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(共同リリース)ispaceとJALグループ、地球と月を結ぶ新たな経済圏の構築を見据え、月面輸送・運航分野での協業検討に関する基本合意書を締結

JAL

(共同リリース)ispaceとJALグループ、地球と月を結


[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/30684/1383/30684-1383-85a376eb038bb02e861cf31b4f2d4f1e-1128x87.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]


2025年12月3日
株式会社ispace
日本航空株式会社
株式会社JALエンジニアリング
株式会社JALUX

 株式会社ispace(東京都中央区、代表取締役:袴田武史、以下「ispace」)、日本航空株式会社(東京都品川区、代表取締役社長:鳥取三津子、以下「JAL」)、株式会社JALエンジニアリング(東京都大田区、代表取締役社長:濱本隆士、以下「JALEC」)、株式会社JALUX(東京都港区、代表取締役社長:河西敏章、以下「JALUX」)の4社は、2025年11月28日に「将来の月面における持続的な活動を支える輸送システムおよび基盤の構築」を目指し、協業に向けた基本合意書を締結しました。
 今回、新たにJALグループの商社であるJALUXが加わり、4社体制で地球と月を結ぶ新たな経済圏「シスルナ経済圏」の構築に向け、検討を加速させます。

[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/30684/1383/30684-1383-23093dba0483e289a9a69347405513c4-3900x2812.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
基本合意書締結式の様子 (左から)JALEC 取締役 事業推進部長 秡川宏樹、JAL 執行役員 イノベーション本部長 鈴木隆夫、ispace 代表取締役CEO & Founder 袴田武史、JALUX 執行役員 航空・空港事業本部長 毛利英史


 月面では今後、輸送・探査・居住といったさまざまな活動が本格化すると想定されており、ispaceは持続可能なシスルナ経済圏の構築をビジョンに掲げています。JALは、「航空と同じ世界を、宇宙に」というビジョンの下、これまで70年にわたる航空輸送の歴史において「安全・安心な空の移動」を切り拓いてきた経験を宇宙輸送にも展開し、宇宙への定期的な人流・物流を生み出す持続可能な世界の創造に挑戦しています。

 これまでJALは、月面探査レースGoogle Lunar XPRIZEに参加したチーム「HAKUTO」や、日本初の民間月面探査プログラム「HAKUTO-R」にコーポレートパートナーとして参画し、ispaceのランダー(月着陸船)部品やローバー(月面探査車)の航空輸送をはじめ、JALECによる燃料配管の溶接や組立・試験など技術面での支援を行ってきました。今後は、本基本合意に基づき、ispaceのランダーやその関連設備に対し、JALとJALECが航空分野で培った整備技術や航空管制、運航管理などの知見を活用し、将来の月面生活圏および輸送機の高頻度な離着陸を支えるシステム・基盤構築の共創を進めてまいります。

 さらに、JALUXの加入を機に、JALグループの一般顧客向け宇宙関連サービスに関する新たな協業も検討するほか、ispaceの主力事業である月面輸送サービスにおいてペイロード(荷物)搭載枠の販売連携を検討していきます。ispaceのランダーによる月面輸送とJALグループの航空知見や顧客ネットワークを掛け合わせることで、一般顧客や民間企業など多様なステークホルダーに月面輸送の機会を提供します。

 ispaceとJALグループは、月面と地上の活動をつなぐ新たな体験価値の創出に挑み、宇宙輸送がより身近になる未来に向けて、事業開発・技術・輸送サービスの観点から具体的な取り組みを進めていきます。本協業は、シスルナ経済圏における月面輸送・運航の社会実装基盤を築く重要な第一歩であり、今後段階的に取り組みを進める予定です。
 4社はそれぞれの強みを活かし、月面での持続的活動に不可欠なインフラの共創を目指してまいります。


【ispaceとJALグループの主な協業の歩み】
 2015年     JALがHAKUTOのコーポレートパートナーとして支援
 2018年     HAKUTO-Rプログラム始動
 2019年     JALがコーポレートパートナーとして継続参画
 2018-2022年  JALECがランダー組立・試験支援および推進系配管の溶接・非破壊検査を実施
          ミッション1 ランダーフライトモデル推進系配管の航空輸送
 2024年     ミッション2 ローバーフライトモデルの航空輸送支援
 2025年     JALUXも加わり、月面輸送・運航分野での協業検討に合意(本件)


     
[画像3: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/30684/1383/30684-1383-260ab7114f2a98f1376dbf81f4f8b5db-1566x1025.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]

[画像4: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/30684/1383/30684-1383-635b950f0c1d66c90f1d5b06a9a7981b-3368x2382.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]


        HAKUTO-Rにおける協業の軌跡に感謝を込め、JALEC製作の記念プレートをispaceに贈呈


●ispace 代表取締役CEO & Founder 袴田武史のコメント
 JALグループの皆さまと、月面輸送・運航の将来を見据えた協業検討を進められることを大変心強く
 感じています。民間航空で培われた安全・品質の知見と、ispaceの月面輸送の経験を重ね合わせ、月
 面における高頻度な離着陸を支える基盤づくりや、新たな体験価値の共創に取り組んでまいります。
●JAL執行役員 イノベーション本部長 鈴木隆夫のコメント
 JALグループは10年にわたってispace社の挑戦を支援してまいりました。今回の基本合意書締結によ
 り、地球と月を結ぶ新たな経済圏の構築に向けた両者の連携を深め、ispace社の掲げる「日本を失敗
 できない国にしない」という想いとともに、宇宙輸送における新たな価値創出に挑戦してまいりま
 す。ともに、宙へ。
●JALEC取締役 事業推進部長 秡川宏樹のコメント
 「HAKUTO-R」における私たちの技術支援は、両者の関係性を深め、未来への更なる可能性を感じさ
 せるものとなりました。今回を機に、将来は宇宙輸送システムにおける“整備”という分野も見据えな
 がら、宇宙インフラを支えるべく、ispace社と連携してまいります。
●JALUX執行役員 航空・空港事業本部長 毛利英史のコメント
 JALUXは、宇宙輸送・衛星データ領域における宇宙関連企業との共創を通じて、社会課題の解決に役
 立つ宇宙産業の発展を目指し取り組んでおります。今回の基本合意書締結により、JALUXグループの
 ネットワークを活用しispace社のペイロード(荷物)搭載枠の販路拡大に寄与するとともに、月面を
 舞台に新たな価値を創造してまいります。

以上

プレスリリース提供:PR TIMES

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