【岐阜県飛騨市】異なる世界観の作品に浸れる!飛騨市出身の美術家2名の展覧会を同時開催「泉原昭人展 -スタジオマンゴスチンの世界-」 /「蒲雄二 追悼展 -Cosmic Fusion-」
岐阜県飛騨市

飛騨市出身の映像作家・泉原昭人氏が精細な筆致でつくり上げる独自の世界の企画展と、同じく飛騨市出身で、モダンアート協会事務局長を務め2022年に亡くなった蒲雄二氏を偲ぶ常設展を12月6日(土)から開催中
岐阜県飛騨市(市長:都竹淳也)の飛騨市美術館では、手がけた短編アニメーション作品が、ベルリン国際映画祭をはじめ、国内外を問わず高く評価されている泉原昭人氏の企画展を開催しています。泉原氏は、1996年に版画家・溝上幾久子氏と短編アニメーションを制作する映像スタジオ・スタジオマンゴスチンを設立し、主に監督、作画、編集、デザインを手がけています。
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カワウソ (2023)
展示の見どころ
本展では、泉原氏の制作による短編アニメーション作品の原画や資料、イラストなどを展示します。映像作品は止まることなく進んでいくものですが、その静止画を心行くまで鑑賞できる貴重な機会です。細部までこだわって書かれた絵を、ぜひ隅々までご覧ください。また今回、近隣の小学生が描いた絵を基に、泉原さんが新作の短編アニメーションを制作するという新しい試み「100羽の鳥」プロジェクトを実施しました。会期中は、出来上がった短編アニメーション作品を展示室内で投影します。飛騨地域の小学生とのコラボレーションも見どころのひとつです。
展覧会概要
◆場所
飛騨市美術館(岐阜県飛騨市古川町若宮二丁目1-58)
◆期間
12月6日(土)~令和8年2月1日(日)
◆休館日
月曜日(月曜日が祝日の場合は翌平日)
◆時間
9時00分~17時00分(最終入館16時30分まで)
◆観覧料
200円
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【関連イベント】スタジオマンゴスチン作品上映会
◆場所
飛騨市文化交流センター 小ホール(岐阜県飛騨市古川町若宮二丁目1-63)
◆期間
1月18日(日)
◆時間
1回目:10時00分~11時50分頃
2回目:14時00分~15時50分頃
※各回内容は同じです
◆料金
無料
◆申込
フォームより申し込み
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泉原昭人氏コメント(抜粋)この展示では、スタジオマンゴスチンの初期から現在に至るまでの作品や資料の展示と、アニメーション作品を上映する機会をいただきました。来年(2026年)はスタジオマンゴスチンを立ち上げてから30年にあたり、これまでの制作活動を振り返る意味でも有意義なものとなりました。特に飛騨の小学生と共に作る「100羽の鳥」はわたし自身、未知の可能性にワクワクしています。
※「100羽の鳥」プロジェクト参加
古川小学校、古川西小学校、神岡小学校、宮川小学校、児童養護施設夕陽ヶ丘、障がい者支援施設吉城山ゆり園、障がい者支援施設高山山ゆり園、ぽころこアートスクール 他
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泉原昭人氏来歴
1964(昭和39)年吉城郡古川町(現:飛騨市古川町)生まれ。吉城高校卒業後、東京の美術専門学校で現代美術を学び、その後独学でイラストやグラフィックデザインを習得。1996(平成8)年に版画家・溝上幾久子氏と映像スタジオ・スタジオマンゴスチンを設立し、主に監督、作画、編集、デザインを手がける。2005(平成17)年からは短編アニメーション作品の制作を始め、2009(平成21)年「赤い森の歌」は札幌国際短編映画祭で2部門受賞、2012(平成24)年「リリタアル」、2016(平成28)年「ウィータ・ラカーマヤ」、2023(令和5)年「カワウソ」の3作品がベルリン国際映画祭でノミネート上演されるなど、国内外を問わず高く評価されている。特に「カワウソ」はこれまで20を超える国の国際映画祭で上映され、受賞も重ねており、大きな反響を呼んでいる。
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泉原昭人展-スタジオマンゴスチンの世界- チラシ
d120394-165-a597d4839f0d957dc1ed51b58da88146.pdf常設展では、飛騨市文化交流センターの緞帳(どんちょう)に採用されている《創造のドラムは響き》を手がけた蒲雄二氏の常設展を開催します。蒲氏は、モダンアート展をはじめとする公募展や個展に精力的に取り組む一方、歌舞伎向けの小道具制作技術者として国に表彰された経歴を持ちます。また、モダンアート協会では事務局長を務め、同会の運営に貢献しました。
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Cosmic Fusion(夜のHOPI MESA)(2005)
展示の見どころ
蒲氏は初期には具象画も描いていましたが、心象風景や世界のあり方についての思索を深めた抽象画を多く残しました。これらの絵画には、諸行無常という自然の理や、絵を描くことで宇宙の運動と一体化しようという意識が込められています。年代によって絵画の主題は変遷していきますが、その根底には絶え間ない哲学の追求がありました。
本展では、初期から晩年までの絵画を、「Cosmic Fusion(宇宙の融合)」という題がつけられた作品を軸に展示し、その画業を辿るとともに、歌舞伎小道具制作技術者など蒲氏が持つ多彩な顔をパネル展示で紹介します。
展覧会概要
◆場所
飛騨市美術館(岐阜県飛騨市古川町若宮二丁目1-58)
◆期間
12月6日(土)~令和8年3月15日(日)
◆休館日
月曜日(月曜日が祝日の場合は翌平日)
◆時間
9時00分~17時00分(最終入館16時30分まで)
◆入館料
無料
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蒲雄二氏来歴1937(昭和12)年、吉城郡古川町(現:飛騨市古川町)生まれ。1966(昭和41)年に初出展以降、モダンアート協会に出品を重ね、1991(平成3)年に会友推挙、1999(平成11)年に会員推挙される。2008(平成20)年には同協会事務局長を務め運営を支えた。また、歌舞伎向け小道具提供会社の老舗である藤浪小道具株式会社で延べ40年以上にわたり小道具の蒔絵を手がけ、若手の育成にも力を注ぐ。その功績により、2015(平成27)年に文部科学大臣賞受賞、2017(平成29)年には黄綬褒章を受章。生涯を通じて個展やグループ展を多数開催し、数多くの公募展に参加するなど、精力的に活動し、2022(令和4)年に死去。
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蒲雄二追悼展-Cosmic Fusion- チラシ
d120394-165-885c8398abe3c11eebd19daa9509bffb.pdf飛騨市教育委員会
飛騨市美術館 電話:0577-73-3288
飛騨市美術館
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JR高山線「飛騨古川駅」の線路を跨いですぐの北東に位置し、300台以上駐車可能な無料の公共駐車場「飛騨古川駅東駐車場」も近いことからアクセスに恵まれた場所に立地しています。同一の敷地内には、702席の音楽ホールを備える「飛騨市文化交流センター」をはじめ、市民の交流と活動の拠点となる複合施設「古川町コミュニティセンター」、ワークショップや体験イベントが開催される「古川郷土民芸会館」、市の福祉における重要拠点「飛騨市福祉事務所(ハートピア古川)」が集まっています。敷地中央には、なだらかな芝生の丘が広がる交流広場(中垣克久彫刻庭園美術館)が整備され、四季の光に映える中垣克久氏の彫刻作品が点在しており、イベント会場としても活用されています。飛騨市美術館は、このように文化施設と公共空間が一体となった環境の中で、市民の文化・交流・生きがい活動の拠点の一部を担い、地域に根差した展覧会や体験イベントなどを通じ、来館者が作品や人と出会い、時間を過ごす体験そのものを価値として提供しています。
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岐阜県飛騨市
飛騨市は、人口約 21,500 人の小さな市で、周囲を北アルプスなどの山々に囲まれ、総面積の約 93%を森林が占めるなど豊かな自然に恵まれた地域です。また、豊富な自然資源のほか、ユネスコ無形文化遺産である古川祭・起し太鼓、ノーベル物理学賞の受賞に寄与した「スーパーカミオカンデ」を始めとする宇宙物理学研究施設、大ヒットアニメ映画「君の名は。」のモデル地となった田舎町の風景など、多彩で個性豊かな地域資源の宝庫です。
飛騨市公式サイト
https://www.city.hida.gifu.jp/
飛騨市美術館公式サイト
https://www.city.hida.gifu.jp/site/museum/
PRTIMES飛騨市ページ
https://prtimes.jp/main/html/searchrlp/company_id/120394プレスリリース提供:PR TIMES





記事提供:PRTimes