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TIS、「令和の“キャッシュレスVS現金”調査」を実施!全30のうち22シーンで「どちらも使える場合キャッシュレス派」が上回りご祝儀、香典など“冠婚葬祭シーン”でも3割以上がキャッシュレス派

TISインテックグループ

TIS、「令和の“キャッシュレスVS現金”調査」を実施!

~20-30代の4割強が“ご祝儀キャッシュレス”派と、若年層のトレンドが顕在化!~


TISインテックグループのTIS株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:岡本 安史、以下:TIS)は、キャッシュレス決済を利用したことがある方、かつ全国15~69歳の男女600名を対象に、日常生活や冠婚葬祭などにおける全30の支払いシーンでのキャッシュレス決済と現金の利用実態・利用意向についての調査を実施したことを発表します。

[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/11650/1861/11650-1861-c1084acc7d429c5f3ad4d11597aea204-925x1020.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]


【回答結果の割合は、小数点以下第2位は四捨五入としています。そのため割合合計は100%にならない場合があります。】

経済産業省によると、2024年の国内のキャッシュレス決済比率は42.8%と初めて4割を超え、将来的には80%まで引き上げを目指し、必要な環境整備が進められています※1。TISでは、注力すべき社会課題の一つに「金融包摂」を掲げ、安全かつ円滑なキャッシュレス決済を実現するためのシステム開発に取り組んでいます。

そうしたなか、日常生活や冠婚葬祭などにおける全30の支払いシーンで「キャッシュレス」or「現金」の利用実態・利用意向を明らかにすることで、現代の日本でのキャッシュレス決済の実態と、今後「キャッシュレス社会」が発展していく上での兆しについて考察しました。

※1 経済産業省「2024年のキャッシュレス決済比率を算出しました」
https://www.meti.go.jp/press/2024/03/20250331005/20250331005.html

【調査概要】
調査手法 :インターネット調査       
調査期間 :2025年9月10日(水)~9月11日(木)
調査対象者:全国 15-69歳男女 計600名

調査結果トピックス
- どちらも使える場合、日常シーンの利用意向では「キャッシュレス派」が7割超!冠婚葬祭でも3割以上がキャッシュレス利用意向あり。- <キャッシュレス>利用実態・利用意向ランキング!「どちらも使える場合の利用意向」1位と2位は「交通手段への支払い」- <現金>利用実態・利用意向ランキング!「どちらも使える場合の利用意向」冠婚葬祭が上位を占め、「お金を贈るシーン」に現金需要あり。- 冠婚葬祭シーンにおいて、どちらも使える場合「現金派」の理由は「伝統的な慣習」がトップ。また「キャッシュレス派」の理由は「現金の用意が面倒だから」がトップに。- 対友人・知人での金銭授受のシーンにおいて、どちらも使える場合「現金派」を選ぶ理由として「自分はキャッシュレスで良くても相手が使っていないことがあるから」と、相手の環境が整えばキャッシュレスで支払いたいという意向が伺える。

【1】どちらも使える場合、日常シーンの利用意向では「キャッシュレス派」が7割超!冠婚葬祭でも3割以上がキャッシュレス利用意向あり。
現金・キャッシュレスどちらも使える場合の利用意向では、図1のNo.1~13に該当する日常生活での支払いシーンにおいて、約7~8割が「キャッシュレス派」と回答。それぞれの支払いシーンの多くで、キャッシュレス利用実態比率を、キャッシュレス利用意向比率が上回る結果となった。さらに、図1のNo.14~19のご祝儀や香典、お年玉などの冠婚葬祭・儀礼的な支払いシーンでは、他のシーンと比べると割合は低いものの3割以上が「キャッシュレス派」であった※2。
「結婚式のご祝儀を渡すとき」において、どちらも使える場合の利用意向で「キャッシュレス派」は40代32.0%、50代34.0%、60代15.0%である一方、20代42.0%、30代43.0%と、他年代と比べると20-30代において「キャッシュレス派」の比率が高く、4割超存在することがわかった※3。近年では、事前振込型のご祝儀もあることから、若い世代を中心に今後冠婚葬祭シーンでも「キャッシュレス派」が伸びていく可能性がある。
[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/11650/1861/11650-1861-1b8a1eb88615d11b5adeb24af511fa41-945x386.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]


また、利用実態では「現金」が上回る図1のNo.23~30のエンタメシーンにおいても、どちらも使える場合の利用意向では、「キャッシュレス派」が「ゲームセンターで料金を支払うとき」57.7%、「カプセルトイを購入するとき」55.0%と5割を超えた※4。現在は現金での支払いに限られるシーンでも、決済環境が整えばキャッシュレスを選ぶ方が多いと考えられる。

※2 単一回答:全体 n=600※No.11『高速道路の通行料を支払うとき』18歳以上 n=565)
※3 単一回答:20-60代 各n=100
※4 単一回答:全体 n=600

【2】<キャッシュレス>利用実態・利用意向ランキング!「どちらも使える場合の利用意向」1位と2位は「交通手段への支払い」
現金・キャッシュレスどちらも使える場合の利用意向では、「高速道路の通行料を支払うとき」83.5%※5、「電車やバスで乗車料を支払うとき」82.8%※6と「交通手段」へのキャッシュレス利用意向が上位にランクインする結果に。「スムーズな移動」に対するキャッシュレス需要の高さが伺える。
また、「病院やクリニックで診察料を支払うとき」でもキャッシュレス利用意向が73.8%となるなど、実態として現金での支払いに限られることが多い場所も、キャッシュレスが使える環境であればキャッシュレスを利用したいという意向が全体で見られた※7。
[画像3: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/11650/1861/11650-1861-08b217b559df59877a32a704f3c741d1-945x385.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]


※5 単一回答:18歳以上 n=565
※6 単一回答:全体 n=600
※7 単一回答:全体 n=600

【3】<現金>利用実態・利用意向ランキング!「どちらも使える場合の利用意向」冠婚葬祭が上位を占め、「お金を贈るシーン」に現金需要あり。
冠婚葬祭シーンや、お小遣い・お年玉・募金・投げ銭などでは、どちらも使える場合「キャッシュレス派」よりも「現金派」が上回る結果となり、「お金を贈るシーン」では、現金の利用意向が高い結果となった※8。
特に「結婚式のご祝儀を渡すとき」において、世代別の現金利用意向では60代が最も高く85.0%に。ほか世代では20代58.0%、30代57.0%となり、世代間での意識の差が見られる結果となった※9。
[画像4: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/11650/1861/11650-1861-ffb42ddb7e7aded06d7deeded6e0c129-945x386.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]


※8 単一回答:全体 n=600
※9 単一回答:20代 n=100、30代 n=100、60代 n=100

【4】冠婚葬祭シーンにおいて、どちらも使える場合「現金派」の理由は「伝統的な慣習」がトップ。また「キャッシュレス派」の理由は「現金の用意が面倒だから」がトップに。
現金・キャッシュレスどちらも使える場合に、冠婚葬祭シーンで「現金派」と回答した人の約半数が、その理由を「伝統的な慣習だから」と回答※10。
一方、どちらも使える場合「キャッシュレス派」と回答した人の半数以上が、「現金(新札)の用意が面倒だから」と回答。キャッシュレス決済による手間の軽減を望んでいることが伺える※11。
「お年玉をもらうときor渡すとき」では、現金・キャッシュレスどちらも使える場合に「現金派」と回答した人の理由として「お金のことを考えることができる」「お金の使い方を学ぶ良い機会だから」などが挙げられ、「お年玉を現金でやりとりすること=お金の価値を考える機会」と捉えている人が一定数存在することが明らかになった。
[画像5: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/11650/1861/11650-1861-db262d94c7302f974dc4c453f1e6af29-945x386.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]


※10 単一回答:『どちらも使える場合 現金派』と回答した10-60代:『結婚式のご祝儀を渡すとき』n=403、『葬儀の香典を渡すとき』n=412、『お年玉をもらうときor渡すとき』n=386、『祈祷料を納めるとき』n=388、『神社でお賽銭を納めるとき』n=402
※11 単一回答:『どちらも使える場合 キャッシュレス派』と回答した10-60代:『結婚式のご祝儀を渡すとき』n=197、『葬儀の香典を渡すとき』n=188、『お年玉をもらうときor渡すとき』n=214、『祈祷料を納めるとき』n=212、『神社でお賽銭を納めるとき』n=198

【5】対友人・知人での金銭授受のシーンにおいて、どちらも使える場合「現金派」を選ぶ理由として「自分はキャッシュレスで良くても相手が使っていないことがあるから」と、相手の環境が整えばキャッシュレスで支払いたいという意向が伺える。
現金・キャッシュレスどちらも使える場合に、友人や知人など対人間での金銭授受のシーンにおいて「現金派」と回答した理由として、「現金の方が安心だから」がトップに※12。一方、年代別で見てみると、30-50代は「現金の方が安心だから」と「自分はキャッシュレスで良くても相手が使っていないことがあるから」という回答が同じく3~4割程度ずつとなり、相手の環境が整えばキャッシュレスを利用したいという意向が伺える※13。
[画像6: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/11650/1861/11650-1861-f8281aa673a74eede536b76cae31688c-945x386.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]


※12 単一回答:『どちらも使える場合 現金派』と回答した10-60代:『飲み会の幹事に、会費を支払うとき』n=206、『友人、知人とランチの割り勘をしてお金を精算するとき』n=244、『友人が立て替えてくれていた旅行代金を支払うとき』n=265
※13 単一回答:『どちらも使える場合 現金派』と回答した30-50代:『飲み会の幹事に、会費を支払うとき』30代n=36、40代n=43、50代n=39:『友人、知人とランチの割り勘をしてお金を精算するとき』30代n=37、40代n=42、50代n=40:『友人が立て替えてくれていた旅行代金を支払うとき』30代n=38、40代n=46、50代n=44

どちらも使える場合の利用意向で「キャッシュレス派」と回答した理由では、約半数が「キャッシュレスの方がラク・スムーズだから」と回答。時短、利便性によるキャッシュレスの利用意向が高いことが伺える※14。
20代では、現金・キャッシュレスどちらも使える場合に「キャッシュレス派」を選ぶ人の割合は、「飲み会の幹事に、会費を支払うとき」73.0%、「友人、知人とランチの割り勘をしてお金を精算するとき」72.0%、「友人が立て替えてくれていた旅行代金を支払うとき」69.0%と、他世代よりも友人や知人との金銭授受のシーンにおいてキャッシュレス利用を望む人が多い※15。
[画像7: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/11650/1861/11650-1861-8f3803bdffb156b467ed61c1779470bf-945x386.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]


※14 単一回答:『どちらも使える場合 キャッシュレス派』と回答した10-60代:『飲み会の幹事に、会費を支払うとき』n=294、『友人、知人とランチの割り勘をしてお金を精算するとき』n=356、『友人が立て替えてくれていた旅行代金を支払うとき』n=335
※15 単一回答:20代 n=100

有識者によるコメント
[画像8: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/11650/1861/11650-1861-d2010a4b2802bd5dda1effb52ff3990f-248x349.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]

東洋大学 経済学部 国際経済学科 教授
川野 祐司 氏

1976年大分県生まれ。日本証券アナリスト協会認定アナリスト(CMA)、英国宝石学協会特別会員(FGA)。専門は国際金融論、ヨーロッパ経済論、金融政策、宝石学。主要著書は『これさえ読めばすべてわかる アセットマネジメントの教科書』『ヨーロッパ経済の基礎知識2022』(いずれも文眞堂)など。




今回の調査結果からわかるように、結婚式のような儀礼的なイベントで効率性よりも慣習を重視する人が多いのは、お金の受け渡しが単なる価値の移動ではないことを示しています。同時に、年代別の数字からは私たちの「慣習」が時とともに変化することも読み取れます。キャッシュレスは時間をかけて日常生活に浸透していくのでしょう。

2020年代に入って世界のキャッシュレスはさらに進んでいます。世界のほとんどの地域で50%に達しつつあり、日本を含む東アジアでは80%に近づいています。

また、世界のキャッシュレスの機能も進化しつつあります。中国のWeChatには「赤い封筒」という機能があり、お祝いやお年玉を送ることができます。お金だけでなく、音声の録音、選べるギフトを贈る機能があり、コミュニケーションにも役立っているのです。

EU(欧州連合)では、「デジタルユーロ」の取り組みが進んでいます。2029年に発行される予定となっており、ビジネスや生活が効率的になると予想されています。また、さまざまな事情を抱えた人にも使いやすく、教育しやすい設計を目指しています。特に、お金の使い過ぎや借金を抑える教育が欠かせません。この取り組みを金融包摂といいます。

一方で、私は現金が今後も長く残ると予想しています。現金は手元にあると安心感があったり、手渡しには気持ちを伝えやすいメリットがあります。私たちの生活は効率性だけでは測れません。今後も現金とキャッシュレスは互いに支え合いながら社会を支えていくでしょう。

TIS担当者によるコメント
[画像9: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/11650/1861/11650-1861-768ee873c3edca43cc211ffdc633694b-276x313.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]

TIS株式会社 デジタルイノベーション事業本部
ペイメントサービス事業部長
津守 諭

大学卒業後、TIS株式会社に入社。決済システムの開発からスタートし、経営企画部門では中期戦略やM&Aによるアライアンス推進に従事。現在はキャッシュレスサービスの責任者として、サービス開発と社会実装を横断的に推進。ビジネスとテクノロジー、企業と生活者の橋渡し役として、現場と未来をつなぐことを大切にしている。




日本のキャッシュレス決済比率は2024年に4割を超えました。今回の調査結果は、実生活での利用実態において、キャッシュレスが自然な選択肢になったことを示しています。さらに、現金しか使えないシーンにおいてもキャッシュレスの利用意向は5割近く、国が目指すキャッシュレス比率8割に向けて、実現可能性を期待できる結果となりました。

一方、全てがキャッシュレスになるのでなく、現金だからこその価値も確認することができました。冠婚葬祭では現金が多く利用されていますが、2割の方が「現金の方が気持ちが伝わる」と回答しています。現金は経済的な価値だけでなく、情緒的な価値を持っているといえそうです。年代によっても現金とキャッシュレスの感じ方は異なるので、選択肢を持てることがより重要になります。

消費性向に目を向けると、価値観が大きく変わりつつあります。大衆消費から瞬間的なパルス型消費が増加しており、この傾向は対話型AIによる購買で一層加速されます。一方で商品ではなく価値観からはじまるブランドが好まれ、新消費を避ける感謝経済の萌芽も見られます。

今回の調査結果からは、キャッシュレスが利便性の選択肢から、価値観や感情を媒介する社会インフラへと進化しつつあることが見えてきます。TISでは、キャッシュレスサービスによる利便性向上と、消費者の体験をより楽しく、社会とのつながりを感じられるものにする取り組みを、事業者の皆さまとの共創によって進めていきます。

TIS株式会社について(https://www.tis.co.jp/
TISインテックグループのTISは、金融、産業、公共、流通サービス分野など多様な業種3,000社以上のビジネスパートナーとして、お客さまのあらゆる経営課題に向き合い、「成長戦略を支えるためのIT」を提供しています。50年以上にわたり培ってきた業界知識やIT構築力で、日本・ASEAN地域の社会・お客さまと共創するITサービスを提供し、豊かな社会の実現を目指しています。

TISインテックグループについて
TISインテックグループは、国内外グループ2万人を超える社員が『ITで、社会の願い叶えよう。』を合言葉に、「金融包摂」「都市集中・地方衰退」「低・脱炭素化」「健康問題」を中心としたさまざまな社会課題の解決に向けてITサービスを提供しています。デジタル技術を駆使したムーバーとして新たな価値を創造し、人々の幸せと持続可能な豊かな社会の実現に貢献します。

※ 記載されている会社名、製品名は、各社の登録商標または商標です。
※ 記載されている情報は、発表日現在のものです。最新の情報とは異なる場合がありますのでご了承ください。

プレスリリース提供:PR TIMES

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記事提供:PRTimes

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