港湾におけるAIを活用したコンテナ配置計画・荷役作業手順計画の、現地実証を開始
株式会社 日立製作所

株式会社三井E&S(以下、三井E&S)と三井倉庫株式会社(以下、三井倉庫)、株式会社日立製作所(以下、日立)の三社は、2023年に、国土交通省が実施する港湾技術開発制度における技術開発業務*1(令和5年度~令和7年度)を受託*2し、港湾におけるAIを活用したコンテナターミナル運営の効率化技術の開発に取り組んでいます。そして、2025年11月から、三井倉庫が運営する神戸港六甲RC2コンテナターミナル(兵庫県神戸市)において、現地実証を開始したことをお知らせいたします。現地実証では、三井倉庫が有するコンテナターミナル運営のノウハウを活用しながら、コンテナ貨物の特性データをもとに日立のAIが立案した搬出日予測、コンテナ配置計画、荷役作業手順計画*3を、三井E&Sが開発した荷役シミュレーターを用いて効率性を検証・評価したうえで、実際の作業に一部適用します。現地実証は2026年2月まで実施する予定です。
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■本技術開発の概要
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https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/141666/45/141666-45-711ae5792ebd63cc8aeb102fb81d4460-1031x585.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
実証風景(AIによる荷役前のシミュレーター事前検証)
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https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/141666/45/141666-45-0f22b9779974d5ac7ceff8ccad2688a7-853x530.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
AIによる荷役計画のシミュレーション画像
これまで、コンテナターミナルの運営は、熟練の計画立案者による豊富な経験と知見に支えられてきました。しかしながら、近年の貨物量の増加やコンテナ貨物情報が刻々と変化する状況により、計画立案業務はより一層複雑化しています。こうした環境変化に対応するため、三社はAIやシミュレーション技術をはじめとするデジタル技術の活用を通じて作業計画立案の高度化を推進し、コンテナターミナル運営の効率化・強靭化のみならず、持続可能な港湾物流体制の構築と社会課題の解決に貢献していきます。
*1 港湾における生産性向上と労働環境改善に向けた技術開発を推進!
https://www.mlit.go.jp/report/press/port02_hh_000206.html
*2 2023年9月27日 日立、三井倉庫、三井E&Sニュースリリース「日立、三井E&S、三井倉庫が、港湾におけるAIによるコンテナ配置計画・荷役作業手順計画を基にターミナル運営を効率化する技術の開発を国土交通省から受託」
https://www.hitachi.co.jp/New/cnews/month/2023/09/0927a.html
港湾技術開発制度 令和7年度公募 <採択結果>
https://www.mlit.go.jp/report/press/content/001897334.pdf
*3 荷役作業手順計画:コンテナ貨物を積んだり降ろしたりするクレーン等などの機器に作業を割り当てる計画
お問い合わせ先
株式会社日立製作所
水・環境営業統括本部 社会ソリューション第二営業本部
お問い合わせフォーム
https://www8.hitachi.co.jp/inquiry/water/jp/water_environment/form.jspプレスリリース提供:PR TIMES


記事提供:PRTimes