エクイニクス、IDC MarketScape「ワールドワイド データセンターサービス サステナビリティ 2025-2026 ベンダーアセスメント」でリーダーに選出
エクイニクス・ジャパン株式会社

水管理のイノベーション、AIサステナビリティ、お客様の脱炭素化を支援する取り組みなどの強みが評価
カリフォルニア州レッドウッドシティ、2025年12月10日 - グローバルなデジタルインフラストラクチャ企業であるエクイニクス(Nasdaq:EQIX、日本法人代表取締役社長 小川 久仁子、以下「エクイニクス」)は、IDC MarketScapeによる初の「ワールドワイド データセンターサービス サステナビリティ 2025-2026 ベンダーアセスメント」(ドキュメント番号:US53000525、2025年12月発行)において、リーダーカテゴリーに位置付けられたことを発表しました。レポートによると、「エクイニクスは、持続可能性と環境保護への高い意識と取り組みが評価されています」。
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IDC MarketScapeベンダー分析モデルは、特定の市場における技術およびサプライヤーの競争的適性を概観するために設計されています。この調査方法論は、定性的および定量的な基準に基づく厳格な採点法を採用しており、特定市場における各サプライヤーの位置付けを単一の図解として導き出します。「能力」スコアは、サプライヤーの製品、市場展開、および短期的なビジネス遂行能力を測定します。「戦略」スコアは、3年から5年の期間における顧客要件とサプライヤー戦略の整合性を測定します。サプライヤーの市場シェアは、アイコンの大きさによって示されます。
IDC エンタープライズワークロードおよびデータセンターインフラ担当リサーチマネージャー オルガ・ヤシュコワ氏のコメント
「エクイニクスは、持続可能なデータセンター運用においてリーダーシップを発揮しています。再生可能エネルギーの調達や水資源管理から、循環型経済、熱の輸出、グリーンファイナンスに至るまで包括的な戦略を展開することで、エクイニクスは業界のベンチマークとして、またデジタルインフラの脱炭素化やビジネス・規制要件への対応を目指す企業にとって、信頼できるパートナーとしての地位を確立しています。」
エクイニクスは、企業やクラウドプロバイダー、AIエコシステムのための重要な接続拠点として機能しており、世界36か国77都市圏で270以上のデータセンターを展開しています。レポートでは「エクイニクスは、グローバルなコロケーションネットワーク全体で、サステナビリティへの取り組みや、エネルギーおよび水管理における革新的なアプローチを実践しています」と述べられています。
エクイニクス サステナビリティ担当バイスプレジデント クリストファー・ウェリスのコメント
「エクイニクスは、持続可能なデジタルインフラソリューションへの需要が高まる中で、他にはない強みを持っています。私たちは、何十年にもわたりサステナビリティ分野のイノベーションをけん引してきた経験と、次世代型エネルギーソリューション、そして運用効率の向上を組み合わせることで、新たな業界標準を築き、世界中のお客様の成功を支えています。」
IDC MarketScapeレポートは、エクイニクスが以下の幅広い取り組みで強みを発揮していることを評価しました。
- 廃熱再利用:エクイニクスは2024年、データセンターの運用から発生した廃熱エネルギー14.5GWhを外部に供給しました。これは前年と比べて245%の大幅な増加となりました。エクイニクスは、ヘルシンキ、トロント、パリなどの都市で、データセンターから発生する余剰熱を地域の暖房ネットワークや公共施設に供給する取り組みを積極的に進めており、特に注目されています。- 水資源管理:エクイニクスの水を重視したプログラムでは、冷却のための水管理におけるベストプラクティスを推進しており、2024年には年間平均の水使用効率(WUE)※1が0.95であったと報告されています。お客様向けの水利用レポートや、無水エネルギー源・蓄熱・積極的な再利用といった先進的なエンジニアリングソリューションの導入により、水資源が限られた市場における運用上の責任を強化しています。- 低電力使用効率(PUE)※2:エクイニクスは2024年、グローバル全体の年間平均PUEで1.39を達成しました(前年比6%の改善)。一部の拠点ではさらに低い数値を達成しています。エクイニクスは2030年までに、グローバル全体の年間平均PUEを1.33にすることを目指しています。- サステナビリティ目標の達成:エクイニクスは、サステナビリティ目標の達成に向けて、2040年までにバリューチェーン全体で温室効果ガス排出量を実質ゼロにすることを目指しています。この取り組みは、Science Based Targets initiative(SBTi)によって認証されています。また、2019年を基準に、Scope 1およびScope 2の絶対排出量を90%削減し、Scope 3の絶対排出量も90%削減することを目標としています。- 再生可能エネルギーへの取り組み:エクイニクスは、2030年までに電力を100%クリーンかつ再生可能エネルギーで賄うことをいち早く宣言し、2024年にはグローバル全体で96%を達成しました(アメリカ大陸およびヨーロッパ・中東・アフリカ地域ではすでに100%を実現)。- AIインフラとサステナビリティのイノベーション:エクイニクスのエッジAIインフラは、再生可能エネルギーの活用を強みとしており、AIワークロードやすぐに利用可能な分散型AIソリューションに対応しています。これらは、サステナビリティのイノベーションの恩恵を受けています。- グリーンファイナンス:エクイニクスは2020年以降、90億米ドル以上のグリーンボンドを発行しており、そのうち約49億米ドルをグリーンビルや再生可能エネルギー、エネルギー効率の向上、持続可能なデータセンター施設の開発、さらにはオンサイト発電用の燃料電池など、次世代技術への投資に充てています。- お客様の脱炭素化支援ツール:エクイニクスは、電力消費量、再生可能エネルギーの利用状況、炭素排出量、水の使用量など、詳細なデータを含むカスタマイズされたサステナビリティレポートをお客様に提供しています。
詳細は、IDC MarketScapeレポートの抜粋をご覧ください:
IDC MarketScape: Worldwide Datacenter Services Sustainability 2025-2026 Vendor Assessment.
参考資料:
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IDC MarketScape: Worldwide Datacenter Services Sustainability 2025-2026 Vendor Assessment [英語レポート]-
Equinix Named a Leader in the IDC MarketScape: Worldwide Datacenter Colocation Services 2025 Vendor Assessment [英語プレスリリース]-
IDC MarketScape - Worldwide Datacenter Colocation Services 2025 Vendor Assessment [英語レポート]-
Equinix Is a Leader in the 2025 IDC MarketScape for Data Center Colocation Services [英語ブログ]
[1] 水使用効率(WUE)とは、The Green Gridによって開発された指標であり、データセンターの持続可能性を水の使用量とエネルギー消費との関係から測定するものです。WUEは立方メートル毎メガワット時(m³/MWh)で表され、データセンターのシステム(冷却水システム、冷却塔、加湿システムなど)で使用される水の量と、IT機器のエネルギー消費量との比率を示します。
[2] 電力使用効率(PUE)とは、データセンターのエネルギー効率を定量化するために使われる指標です。
IDC MarketScapeについて
IDC MarketScapeのベンダー評価モデルは、特定の市場におけるテクノロジーやサービスの提供企業の競争力を示すために設計されています。この調査では、定性的および定量的な基準に基づいた厳密な評価手法を用い、それぞれのベンダーが市場内でどのような位置にあるかをひと目で分かる図としてまとめています。IDC MarketScapeは、各テクノロジーベンダーの製品やサービス、能力や戦略、そして現在および将来の市場で成功するための要素を比較するための明確な基準を提供します。また、このフレームワークは、テクノロジーの導入を検討している企業に対し、現在および将来のベンダーの強みと弱みを360度評価できる情報も提供します。
エクイニクスについて
エクイニクス(Nasdaq:EQIX)は、世界中のあらゆる場所を、最も短いパスで、無限につなげます。同社のデジタルインフラストラクチャ、データセンター拠点、そして相互接続されたエコシステムは、私たちの仕事や生活、そして地球をより良くするイノベーションを可能にします。エクイニクスは経済、国、組織、コミュニティをつなぎ、シームレスなデジタル体験と最先端のAIを、迅速かつ効率的に、そしてあらゆる場所で提供します。
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This press release contains forward-looking statements that involve risks and uncertainties. Actual results may differ materially from expectations discussed in such forward-looking statements. Factors that might cause such differences include, but are not limited to, risks to our business and operating results related to the current inflationary environment; foreign currency exchange rate fluctuations; stock price fluctuations; increased costs to procure power and the general volatility in the global energy market; the challenges of building, and operating, IBX and xScale data centers, including related to sourcing suitable power and land, and any supply chain constraints or increased costs of supplies; the challenges of developing, deploying and delivering Equinix products and solutions; unanticipated costs or difficulties relating to the integration of companies we have acquired or will acquire into Equinix; a failure to receive significant revenues from customers in recently built out or acquired data centers; failure to complete any financing arrangements contemplated from time to time; competition from existing and new competitors; the ability to generate sufficient cash flow or otherwise obtain funds to repay new or outstanding indebtedness; the loss or decline in business from our key customers; risks related to our taxation as a REIT; risks related to regulatory inquiries or litigation and other risks described from time to time in Equinix filings with the Securities and Exchange Commission. In particular, see recent and upcoming Equinix quarterly and annual reports filed with the Securities and Exchange Commission, copies of which are available upon request from Equinix. Equinix does not assume any obligation to update the forward-looking information contained in this press release.
プレスリリース提供:PR TIMES
記事提供:PRTimes