NEC、ホテル基幹業務向けの新サービス「NEHOPS+」を発表
日本電気株式会社

高品質なおもてなし、迅速な意思決定、業務変革など、データによるホテル経営の高度化を支援
NECは、約1000のホテル(※1)に導入された実績を持つホテル基幹業務システム「NEHOPS(ネホップス)」を大幅にリニューアルした、新サービス「NEHOPS+(ネホップス・プラス)」を2026年度より順次提供を開始します。「“つながる”力が、ホテルの未来を育てる。」をコンセプトに、ホテルとゲスト、スタッフ、そして多様なパートナーやシステムをデータでつなぎ、ホテル経営の高度化を支援します。深い顧客理解による高品質なおもてなしの実現、経営における迅速な意思決定、人手不足への対応などに貢献します。
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【背景】
旅行や宿泊を取り巻く環境は、大きく変化しています。ホテルは、外国人観光客をはじめ、多様な価値観を持つゲストを迎えるようになりました。同時に海外資本のホテルチェーンの参入などによって、国境を越えた競争が激化しています。その一方で、ホテル業界は深刻な人材不足にも直面しており、限られた人員での運営を余儀なくされています。
このような変化への対応力を高め、新しい競争力をホテルにもたらすのが最新のデジタル技術やデータです。
顧客データを通じて、お客様をより深く理解し、一人ひとりに最適なおもてなしを提供する。収益や稼働率、コストなど、様々なデータをリアルタイムで把握し、運営改善や投資判断を迅速に行う。業務プロセスを変革し、大幅な効率化や自動化を図る。日本のホテルの接客・おもてなしはこれまでも高い評価を得ていましたが、デジタル技術やデータを駆使し、ホテル経営の高度化を図ることで、それを超える価値をお客様に提供できるようになります。
【NEHOPS+による提案】
NECは、40年以上にわたり、宿泊管理、顧客管理、売上・売掛管理など、ホテル業務の標準化や効率化を支えるホテル基幹業務システムとして「NEHOPS」を提供してきました。この「NEHOPS」を進化させた「NEHOPS+」によって、デジタル技術やデータを活用したホテル経営の高度化を支援します。
具体的には「NEHOPS+」は、コンセプトである「“つながる”力が、ホテルの未来を育てる。」を実現するために、大きく3つのポイントでシステムのリニューアルを図ります。
1.標準APIで多様なシステムと柔軟に連携
ホテル運営に欠かせない決済、CRM(Customer Relationship Management)、モバイルキー、セルフチェックイン機、PBXなどの他のシステムとスピーディに連携するための標準APIを整備します。国際標準「HTNG Express」規格への準拠も視野に入れており、グローバル水準の接続性と拡張性を実現します。
「NEHOPS+」を軸に多様なシステムがつながれば、さらにゲストを理解した高品質なおもてなしが可能となり、ホテルとお客様は、さらに深くつながることができます。また、多角的なデータを統合的に確認しながら、迅速に意思決定を行うことができる上、システムごとに行っていたデータ入力業務を自動化できるなど、スタッフの負担が軽減し、従業員満足度の向上によってスタッフとのつながりも強くなります。
2.誰でも直感的に使いこなせる高い操作性
「NEHOPS+」では、画面デザインを全面的に刷新し、オブジェクト指向UIデザイン手法を採用します。目的の情報や機能にすぐアクセスできるようにした上で、ドラッグ&ドロップ、画面分割表示などの直感的な操作性を実現します。これにより、初心者は迷わず操作することが可能。一方、熟練者も従来のショートカットキー操作は踏襲されるため、作業効率を維持できます。また、英語にも対応し、外国人スタッフなど、多様な人材が働きやすい環境を実現します。
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操作例1/ハーフモーダル ルームインジケーションから各部屋をクリックするとハーフモーダルが出現。全体を俯瞰しながら部屋の詳細なステータスを確認できます。
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操作例2/サイドツール(画面分割) 画面遷移することなくメモや予約情報を同時に確認でき、確認漏れを防止。作業効率を大幅に向上させます。
3.場所やデバイスを問わず利用可能
「NEHOPS+」は、クラウド化とインターネット接続への対応により、専用線を不要とし、場所を選ばない業務を可能とします。フロントだけでなく、バックオフィス、ロビー、客室、廊下、さらには自宅や出張先から、PCだけでなくタブレットやスマートフォンを通じてシステムにアクセスできます。現場では、清掃スタッフがその場でルームステータスを更新したり、ロビーでのシッティングチェックインを実施したりと、柔軟な対応が可能になり、おもてなしの高度化と業務の効率化を両立します。
また、「セキュリティ・バイ・デザイン」の考え方に基づいて企画段階からセキュリティを組み込んだ設計を行っており、場所を問わない柔軟な働き方を実現しながら、高い安全性を両立できる点も「NEHOPS+」の特徴です。例えば、NEHOPS+は、NEC独自の専用ブラウザ上で提供され、私用端末での利用を禁止するとともに、キャッシュデータや閲覧履歴を端末に残さず、機密情報の漏えいや不正アクセスを防止します。
【提供開始について】
「NEHOPS+」は、2026年度より順次、提供開始を予定しています。提供開始後は、定期的な標準バージョンアップにより、最新機能をすべての導入ホテルが利用できる環境を整備していきます。
NECはお客様の戦略的パートナーとして、IoTやAIを駆使した先進的なソリューションを提供し、経営課題の解決に向けたDXを支援します。
■関連情報
ホテル基幹業務システムNEHOPS
https://jpn.nec.com/hotel/nehopsplus/nehops/index.html
(注1)NEC調べ
<本件のお問い合わせ先>
NEC
第二リテールソリューション統括部 ホテルDXグループ
E-Mail:nehops@service.jp.nec.com
プレスリリース提供:PR TIMES


記事提供:PRTimes