キングスユースマンスリーレポート 2025年11月度
琉球ゴールデンキングス

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ユースチームの活動を伝える「マンスリーレポート」の11月号をお届けします。
キングスU18は、BリーグU18の40チームがトーナメント形式で頂点を争う「
インフロニア B.LEAGUE U18 CHAMPIONSHIP 2025」に挑みました。大会を通じて3試合を戦い、最終結果はベスト8。上位4チームが対象となる「インフロニア B.LEAGUE U18 INTERNATIONAL CUP 2026」への出場権を獲得できず、悔しい結果となりましたが、さらなる成長に向けて収穫も多くありました。浜口炎ヘッドコーチに加え、司令塔を務める#33 長嶺充来選手、#29 宮里俊佑選手の二人のポイントガードに話を聞きました。
キングスU15は11月22~24日に福岡遠征を行い、全国屈指の強豪高校である福岡大学附属大濠高校、福岡第一高校の両校に加え、同じU15世代であるBリーグユースのライジングゼファー福岡U15、佐賀バルーナーズU15、クラブチームのTake One(福岡県)と練習試合を行いました。来年1月上旬に全国大会の「京王 Jr.ウインターカップ2025-26 2025年度第6回全国U15バスケットボール選手権大会」が控える中、とても貴重な経験となりました。末広朋也ヘッドコーチ、エースガードの宮城昊河選手、インサイドで体を張る金城大智選手に話を聞きました。
ぜひ、ご一読ください。
■■キングスU18■■
U18が参戦したCHAMPIONSHIPはBリーグU18の年間三大タイトルの一つです。キングスU18の過去最高成績は2022年と2023年の3位で、昨年は4位。今年も初優勝を狙い、チーム一丸で大会に臨みました。
初戦のアルティーリ千葉U18戦を56-42で勝利すると、3回戦では宇都宮ブレックスU18と対戦しました。10月に「インフロニア B.LEAGUE U18 ELITE LEAGUE 2025」で対戦し、63-57で勝利したものの、苦戦を強いられた相手です。今回は体を張ったディフェンスとリバウンドで圧倒し、71-50で快勝しました。ゲームキャプテンの#33長嶺充来選手は「一人ひとりがスタートから最後まで戦う姿勢を示し、点差を離すことができました」と振り返ります。
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続く準々決勝の相手は、強豪のサンロッカーズ渋谷U18。開始直後から激しいプレッシャーを仕掛けられ、キングスU18は3Pシュートの成功率が上がらず、21-33で前半を折り返します。その後は強度の高いディフェンスで流れを引き寄せ、第3クオーターでは一時5点差まで猛追。しかし、その後も外のシュートが思うように入らず、再び引き離されて53-61で敗れました。
ターンオーバー数は相手の半分の8回で、放ったフリースローの本数は2倍以上。2Pシュートの成功率もキングスU18が上回りました。しかし、3Pシュートの成功率はSR渋谷が50.0%(18本中9本成功)だったのに対し、キングスU18はわずか8.0%(25本中2本成功)。浜口炎ヘッドコーチは「3Pシュートの成功率以外はイメージ通りの試合ができました。選手たちは練習で積み上げてきたことにトライしていたし、バスケット自体は良かったと思います」と振り返りました。
一方で、相手にセカンドチャンスポイントを16点奪われたことを念頭に、「ディフェンスリバウンドを一発で確保できれば、もっとファストブレイクが出せたと思います。3Pシュートを含め、もう少しオフェンスのリズムが良くなるはずです。そこはもっと突き詰めていきたいポイントです」と改善を見据えました。
「チームとしても個人としても納得のいかない結果。すごく悔しいです」と胸中を明かしたのは、この試合でチーム最長の32分49秒コートに立った長嶺選手です。「自分がいいオフェンスを作れず、それが後半の展開につながったと感じます」と自己評価。相手の激しいプレッシャーに対して受け身になり、ボールムーブが止まってしまったことを反省点に挙げました。一方で、61失点に抑えたディフェンスについては「我慢強くできたのは良かったなと思います」と一定の手応えを語りました。
オフェンスが停滞する中、もう一人の司令塔である#29宮里俊佑選手は果敢にペイントアタックし、チーム最多の18得点を記録しました。ただ、持ち味のアシストはゼロ。「何度も試合映像を見ていますが、もっといい判断ができた場面がありました。逆転できるチャンスの場面でもシュートを決めきれなかったので、勝負所をもっと試合中に感じられるようになりたいです」と語り、自身が目指す「チームを勝たせるポイントガード」になるべく、さらに磨きをかける必要性を感じたようです。
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今後もELITE LEAGUEの戦いが続き、12月28日(日)には横浜ビー・コルセアーズU18と沖縄サントリーアリーナで対戦します。長嶺選手は「失うものは何もありません。強豪を倒し切れるチームになりたいです」と力強く話し、ホーム戦に向けて「観ている方の心に響くようなプレーをしたいです。応援していただけたらうれしいです」と意気込みを語りました。
悔しい敗戦にしっかりと向き合いながら、着実に前進を続けていくキングスU18に、今後もご注目ください。
■■キングスU15■■
キングスU15は年明けの約1カ月後にJr.ウインターカップを控え、各カテゴリに強豪校がひしめく福岡県に遠征を行いました。福岡大学附属大濠高校、福岡第一高校という名門校と練習試合を組み、末広朋也ヘッドコーチが遠征に込めたテーマは「経験したことのないことを体験する」こと。「この時期は選手たちの気持ちが乗ってくる時期なので、効果的な遠征をやりたいと思っていました。佐賀バルーナーズU15やライジングゼファー福岡U15も強豪で、各チームとの日程が合う奇跡に近いスケジュールができました」と振り返ります。
「経験したことがないこと」という言葉通り、福岡大学附属大濠高校との練習試合では、主将の榎木璃旺選手や本田蕗以選手、白谷柱誠ジャック選手など国内トップクラスの選手と対戦。櫻井照大選手とマッチアップしたキングスU15の宮城昊河選手は「ガードなのに身長も体つきも大きかったです。スピードは結構通用する部分もありましたが、目の前に大きな相手がいるとシュート成功率が落ち、味方をうまく動かせませんでした」と課題が見つかったようです。
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一方、187cmの金城大智選手は、自身よりさらに8cm身長が高いサントスマノエルハジメ選手とマッチアップ。「体が強くて、いつもやってるようなボックスアウトだと全然いい位置取りができませんでした」と悔しそうに振り返ります。白谷選手をマークした時には1回のレッグスルーで鮮やかに抜かれ、「ドリブルを突いた時の1歩の幅が自分より断然大きかったです。ああいう手足の長さを生かしたプレーは参考になりました」と収穫を得ました。
同校ではトランジションの練習に参加させてもらうこともできました。キングスU15が「超高速バスケ」を掲げる中、宮城選手は「自分たちはガードがボールを持ってプッシュすることが多いけど、大濠の選手たちは空いてたらどんどん前にパスを飛ばしていて、参考になりました」と話し、レベルアップに向けたヒントを掴みました。
金城選手は、現状で打つ機会の少ない3Pシュートについて、片峯監督から「必ず打つというタイミングを自分で決めたらいいよ」とアドバイスをもらったと言います。「速攻で何もズレができていない時は打たず、ポイントガードがペイントタッチしてしっかりズレた時は、それはチームが頑張って作った形だから責任を背負う、という内容でした。大濠の選手もアドバイスをくれて、とても良い雰囲気でした」と笑みを浮かべました。
一方、福岡第一高校は機動力の高い選手が多く、金城は「全員が動ける選手で、ほとんどズレが生まれない。ターンオーバーが起きてしまい、なかなか自分たちのオフェンスをさせてもらえませんでした」と語ります。
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収穫があったのは試合からだけではありません。隣のコートでは福岡第一高校のAチームがノルマを設定したスリーメンの練習をしていたといい、達成した瞬間に選手たちが大喜び。その姿を見た宮城選手は「クリアした時の一体感や盛り上がりがすごくて、練習の雰囲気づくりも高校トップレベルだと感じました」と話し、チームの在り方についても学びを得ました。
2校との練習試合を通じ、ペイントタッチの回数やオープンショットを作る部分では手応えを感じることができました。全国レベルの力を持つU15年代のチームとの練習試合でも、成長につながる材料が多々ありました。末広ヘッドコーチは「やる気スイッチを押してくれる遠征になりました。あとは選手たちがどう自分たちに火をつけて頑張れるかが重要です」と今後を見据えます。
52チームが日本一を争うJr.ウインターカップについては、11月下旬に組み合わせが発表されました。キングスU15は1月5日(月)の2回戦から出場し、groundwork CLUB(富山)、HAK BRAVES(茨城)の勝者と対戦します。宮城選手は「トーナメント表を見た瞬間、楽しみが一気に増えました」と目を輝かせます。その上で「大濠高校や福岡第一高校と練習をして良かったと言えるように、これからしっかりと課題に向き合い、絶対に優勝したいです」と力を込めました。
バスケ王国とも称される福岡の地で、得難い経験を得たキングスU15。前回大会は準優勝だったJr.ウインターカップで、今度こそ日本一に登り詰めるため、さらなるチーム力の向上に努めます。引き続き、応援をよろしくお願いいたします。
プレスリリース提供:PR TIMES




記事提供:PRTimes