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世界初、個別化Gamma聴覚刺激による認知機能への好影響を発表

VIE株式会社

世界初、個別化Gamma聴覚刺激による認知機能への好影

Gamma刺激を40Hzからパーソナイライズする技術の有効性に関する報告が海外学術誌に掲載


 次世代型ウェアラブル脳波計の開発とニューロテクノロジーの社会実装を行うVIE株式会社(本社:神奈川県鎌倉市、代表取締役:今村 泰彦、以下VIE」)は、アルツハイマー型認知症治療等への活用が期待される40Hzの視覚・聴覚刺激について、個人毎の脳波ピーク周波数を特定・刺激することで、短期記憶課題等の認知機能が向上することを、世界で初めて報告いたしました。この研究は2025年11月5日にオープンアクセスジャーナルのScientific Reportsに掲載されました。
[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/67474/82/67474-82-078090ffa854ae385c4ee707332c1960-1920x1005.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]


■ 研究発表のポイント

 現在、40Hzの視覚・聴覚刺激(Gamma周波数刺激)によって脳活動をエントレインメントすることにより、アルツハイマー型認知症やその他の疾患の非薬物療法の実現を目指す研究・臨床試験が進んでいます。

 当社はこれまで、Gamma周波数刺激をより快適に提供する研究開発を進め、独自の脳波刺激音楽「Neuro Music」を活用して快適で音楽性のあるGamma周波数刺激音楽「Gamma Music」を開発・提供してきました。一方で、40Hzという刺激周波数はこれまでの研究から経験則的に定められた数字であり、個人毎に最適な刺激周波数は異なるのではないかと考え、今回の研究着想に至りました。

- 発表済みのGamma Music論文
Yokota Y, Tanaka K, Chang M, Naruse Y, Imamura Y and Fujii S (2024) Gamma music: a new acoustic stimulus for gamma-frequency auditory steady-state response. Front. Hum. Neurosci. 17:1287018. doi: 10.3389/fnhum.2023.1287018
https://www.frontiersin.org/journals/human-neuroscience/articles/10.3389/fnhum.2023.1287018/full

 今回の研究では、被験者にChirp音と呼ばれる連続的に刺激周波数が30~60Hzに変化する音楽を聴取してもらい、個人毎に最も反応性の高い周波数(IGF:Individual Gamma Frequency)を特定しました。この結果、今回の被験者集団の中で最頻値は40Hzではなく45Hzであり、かつIGFにはばらつき・個人差が存在することが分かりました。

 実際に個人毎に最も反応性の高い周波数であるIGFを刺激する条件・刺激しない条件で比較をしたところ、IGF刺激群では言語記憶課題及び実行機能課題の成績が有意に向上しました。言語記憶課題では、より長時間IGF刺激音楽を聴取した条件でより高い効果が確認されました。(以下図内D)
[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/67474/82/67474-82-8da9d71fd17a410338e26e8a07f54c24-1295x804.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]


 この結果は、これまでの40Hzを固定で刺激するパラダイムに個人最適化の観点を持ち込むものであり、個別化による行動指標の向上を報告した世界で初めての報告です(当社調べ)。これまで提供してきた音楽による快適性に加えて個別化による有効性の向上により、Gamma刺激の社会実装に寄与できるものと考えています。今後は当該技術を用いて患者を対象とした臨床研究等をパートナー企業・研究機関と進めていく予定です。協業・共同研究にご興味をお持ちの皆様からのご連絡をお待ちしています。

■ 発表概要

発表雑誌: Scientific Reports※(2025年11月5日)
論文タイトル:Auditory stimulation at individual gamma frequency enhances cognitive performance
著者 :Yusuke Yokota, Kenta Tanaka, Ming Chang, Shin Koike, Shinya Fujii, Yasushi Naruse & Yasuhiko Imamura
DOI番号 :10.1038/s41598-025-22360-0
https://www.nature.com/articles/s41598-025-22360-0
※Scientific Reportsは、Springer Natureの一部であるNature Portfolioによって発行されている、査読付きのオープンアクセス科学ジャーナル(学術雑誌)です。

■ 研究用途に最適な脳波計「VIE EEG Headphone」

[画像3: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/67474/82/67474-82-43d1db6c4f2acd4a8602760665f4ba71-1920x1280.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]


 VIEでは、脳科学研究・実証研究・R&D用途に幅広く活用いただけるヘッドホン一体型の高精度EEGデバイス「VIE EEG Headphone」を提供しています。ERP(P300/MMN)、ASSR、認知課題との組み合わせなど、時間分解能が求められる計測を外部トリガー同期 × ドライ電極 × ワイヤレスで実現します。

 導入前の技術相談やデモのご希望も承っておりますので、研究開発や共同研究をご検討の皆様は、ぜひお気軽にお問い合わせください。
製品ページ

■ VIE株式会社 会社概要

 VIE株式会社は、「味わい深い人生を ~Live Connected,Feel the Life.~」をミッションに掲げ、ニューロテクノロジーとエンターテインメントの力を融合させ、感性豊かな社会の実現を目指しています。
 
 これまで製薬会社や大学研究機関、企業との連携を通じ、ウェアラブル脳波計やニューロテクノロジーを活用したサービスの開発を推進してきました。特に日常生活で簡易にEEG(脳波)を測定できる技術を実現し、感性の可視化を支援する製品や技術を展開しています。今後も、ニューロテクノロジーの普及と、ウェルビーイングや医療分野への貢献を一層進めてまいります。
- 会社名:VIE株式会社(ヴィー)- 代表取締役:今村 泰彦- 所在地:神奈川県鎌倉市大町1-9-22- 製品情報:https://vie.style/- 会社概要:https://www.viestyle.co.jp/
詳細を見る

プレスリリース提供:PR TIMES

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記事提供:PRTimes

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