【新農業プロジェクト】株式会社INGEN、秋田県にかほ市より企業誘致認定を取得
株式会社INGEN

― 秋田発「骨太リーフマン(ソフトケール)」を起点に、持続的な産地づくりと若手農家の継続経営を支えるモデルづくりを本格加速。未来の産地づくりに参加いただける小売・外食・生産者パートナーシップを拡大 ―
株式会社INGEN(本社:千葉県松戸市、代表取締役:櫻井杏子)は、秋田県にかほ市より企業誘致認定を受けました。当社は「収穫予測 × 収益補完作物のアップデート」を軸に、温暖化や市場変動で採算の確保が難しくなっている産地へ安定した契約出荷を導入し、産地再生に取り組む農業スタートアップです。
2024年度には、秋田県の県外スタートアップ実証支援事業および全農AgventureLabアクセラレーションプログラムの採択を受け、にかほ市・JAしんせいと連携し、水稲農家・花き農家の新たな柱となる複合作物 「骨太リーフマン(ソフトケール)」の産地化に向けた栽培検証を進めてきました。
今回の認定を機に、秋田発の葉物ブランドとして、広域での販路開拓と、計画出荷を実現する生産者支援を本格的に加速していきます。
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骨太リーフマン(ソフトケール)
“夏にも品質が落ちない葉物”ではなく、“通年で価値がある”新しい葉物カテゴリーです。
1. 栄養豊富
骨太リーフマン(ソフトケール)は、従来のケールに一般的に多いカロテン・ビタミンK・鉄などのビタミン・ミネラル類に加え、カルシウムやGABAを蓄積しやすい特性を持つ品種です(※後述)。
2. 苦くない・やわらかい
苦味・えぐみが少なく、葉質が柔らかい食味性を併せ持ち、従来の”青汁“のイメージを覆す作物です
3. 時短野菜
加熱・生食どちらにも使いやすく、下茹で不要で時短調理に向きます。
このような品質特性を一般的な葉物が季節変動で品質が安定しづらい中でも、
通年で安定した品質を保ちやすい“通年価値型”の葉物カテゴリーとして位置づけ、マーケティングをすすめています。
※品種と栄養性に関する補足
本品種は、開発元である**株式会社増田採種場が保有する「特許第6440879号」**の
正式ライセンス許可にもとづき導入しています。
カルシウム・GABAについては、2024~2025年に実施した代表検体の平均値として、
カルシウム:245mg/100g、GABA:20mg/100g を確認しています。(成分含有量を保証するものではありません)
また、当社では今後も温暖化が続く、秋田の気候に合わせて
・施肥設計の最適化
・秋田ではこれまで一般的ではなかった夏季の遮光管理
・生育ステージごとの苦味低減管理
などの栽培基準を整備し、農家とともに品質管理を行いながら産地化を進めています。
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産地リビルドプロジェクト
安定単価で計画出荷する“契約型産地”には、農家が 品質と納期の重要性を理解し、改善を続けられる環境 が不可欠です。
しかし従来の県外市場出荷では、売り場や消費者の評価が届きにくく、品質改善の優先度が上がらない構造 がありました。
そこで(株)INGENとにかほ市内のまちづくり企業(株)ロンドが連携し、市内小売・飲食と結ぶ 「地域内の評価市場」 を整備。意欲ある農家が、近い距離でフィードバックを得ながら成長できる“自立自走の産地チーム” づくりを進めています。この循環は、飲食・小売・観光を巻き込み、地域で稼ぐ力を育てる新しい産地モデルとしての拡張も期待できます。
今後も、(株)INGENでは、にかほをモデル地域として、全国各産地へ、地域と生産者が一体となってブランドを育てる持続的な契約出荷型産地モデルの構築を進めていきます。
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骨太リーフマンプロジェクトの「地域内評価市場」の取り組みにご賛同いただいた飲食店・小売店での試作メニュー例(湯の台食堂様)
骨太リーフマンは、単なる葉物ではなく、主要作物(水稲・ねぎ・花き等)と並行して、若手農家の収益を安定させる収益補完作物です。
主要作物は“量の柱”にはなる一方で、相場変動の影響を受けやすく、単価が不安定になりがちです。
そこで骨太リーフマンを組み合わせることで、
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主要作物+収益補完作物並行契約モデル
・補完作物:単価を固定しやすい(収益の底をつくる)
・主要作物:量を確保しやすい(収益の柱を支える)
という 「単価の安定 × 量の安定」の並行契約モデルを構築しています。
今後、以下のような取組に関心のある生産者・小売企業様との契約パートナーシップを拡大していきます。
● 小売・外食/中食企業のみなさまへ
・通年でリピーターをつくれる “集客野菜”の確立
・補完作物 × 主要作物の並行契約による 持続的な若手農家の育成・産地づくりへの参画
● 生産者(農家)のみなさまへ
・主要作物と組み合わせた複合経営の安定化
・収穫予測を活かした 計画出荷・読める売上の確立
・チーム型契約出荷による技術開発・マーケティング基盤の共有
2025年度は、骨太リーフマンの安定供給に向けて県内での生産・流通基盤づくりを進めるとともに、
秋田市・東京都・関東圏など需要規模の大きい“本命市場”での販売検証・販路開拓を強化します。
また、秋田県では水稲・穀類に技能スキルが偏り、野菜を組み合わせた複合経営が進みにくい課題がありました。今後は、骨太リーフマンを起点に、野菜生産の技能講習会の場を、地元生産者・JAと連携して整備し、若手生産者の早期経営安定化と、地域の複合経営モデルの確立を進めます。
(お問い合わせ)
(株)INGEN
https://ingen-inc.com/contactプレスリリース提供:PR TIMES



記事提供:PRTimes