTデータを実用的に活用できるようになります。
2. 非金融領域の現実資産を取り扱うRWA技術(第2特許)
特許出願 2020年 6月 2日
特許登録 2021年10月22日
ブロックチェーン上でデバイス(モノ)がやりとりするためには、ブロックチェーン上でモノが認識される必要があります。「モノ」にブロックチェーンのアカウントを付与することで、ブロックチェーンにモノが参加することが可能となります。本特許技術によりブロックチェーンにモノに代表される非金融領域の現実資産(RWA: Real World Assets)が参加可能となります。
3. ThingsToken(TM)とThingsDAO(TM)の成立方法に関する技術(第3特許)
特許出願 2023年7月12日
特許登録 2025年7月16日
モノに関わる関係や取り扱う情報を記述した「ThingsToken(TM)」に対して、モノを起点とする複雑な契約関係を取り扱うために、必要に応じて金融領域のRWA等を関連付けることを可能にする特許です。これにより、モノに関する情報と参加者(ステークホルダー)の金融を含む多様な契約に関する情報がブロックチェーン空間で利用可能となり、膨大な数のモノと多様な参加者に対応し、モノを含んだ契約空間であるDAO(ThingsDAO(TM))の成立が可能となります 。
ネイティブトークン発行に向けた準備を開始
ぷらっとホームは、本実証結果および特許取得の成果を踏まえ、先日設立した暗号資産の子会社「Things Revolution株式会社」により、ThingsToken(TM)およびThingsDAO(TM)のネイティブトークンの発行を視野に入れた準備活動を開始することを発表いたします。
ぷらっとホームは、ThingsToken(TM)とThingsDAO(TM)を通じて、現実資産(RWA)の「モノ」の可能性を解き放つことで、新時代の分散型経済圏の創出を推進してまいります。
<参考>
2025/7/23
Web3技術を活用した地方創生を実現する「ねぶた祭DAO」の実証実験を開始
https://www.plathome.co.jp/press-release/20250723_hse_plat/
2025/8/27
INTMAX・ぷらっとホーム・スカパーJSAT 国内データセンターにおけるINTMAXブロックチェーン実証を開始
https://www.plathome.co.jp/press-release/20250827_intmax_jsat/
2025/10/2
ぷらっとホームと日立が、NFT技術と生体認証技術を連携させたシームレスなWeb3体験の創出に向けた実証を開始
https://www.plathome.co.jp/press-release/20251002_hitachi_plathome/
ぷらっとホームについて
ぷらっとホームはマイクロサーバー・IoTゲートウェイの開発製造メーカーです。1993年の創業よりLinuxサーバーのパイオニアとして、通信やネットワーク分野に自社製サーバーを供給してきました。代表的な製品である超小型Linuxサーバー「OpenBlocks(R)」は、大手通信事業者をはじめ、物流、輸送、金融、エネルギー産業、官公庁など日本の社会インフラを支える様々な領域で採用されており、成長しつつあるIoTの分野でもLinuxサーバーをベースとした当社のIoTゲートウェイは主要産業で幅広く利用されています。
本発表に関するお問い合わせ先
ぷらっとホーム株式会社 事業推進グループ
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記事提供:PRTimes