法政大学、保護者への成績情報公開をデジタル化
ハーモニープラス株式会社
～保護者向け成績通知の業務負担を大幅軽減、学修成果可視化システム「Halo」で実現～
学校法人法政大学（所在地：東京都千代田区、総長：Diana Khor＜ダイアナ・コー＞）は、教務業務のデジタル化・効率化を進める取り組みとして、学生の成績情報を保護者（保証人）へデジタルで共有する新たな仕組みを導入したことをお知らせします。
従来、紙で郵送していた成績通知書を、Webシステムを介して迅速かつ安全に提供する運用へ移行したことで、教務部門の業務負担を約92%削減するなど顕著な効果が得られています。こうした取り組みは国内の大学でもまだ限られており、法政大学としても新たな挑戦となります。
本仕組みは、ハーモニープラス株式会社（本社：東京都、代表取締役：降旗 真寿幸）が提供する【学修成果MOE】を活用し、2025年度より本格運用が開始されました。
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法政大学ではこれまで、学期末ごとに成績通知書を印刷・封入・郵送していました。しかし近年、以下のような課題が顕在化していました。
・郵送作業にかかる人的・時間的負担
・郵送費の増加によるコスト圧迫
・個人情報保護の観点からのリスクと配慮
これらを踏まえ、より効率的かつ安全に保護者へ成績を届ける方法として、デジタル配信への移行が決定されました。具体的には、保護者は学修成果可視化システム『Halo』からの案内メールを受け取り、記載のリンクへID・パスワードでサインインすることで、成績通知書をスマートフォンやPCから安全に閲覧できるようにしました。
運用開始後、次のような成果が報告されています。
〇印刷・封入・発送に要していた延べ16名・約2週間の作業が、1名・1日に短縮
〇保護者からも「スマートフォンで確認できるようになって便利」との声
〇不達対応も容易となり、紙郵送は最小限に抑制可能に
〇紙の郵送にかかっていた費用が58％削減
教務部 教育システム課 藤原 茂之 様
成績通知書のWeb公開化により、大学担当者の作業時間が大幅に短縮したことは当然ながら、保護者（保証人）に対してより早い時期に成績情報を届けられるようになった点も大きな成果です。従来は、保護者の手元に成績通知書が郵送で届くのは学生の履修登録期間後の5月上旬でしたが、この機能により履修登録期間終了前の4月中旬に電子的に通知できるようになり、約1ヵ月弱短縮され、保護者に学生の学修をより的確にサポートしていただける環境が得られました。
本機能の構築にあたり、最も注力した点は保護者アカウントの管理方法です。法政大学では、大学としての保護者用アカウントを保有しておらず、この仕様を１から検討する必要がありました。成績という機密情報をいかに保持するか、アカウント管理をいかに簡便にするかなど、ハーモニープラス様と綿密に相談を重ね、結果として本学の細かな要求にも対応いただくことができ、理想的な仕組みでの運用が実現できました。
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学校法人法政大学
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