その他 – とれまがニュース

経済や政治がわかる新聞社や通信社の時事ニュースなど配信

とれまが – 個人ブログがポータルサイトに!みんなでつくるポータルサイト。経済や政治がわかる新聞社や通信社の時事ニュースなど配信
RSS
製品 サービス 企業動向 業績報告 調査・報告 技術・開発 告知・募集 人事 その他
とれまが >  ニュース  > リリースニュース  > その他

Green Carbon株式会社は、株式会社エフ・シー・シーと連携し、フィリピン・ネグロス島でAWDを活用した水田由来のカーボンクレジット創出プロジェクトを開始

グリーンカーボン

Green Carbon株式会社は、株式会社エフ・シー・シーと

~ JCM活用により10年間で964,000tのメタン削減へ。農家・政府・大学と連携し25,000ha規模の脱炭素稲作モデルを構築~


ネイチャーベースのカーボンクレジット創出・販売事業を展開するGreen Carbon株式会社(代表取締役:大北潤、以下Green Carbon(グリーンカーボン))は、株式会社エフ・シー・シー(代表取締役社長 斎藤 善敬、以下FCC)と連携しフィリピン・ネグロス州において、水田における間断灌漑(AWD:Alternate Wetting and Drying)(※1)を活用したメタンガス削減プロジェクト(以下 本プロジェクト)を開始しました。
本プロジェクトは、日本政府が推進するJCM(二国間クレジット制度)を適用するもので、現地政府・農業機関・大学・農家ネットワークと連携し、初年度100haから開始し、最大25,000haまで拡大可能なプロジェクトとして展開します。本取り組みにより、10年間で累計964,251tCO2eの温室効果ガス削減を見込んでいます。
[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/117956/230/117956-230-e87f871674725acdcec35327a26764f9-1920x1080.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]




〇本リリース及び詳細に関する問い合わせはこちら
https://green-carbon.co.jp/contact/

○Green Carbon株式会社会社概要のダウンロードはこちら
https://green-carbon.co.jp/download-form/


◆本連携の背景

Green Carbonは、「生命の力で地球を救う」というビジョンのもと、カーボンクレジットの創出・登録・販売を一気通貫で支援する事業を展開しています。東南アジアを中心に、森林保全、水田メタン削減、バイオ炭、家畜排せつ物削減、マングローブ植林、カーボンファーミングなど、多様な自然由来のカーボンクレジット創出プロジェクトに取り組んでいます。
またFCCは、自動車部品メーカーとしてモビリティ分野での環境負荷低減に取り組む一方、地球規模の課題である気候変動への対応を強化しています。アジア地域でも積極的に事業を展開しており、なかでも FCC (PHILIPPINES) CORP. は1993年の拠点設立以来、30年以上にわたり地域と協力し、信頼関係を築いてきました。今後も、地域とのパートナーシップを基盤に、持続可能な未来の実現を目指しています。
この取り組みの中で、両社は2025年11月より連携を開始いたしました。

◆ネグロス島の特徴

ネグロス島は、フィリピン中部・西ビサヤ地域に位置し、西側のネグロス・オクシデンタル州と東側のネグロス・オリエンタル州から構成されています。肥沃な火山性土壌と広い沖積平野を有し、古くから米、サトウキビ、トウモロコシなどの栽培が盛んに行われており、約28万ヘクタールの農地のうち、6万~6.5万ヘクタールが水田として活用されています。気候は台風の影響が比較的少ない熱帯モンスーン型で、年間を通じて安定した稲作が可能な環境が整っています。
州内にはBago、La Carlota、Kabankalan、Hinigaranなど主要な稲作地域が点在し、灌漑インフラが広く整備されています。一方で、従来より連続湛水による栽培が一般的であったことから、メタン排出量の増加や乾季における水資源の逼迫、土壌有機物の低下といった課題が顕在化しています。
こうした背景を受け、州農業局(PAO)は気候変動を「地域農業にとって最大の脅威」と位置付け、英国政府機関との協働による気候適応戦略の実施や、農業普及員を通じた気候スマート農法の研修を推進するなど、技術導入と生産性向上の両面で支援体制を整備しています。
[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/117956/230/117956-230-24926ce9373a0801ff7b7162778c0dbe-796x878.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
○ネグロス島の位置

これらの課題が存在する一方で、以下のようにAWD(間断灌漑)の導入条件が極めて整っている地域でもあり、AWDによる節水・排出削減・生産性向上を同時に図ることが可能です。
[表: https://prtimes.jp/data/corp/117956/table/230_1_f4046137c7c5a7c8b7eea825d1c3b9f6.jpg?v=202512110216 ]
また、同州は西ビサヤ地域における主要な米生産地であり、水利用効率の改善や気候変動対応は、地域の食料安全保障にも直結します。これらの点から、ネグロス島はAWD導入によるメタン削減、用水効率改善、農家所得向上を同時に実現し得る、高いスケールメリットと展開性を備えた地域として評価されています。

◆本取り組みの内容

本プロジェクトでは、従来の連続湛水を間断灌漑(AWD)に切り替えることで、1haあたり年間5.03tCO2eを削減します。これは、10年間の合計で約96万トンの温室効果ガス削減に相当し、日本とフィリピン双方の排出削減に寄与します。AWD導入は環境価値だけではなく、既存のフィールド実証においては水使用量が平均38%削減されるとともに、収穫量は5~16%増加し、農薬散布量の低減にもつながることが確認されています。
生産性向上・コスト削減・気候貢献を同時に実現する手法として、AWDはフィリピン稲作における“次のスタンダード”となり得る技術です。
Green Carbonは既に、対象エリアの市長、州農業局(PAO)、市町村農業局(MAO)や協力大学であるCentral Philippines State University等との連携を進めています。


<Central Philippines State University(CPSU)について>
Central Philippines State University(CPSU)は、フィリピン・ネグロス州カバンカラン市に本部を置く州立大学で、前身であるNegros Occidental Agricultural Schoolを母体として設立され、その後の制度改編を経て2012年に州立総合大学へと昇格しました。元々は農業教育機関として発展してきた背景を持ち、農学・畜産学・林学・水産学・環境科学を中心とした実践的な教育と研究に強みを有しています。
本大学は約4,653ヘクタールにおよぶ土地を保有しており、農業・林業・自然資源管理に関する教育・研究施設として活用されています。地域社会との連携にも積極的で、ネグロス州における持続可能な農業推進、人材育成、気候変動への適応といった課題に対し、官民・自治体・地域組織との協働による教育・普及・研究活動を展開しています。

◆今後の展望

本プロジェクトは、2026年1月の作付けに合わせて最初の100ヘクタールから開始し、検証を経て段階的に拡大し、最終的には25,000ヘクタール規模での実装を見込んでいます。今後は、ここで確立される仕組みを基盤に、フィリピン国内の他地域への展開も計画しており、AWD技術の普及による温室効果ガス削減効果を科学的に示すことで、農業分野における気候変動対策の有効性を国内外に発信していきます。
また、現地農家、自治体、学術機関との協力体制をさらに強化することで、カーボンクレジットの創出にとどまらず、持続可能な農業モデルの構築を推進します。これにより、地域経済の発展と環境保全の両立を実現し、国際的なカーボンクレジット市場に向けた安定的な供給にも貢献していきます。
さらに将来的には、フィリピン国外、とくに東南アジア諸国への展開も視野に入れており、アジア全体でのAWD導入とクレジット創出を通じて、気候変動緩和に向けた国際的な取り組みの一翼を担うことを目指します。
※1:二国間クレジット(JCM)
「Joint Crediting Mechanism」の略。日本とパートナー国が協力して温室効果ガスの削減・吸収に取り組み、定量化した削減・吸収量を両国で分け合う制度のこと。日本では定量化した削減・吸収量をカーボンクレジットとして活用することができ、日本政府は2030年度までの累計で1億t-CO2程度、2040年度までの累計で2億t-CO2程度のカーボンクレジットを確保することを目標に掲げている。

※2:間断灌漑(AWD)
間断灌漑(AWD)は水田の水位を目安に、数日おきに入水と自然乾燥を繰り返すという手法。間断灌漑(AWD)の場合、連続的な入水に比べ、水使用量を削減することができ、水資源の保全にも寄与。



◆Green Carbon 株式会社
代表者   :代表取締役 大北 潤
所在地   :東京都千代田区麹町2-3-2 半蔵門PREX North 9F
設立    :2019年12月12日
事業内容  :カーボンクレジット創出販売事業、農業関連事業、環境関連事業、その他、関連する事業及びESGコンサルティング事業
URL    : https://green-carbon.co.jp/

◆株式会社エフ・シー・シー
代表者   :代表取締役社長 斎藤 善敬
所在地   :静岡県浜松市浜名区細江町中川7000番地の36
設立    :1939年6月
事業内容  :
二輪事業: オートバイ、スクーター、ATV(バギー)等のクラッチおよびEV / CASE領域の製品の製造・販売
四輪事業: マニュアル車、オートマチック車等のクラッチおよびEV / CASE領域の製品の製造・販売
非モビリティ事業: 環境・エネルギー分野等の製品の製造・販売およびサービスの提供
URL    : https://www.fcc-net.co.jp/

◆Green Carbon事業紹介
Green Carbonは、「生命の力で、地球を救う」をビジョンとして掲げ、国内外において自然由来のカーボンクレジット創出・登録・販売までを一気通貫してサポートする事業を展開しており、その他にも、農業関連事業、研究開発事業、ESGコンサルティング事業なども展開しております。
事業展開領域は日本、東南アジアを中心にオーストラリア、南米まで拡大しており、自然由来のカーボンクレジット(水田、バイオ炭、森林保全、カーボンファーミング、マングローブ植林、牛のゲップなど)を創出しています。国内の水田においては、2023年度日本初・最大級(約6,220t)で水田のJ-クレジットの認証を取得しており、2024年度は約40,000ha(約80,000t)に拡大していく予定です。また、クレジット登録・申請・販売までをワンプラットフォームで完結するサービス「Agreen(アグリーン)」を提供しており、クレジットの申請登録時にかかる手続きや書類作成などを簡略化し、クレジット創出者の工数を削減しています。

◆Green Carbon株式会社SNSはこちら
Carbon Credits Journal:https://biz-journal.jp/carboncredits/
Linkedin :https://www.linkedin.com/company/green-carbon-inc/
Facebook:https://www.facebook.com/profile.php?id=61557429326458
X    :https://mobile.x.com/GreenCarbon2019
Wantedly:https://www.wantedly.com/companies/greencarbon2019
Youtube :https://www.youtube.com/channel/UCYO4WnGOHDaVB1ikxheZasA
note  :https://note.com/green_carbon/

プレスリリース提供:PR TIMES

Green Carbon株式会社は、株式会社エフ・シー・シーと

記事提供:PRTimes

記事引用:アメーバ?  ブックマーク: Google Bookmarks  Yahoo!ブックマークに登録  livedoor clip  Hatena ブックマーク  Buzzurl ブックマーク

ニュース画像

一覧

関連ニュース

とれまがマネー

とれまがマネー

IR動画

一覧

とれまがニュースは、時事通信社、カブ知恵、Digital PR Platform、BUSINESS WIRE、エコノミックニュース、News2u、@Press、ABNNewswire、済龍、DreamNews、NEWS ON、PR TIMES、LEAFHIDEから情報提供を受けています。当サイトに掲載されている情報は必ずしも完全なものではなく、正確性・安全性を保証するものではありません。当社は、当サイトにて配信される情報を用いて行う判断の一切について責任を負うものではありません。

とれまがニュースは以下の配信元にご支援頂いております。

時事通信社 IR Times カブ知恵 Digital PR Platform Business Wire エコノミックニュース News2u

@Press ABN Newswire 済龍 DreamNews NEWS ON PR TIMES LEAF HIDE

Copyright (C) 2006-2025 sitescope co.,ltd. All Rights Reserved.