熊などの大型野生動物から人命を守る「防護型コンテナシェルター」プロジェクト始動
株式会社マイナ

~ 被災地での復興支援実績を活かし、地域の安全確保に向けた建築的アプローチを展開 ~2025年11月5日マイナキューブ
コンテナ建築の企画設計・施工を手掛けるマイナキューブ(本社:愛知県名古屋市名東区香南2-1005、担当:佐藤)は、近年全国で深刻化する野生クマの出没および人身・施設被害に対する地域安全対策として、建築基準法に準拠したJIS規格コンテナをベースとする、耐久を超えた特殊な強靭構造体が外的衝撃を完全に遮断する、熊などの大型野生動物から人命を守る「野生クマ対策 防護型コンテナシェルター マモルボックス」の提供プロジェクトを始動しました。能登被災地での事業所建設実績で培った迅速な施工体制を活かし、自治体や観光事業者と連携した地域の安全確保に取り組みます。
■ 背景:深刻化する「野生クマとの遭遇」リスクと地域課題への建築的アプローチ
近年、クマの生息域拡大により、全国各地で人身被害や農作物被害が深刻化しています。観光地や山間集落では、キャンプ場・別荘・作業施設などへの出没も増加し、地域の安全確保が喫緊の課題となっています。一般的な侵入防止策では限界があり、万が一の際に確実に身を守れる「最終避難場所」の必要性が高まっていました。
一方、北米では既に海上コンテナを活用したクマシェルターが実用化されており、その堅牢性と有効性が実証されています。日本においても、建築基準法に準拠した安全な構造物として、地域の防災・安全施設に活用できる可能性があります。
能登被災地での復興支援実績
マイナキューブは、2024年能登半島地震の被災地において、事業所をコンテナハウスで建設し、地域の早期復興に貢献してきました。基礎工事から設置まで一貫して対応し、被災地特有の困難な条件下でも迅速かつ確実な施工を実施。この経験を通じて、「緊急時に人々の安全を守る建築空間の重要性」を再認識しました。
この被災地でのプロジェクトで培った施工ノウハウと、「地域の困りごとに建築で応える」という企業姿勢を活かし、今回、クマ被害という新たな地域課題に対する建築的ソリューションとして、本プロジェクトを始動するに至りました。
■ 「野生クマ対策 防護型コンテナシェルター」の設計コンセプト
本シェルターは、海上輸送用コンテナの「堅牢性」「機密性」という構造特性を活かし、クマの習性を考慮した「クマ耐性(ベア・プルーフ)」設計を施した、緊急避難に特化した建築物です。
クマの怪力に耐える「圧倒的な物理的強度」
建築物として認められる、国内製造のJIS規格コンテナ(JIS鋼材を使用したラーメン構造)をベースに設計。地震にも耐える強靭な構造は、クマによる体当たりや爪・牙による攻撃に対し、従来の物置やプレハブとは比較にならない強度を誇ります。
クマを寄せ付けない「徹底したクマ耐性(ベア・プルーフ)設計」
クマの鋭い嗅覚を考慮し、食料やゴミの匂いを外部に漏らさないよう、ドアや開口部の強固性を追求。また、クマがこじ開けることが困難な特殊ロック機構を採用し、侵入経路を物理的に遮断します。
被災地支援の実績に基づく「迅速な施工体制」
能登被災地において事業所をコンテナハウスで建設し、被災地復興に貢献した実績があります。基礎工事からコンテナハウス設置まで、マイナキューブがワンストップで実行。最短2ヶ月での納期を実現し、緊急性の高い案件にも対応可能です。
■ 想定される活用シーン
地方自治体:登山道や公園等の公共施設における避難シェルターとして(初期投資を抑えたサブスク型プランにも対応、段階的な整備計画が可能)
キャンプ場・グランピング施設:利用客向けの緊急避難棟として
個人の別荘・山荘:家族や資産を守るための最終避難場所として
研究・作業施設:山間部でのフィールドワークや工事現場の常設待機所として
■ ゴミ管理施設としての活用野生クマ出没地域における深刻なゴミ問題
野生クマ出没地域において、生活ゴミや事業系ゴミの匂いがクマを市街地や観光施設に引き寄せる要因となっており、住民の安全や観光業への深刻な影響が生じています。従来のゴミ保管方法ではクマの侵入を防ぐことが困難であり、ゴミ荒らし被害が後を絶ちません。
コンテナが持つ強固性による匂い遮断
本シェルターの高い密閉性能は、ゴミの匂いを外部に漏らさず、クマの鋭い嗅覚による探知を防ぎます。海上コンテナ由来の密閉構造により、ゴミ保管施設としても高い効果を発揮する。アラスカ州アンカレッジ市でも同様のシステムが採用され、効果を上げています。
クマ出没地域の住民へのソリューション
これらを踏まえ、本プロジェクトでは、緊急避難施設としての機能に加えて、ゴミ管理施設としての活用も想定しています。集落のゴミ集積所、観光施設のゴミ保管庫、キャンプ場の廃棄物管理施設など、クマ出没地域の住民や事業者の皆様が直面する日常的な課題に対する建築的ソリューションとして、地域の安全確保に貢献します。
■ 担当者コメント
「クマとの共存が求められる一方、不幸な事故を防ぐための『工学的な備え』も急務です。私たちは、コンテナ建築で培った技術と能登被災地での復興支援の経験を結集し、従来の対策の『次の一手』となる、絶対的な安心空間を提供したいと考えました。これは単なる物置ではなく、人の命を守る『要塞』です。山間部での活動の安全性を高め、地域の観光・林業振興にも貢献できると信じています。」
■ 製品仕様(基本モデル例)
【20フィートモデル】
ベース:20フィート JIS規格コンテナ
構造:鉄骨ラーメン構造
標準装備:高気密断熱ドア、特殊強化ロック、換気システム
オプション:監視カメラ、内装(断熱材、床、壁)、電源設備、備蓄棚、簡易トイレ
■ 本件に関するお問い合わせ先
MAiNA CUBE(マイナキューブ)
野生クマシェルタープロジェクト 事務局
担当:水坪
TEL:090-8548-0233
E-mail:sato.y@maina00.com
所在地:愛知県名古屋市名東区香南2-1005
事業内容:コンテナハウスの販売、デザイン企画、施工
詳細情報・お問い合わせ:
https://maina00.com/bear-container/
[画像:
https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/172587/6/172587-6-1babb311cc927692abef79f1263ce9ba-1024x1024.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
プレスリリース提供:PR TIMES




記事提供:PRTimes