【訃報】映画監督 菅原浩志 逝去に関するお知らせ
有限会社シネボイス

このたび、映画監督・脚本家・プロデューサーとして永年にわたり日本映画界の発展に多大な功績を残してまいりました、弊社代表・菅原浩志(すがわら・ひろし) が、2025年11月12日(水)膵臓がんのため、享年70歳にて永眠いたしましたことを謹んでご報告申し上げます。
故人は1955年に北海道で生まれ、米国カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)で映画製作・演出を学びました。
帰国後は、『ぼくらの七日間戦争』(1988年)にて監督デビューを果たし、ブルーリボン賞作品賞、熊本映画祭監督賞を受賞するなど高い評価を得ました。同作は「日本映画100本」にも選出され、世代を超えて多くの人々に影響を与えた代表作として広く知られております。
その後も『ほたるの星』(2004年)、『早咲きの花』(2006年)、『写真甲子園 0.5秒の夏』(2018年)、『カムイのうた』(2023年)をはじめ、短編・ドキュメンタリー作品を含む多数の作品を手がけ、映画を通じて教育・地域活性化・文化振興にも大きく貢献してまいりました。
遺作となりました『カムイのうた』は、アイヌ文化への深い敬意を込め、未来へ文化を継承するという故人の強い思いが結実した作品であり、そのメッセージは今後も多くの皆さまの心に寄り添い続けるものと存じます。
なお、故人の遺志により、葬儀は近親者のみにてすでに執り行われました。
末筆ながら、生前に賜りました皆様からのご厚情に深く感謝申し上げるとともに、ここに故人への追悼の意を表させていただきます。
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