【防衛大卒の元海自幹部YouTuberが分析】台湾有事、ミサイル攻撃、安全保障… 国際政治の本質、シビアな現実を読み解く『元海上自衛隊幹部が教える 国を守る地政学入門』11月19日発売。
河出書房新社

超大国と東アジアの地勢のウラに潜む、国家間の思惑とは? そして、日本が生き残るための戦略は? 複雑なパワーバランスの疑問を解く!
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株式会社河出書房新社(東京都新宿区/代表取締役 小野寺優)は、『元海上自衛隊幹部が教える 国を守る地政学入門』(税込定価1,892円)を、2025年11月19日に発売いたします。
露骨な膨張主義をとる中国、敏感に反応するアメリカ、出口の見えないウクライナ情勢……いま、日本と日本の周辺国が揺れています。とくに、台湾をめぐる日中関係は緊張の度合いを強めており、東アジアの安全保障の本質を知りたいという人も多いのではないでしょうか。
本書は、各国の軍事力や日本の防衛力のデータにもとづいた「日本という国を守るための地政学」。
◎「台湾有事」で日米が恐れる、中国勝利のシナリオとは?
◎アメリカが覇権国家になれた地政学的理由とは?
◎陸上・海上・航空…各戦力はどんな特性を有している?
◎ロシアが領土拡大を志向し続ける「歴史的トラウマ」とは?
……など、知っておくべき地政学の基礎から、「もし、有事が発生したら、日本政府は、そして自衛隊はどう動くのか?」というシミュレーションまでを、元海上自衛隊幹部YouTuberとして知られる「オオカミ少佐」が分析・解説。「やさしく、わかりやすく、面白く解説する」をモットーとする人気YouTuberが、日本をとりまく強大国と東アジアの「リアル」を読みときます。
著者「まえがき」より
私は自衛隊の幹部となるべき者を育成する防衛大学校を卒業し、海上自衛隊幹部候補生学校を経て、海上自衛隊の幹部自衛官として勤務しました。
「自衛隊の学校」というと、訓練ばかりしているようなイメージがあるかもしれませんが、そのカリキュラムのうち、訓練の占める割合は大きくなく、多くの時間は一般の大学生と同じように教室で授業を受けています。
というのも、防衛大学校は先の大戦の反省を受けて創設された経緯があり、旧軍の陸軍士官学校や海軍兵学校のように軍事に偏重しない教育が重視されているからです。ただし、一部に特色のある授業もありました。その1つが、本書のテーマでもある「地政学」です。
私が学生だった20年以上前には「地政学」という言葉が使われることはありませんでしたが、アメリカがどのようにして覇権国となったかや、現在の日本が置かれている状況といったことについて深く学びました。
そうした経験をもとに、地政学にまつわる素朴な疑問を解き明かしていくのが本書です。地政学はけっして難しい話ではなく、常に私たちの身近にあるものです。肩ひじ張らずにお読みいただければ幸いです。
1 地政学を知ると世界の見え方が変わる
地理的な条件が「その国の運命」を決める/なぜ、国家は戦争を始め、勝敗はどう決するのか?/大規模な陸上戦力を投入するための条件/天然の要害があれば、圧倒的な戦力差も覆せる/アメリカが覇権国家になれた地政学的理由とは/西欧諸国がアメリカの力に頼らざるを得なかったわけ/戦争は「ランドパワー」と「シーパワー」の衝突で起こる/地政学が「学問」として認められてこなかった理由
2 「陸・海・空」戦力から見る国家の生存戦略
地理的な特性は「国家の生存戦略」を左右する/現代戦は「陸・海・空」の3つの戦力とも重要/戦争で雌雄を決するのは「陸上戦力」/自国の海洋権益を守り抜く「海上戦力」/陸・海での戦いを優位に導く「航空戦力」
3 国家の行動原理は歴史から読みとける
そもそも、なぜ国同士は争うのか?/“無政府状態”の国際社会で、どう生き残るか?/強大なランドパワー国家の誕生をアメリカが恐れる理由/同盟は軍事力を「手早く強化」できる手段/非力を「したたかさで補う」弱小国の生存戦略/中立を選んだ国が直面する「いばらの道」とは/ロシアのウクライナ侵略は「合理的な選択」といえるか?
4 覇権争いの核心 ユーラシア大陸の地政学
チョークポイントを押さえれば、広大な大陸も掌握できる/アメリカの極東戦略が、日本なくして成り立たない理由/日本国民も知っておくべき「地政学リスク」とは/中国の「一帯一路」構想が、日本の対外援助に及ぼす影響
5 岐路に立たされた島国 日本の地政学
島国イギリスは、いかにして「世界帝国」になったか?/イギリスは「自国市場での戦費調達」を、なぜ敵国に許した?/シーパワー国家の強みを忘れて失敗した日本/「シーレーンの死守」が日本にとって不可欠であるわけ/国家単独でシーレーンのすべては守れない/地政学的に見て、日本が「強国」といえる理由/台湾有事で「中国が勝利する」2つの条件とは/台湾有事「中国勝利」のシナリオ1.…アメリカが軍事介入しなかったケース/台湾有事「中国勝利」のシナリオ2.…日本が中立の立場をとったケース/有事の際、中国はどう動き、日本はどう対応すべきか?
6 国の思惑に揺れる 東アジアの地政学
ランドパワーの脅威から脱出をとげた中国/アメリカを遠ざけたい中国の「近海防御戦略」とは/中国が自国沿岸部の守りを強固にしたい理由/中国海軍は、すでに米海軍をしのぐほどの戦力を有している/なぜ、中国は「台湾統一」にこだわるのか?/アメリカはなぜ、台湾を支援しているのか?/同盟関係は一度決めたら容易には変えられない/同盟なしでは「国を守る」こと自体が難しい/ロシアへの経済制裁に巻きこまれたインド/韓国が常に厳しい安全保障環境にある理由/核の保有で軍事的な均衡を維持したい北朝鮮
7 逃げ場のない日本、もし国土が戦場になったら…
シナリオ1.…敵に上陸されたら、日本は負けるのか?
海上決戦を避けられれば、戦力を温存できる/「敵の着上陸=海自・空自の壊滅」ではない/制海権を失うと、日本は孤立してしまうのか?/日本は、中国の陸上戦力に対抗できるか?/上陸する側を不利にさせる「日本列島の特性」とは/戦力の強化だけでは、国土は守り切れない
シナリオ2.…ミサイルによる攻撃で、日本は負けるのか?
ミサイル攻撃を受けたら、もはや勝ち目はない?/戦略爆撃のみで戦争に勝つことは可能か?/航空優勢なしに陸と海を保持するのは難しい/ロシアのミサイル攻撃にウクライナが屈しない理由/ミサイルによる基地急襲を受けたら…/ミサイル攻撃は、日本の継戦能力を完全に奪えるか?/降伏するか否かは、国民の意思にかかっている?!
シナリオ3.…食料自給率が低い日本は、食料不足が原因で負けるのか?
「食料自給率」とは、そもそも何か?/食料自給率の低さは、戦争の勝敗と直結する?/現在の食料自給率のまま、戦争に突入したら…/日本は不測の事態に備えて、どんな対策を行なっている?
コラム/もっと知りたい地政学
元海上自衛隊幹部のYouTuber。防衛大学校、海上自衛隊幹部候補生学校卒業後、海上自衛隊幹部として勤務。軍事や政治などの難しい話題をわかりやすく、楽しく解説する『オオカミ少佐のニュースチャンネル』を運営。日本をより良い国にするために、有用な情報を発信することを心がけながら動画の制作活動を行ない、人気を集めている。
YouTube:『オオカミ少佐のニュースチャンネル』
https://www.youtube.com/@okamisyousa
ニコニコ生放送:『元海上自衛隊幹部オオカミ少佐の生放送』
https://ch.nicovideo.jp/okamisyousa/
X:@okamisyousa
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書名:元海上自衛隊幹部が教える 国を守る地政学入門
著者:オオカミ少佐
仕様:四六判単行本/並製/208ページ
発売日:2025年11月19日
税込定価:1,892円(本体1,720円)
ISBN:978-4-309-22984-3
装丁:こやまたかこ
URL:
https://www.kawade.co.jp/np/isbn/9784309229843/
プレスリリース提供:PR TIMES

記事提供:PRTimes