兼松、出光興産・兼松油槽と共同で、外航船舶向けにバイオ混合燃料を供給開始～海運業界の脱炭素化を目指した取組み～
兼松
兼松株式会社（以下、「兼松」）は、出光興産株式会社（以下、「出光興産」）、ならびに兼松のグループ会社である兼松油槽(ゆそう)株式会社（以下、「兼松油槽」）と共同で、外国航路を往来する外航船向けに、バイオ混合燃料（重油とFAME(フェーム)※1の混合）の供給を開始しました（以下、「本取組み」）。本取組みは、3社による海運業界の脱炭素化を目指すものであり、当該バイオ混合燃料は、従来の船舶燃料と比較し、約20％の温室効果ガス削減効果が見込まれます。
※1：脂肪酸メチルエステル（Fatty Acids Methyl Ester）。使用済み食用油をメタノールと反応させて軽油と同等の性状にしたもので、バイオ燃料のメイン基材。
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兼松油槽/小倉油槽所の陸上タンク
本取組みでは、兼松油槽の小倉油槽所（福岡県北九州市）の陸上タンクと、同社の海上出荷設備を活用します。兼松油槽は、兼松が調達したFAMEと出光興産が供給する重油を、バイオ混合燃料タンクにてブレンドし、品質確認の上、外航船へのバンカリング（燃料供給）に向けた海上出荷を行います。
当該バイオ混合燃料で使用するFAMEは、EU基準（EN規格14214）を満たしています。加えて、兼松の東京本社は2025年2月、国際的な認証制度による供給体制を構築するべく、ISCC EU認証※2を取得しました。これにより本取組みに関し、お客さまである海運会社へProof of Sustainability（PoS）が発行可能であり、持続可能性の基準を満たすバイオ混合燃料の供給販売が可能となります。
※2：欧州連合（EU）の再生可能エネルギー指令（RED II）に準拠する、国際的な持続可能性認証制度。バイオ燃料やその原料が環境的・社会的に持続可能な方法で生産・流通されていることを証明する。
兼松グループは、脱炭素社会の実現に向けた目標として、2031年3月期のCO2削減貢献量を 1,000,000t-CO2と定めています。目標達成に向けては、サプライチェーンを繋ぐ商社としての役割を活かし、事業活動を通じたCO2排出量の削減に取り組んでおります。引き続き、本取組みの推進によるバイオ混合燃料の供給拡大や、二国間クレジット制度（JCM）を活用した事業によりCO2排出削減を推進し、持続可能な社会の実現に貢献して参ります。
各社の主な役割
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兼松油槽/小倉油槽所にてバイオ混合燃料をバージ船（はしけ）へ積み込む様子
【出光興産株式会社 会社概要】
[表1:
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【兼松油槽株式会社 会社概要】
[表2:
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【お問い合わせ先】
兼松株式会社 広報室
電話 ： 03-6747-5000
https://www.kanematsu.co.jp/inquiry/ プレスリリース提供：PR TIMES
記事提供：PRTimes
