麦わらが生む「ひとつの物語」
粋響株式会社

母と子、2人だけが継ぐ“大森細工”。麦づくりから1年以上かけて制作される丙午干支人形、20体の予約受付を開始
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「動」──前をまっすぐ見据える丙午の麦わら細工。麦の繊維と光が表情に生命感を与える。制作:辻 伊斎 氏(静岡県修善寺)
江戸時代から続く日本独自の編み技法「大森細工」
この技術を継承している職人は現在、
静岡県伊豆市修善寺の 辻 伊斎(つじ いさい)氏と母・辻 紀子 氏の2名のみ 。
今回、辻氏が制作した2026年の干支「丙午(ひのえうま)」の麦わら細工人形が完成し、
伝統屋 暁の公式ECサイトにて 20体限定 の予約受付を開始しました。
作品は、麦の栽培から収穫、選別、染色、編み上げまでのすべてを辻氏が手作業で行います。
麦を育てるところから始めるため、完成までには 1年以上 の時間が必要です。
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「静寂」──目を閉じ、心の内側に静かに向き合う姿。麦の自然な色味が柔らかな陰影を生む。
● 「動」
前を見据える力強さと柔らかさを併せ持つ表情。
● 「静寂」
目を閉じ、自分の内側に静かに意識を向ける穏やかな姿。
2つの表情は相反するようでいて、人が生きるうえでどちらも欠かせない“外へ向かう力”と“内を整える力”を象徴しています。
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飾られた麦わら細工。生活空間に溶け込むことで素材の温かさが際立つ。
大森細工は一度途絶えかけた技法です。
現在この技を継いでいるのは、辻伊斎氏とその母・紀子氏の2名のみ。
天候を読み、麦の質を見極め、自然染色を施し、指先だけで編み上げる──
親子が何十年もかけて蓄積してきた感覚と技が、この作品に宿っています。
制作は自然のリズムに合わせて進むため、
無理にペースを早めることも、数量を増やすこともできません。
丁寧な制作を保てる限界が 20体 となります。
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「動」と「静寂」が並び立つ風景。対照的な表情が互いを引き立てる象徴的な一枚。
干支は60年で一巡します。
辻氏とともに“毎年ひとつの干支を制作する”という取り組みも進行中です。
急がず、量を求めず、
“一年一年を積み重ねながら技術を未来へ手渡す”という静かな挑戦です。
【予約受付】
伝統屋 暁 公式ECサイト
https://www.dentoyaakatsuki.com/product-page/hinoeuma
【お問い合わせ】
伝統屋 暁
担当:佐野翔平
Email:dentoya.akatsuki@gmail.com
Instagram:
https://www.instagram.com/dentoya.akatsuki/プレスリリース提供:PR TIMES



記事提供:PRTimes