美容業界の接客現場に特化したダイバーシティ研修
学校法人ロイヤル学園

「ユニバーサルマナー検定(美容サロン)」を株式会社ミライロと共同開発2026年4月提供開始へ
学校法人ロイヤル学園
・大阪ベルェベル美容専門学校
・神戸ベルェベル美容専門学校
・熊本ベルェベル美容専門学校
学校法人ロイヤル学園(所在地:大阪市北区、理事長:斉藤真治、以下「ロイヤル学園」)は、株式会社ミライロ(本社:大阪市淀川区、代表取締役社長:垣内俊哉、以下「ミライロ」)と共同で、美容業界に特化した新たなダイバーシティ教育プログラム「ユニバーサルマナー検定(美容サロン)」(以下「本検定」)を開発いたします。本検定は2026年4月より提供開始を予定しており、美容室・理容室・ネイルサロン・エステサロンなど、美容に関わるあらゆる現場で求められるユニバーサル対応を体系的に学べる取り組みとなります。
ロイヤル学園はこれまで、美容教育における「専門技術の習得」と「人としての在り方」の両立を目指し、2019年より全教職員・全学生に対してユニバーサルマナー検定の受講体制を整備してきました。その結果、2025年時点で累計4,000名を超える2級認定者を輩出し、教育機関として全国トップレベルの実績を築いています。
今回の共同開発は、ロイヤル学園が積み重ねてきた教育現場での知見と、ミライロが提供してきた社会全体のユニバーサルデザイン推進における豊富なノウハウを融合させ、美容業界における新しい“業界スタンダード”を生み出すことを目指すプロジェクトです。
美容室やネイルサロン、エステサロンなどの美容サービスは、老若男女問わず幅広い層の生活と密接に関わる存在です。しかし近年、高齢化の進行や障害のある方の社会参加の広がりにより、美容サロンを利用する高齢者や障害者が増えたことで、「どのようにサポートすれば良いかわからない」と不安を抱える美容従事者が増えている現状があります。
ロイヤル学園が学生や現場の声を調査したところ、
- 車いすの方が来店された際、スペース確保や移動サポートに戸惑った- 視覚障害のある方への誘導の仕方が分からなかった- 過度に気を遣いすぎて逆に不自然なコミュニケーションになってしまったといった実例が多く挙げられました。
同時に、障害のあるお客様側からも
- 美容室の設備が使いにくかった- スタッフがどう接したら良いか迷っていることが伝わり、逆に申し訳なく感じた- ちょっとした声かけがあるだけで安心できるといった声が寄せられており、美容現場全体に“共に学ぶ必要性”があることが明確になっています。
美容業界は全国に
- 美容所:277,752施設- 理容所:107,995施設
という非常に大きな市場が広がっており、ネイル・まつ毛・エステなどを含めると2兆6,820億円(2025年推計)(※1) に達します。
その規模の大きさは「ユニバーサルマナーの浸透が社会性だけでなく、高い経済性も持つテーマである」ことを示しています。
(※1)令和6(2024)年度衛生行政報告例の概況に基づくデータ
https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/eisei_houkoku/24/
ロイヤル学園は2019年よりユニバーサルマナー検定を導入し、全教職員と全学生が学ぶ全国でも類を見ない教育体制を構築してきました。
導入後のアンケートでは、
- 約9割の学生が「多様な人に自信を持って接することができる」と回答- 「相手の立場に立つ」姿勢が美容技術の質にも良い影響- 就職後にも「学んでおいてよかった」という声多数といった成果が表れており、教育の核として根付いています。
また、教職員を対象としたミライロが提供する「LGBTQ+対応マナー研修」、学生が当事者の声をもとに行うインクルーシブデザイン実践授業など、多様性を学び実践する機会を継続的に拡大してきました。
これらの積み重ねにより、ロイヤル学園は「美容業界×ユニバーサルマナー」の分野における先進的教育機関として高い評価を得ています。
[画像1:
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[画像2:
https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/174511/2/174511-2-c86698b300ff32d3a552aa1fd1f634e3-1108x1477.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
1. 美容現場の「リアルな声」を反映した実践型カリキュラム
- 施術時の姿勢・声かけ- 移動・案内時のサポート- カウンセリング時のコミュニケーション- 予約~退店までのスムーズな体験設計
など、サロンで実際に起こる場面を教材化。
さらに、障害のある当事者が監修し、
- 「こうしてもらえると助かる」- 「実はこんなことに困っている」といったリアルな声を反映します。
2. 多様なサロン業態に対応
美容室・理容室だけでなく、ネイルサロン、まつ毛サロン、エステサロンなど
幅広い業態に活かせる内容を想定。
3. 即実践できる“技術と心”を同時に育む設計
美容技術教育との親和性を高め、「技術×思いやり」の両立を促進します。
■今後の展開
2026年4月からロイヤル学園の学生を対象に受講を開始し、段階的に美容業界全体へと提供範囲を拡大していきます。
将来的には、
- 美容業界全体のユニバーサル対応レベルを評価する統一指標- 美容サロンにおけるユニバーサル対応のスタンダード化- “誰もが利用しやすい美容サービス”の社会実装を目指します。
ロイヤル学園は今後も、美容業界と社会の双方に価値を生み出す教育を推進してまいります。
■本件に関するお問い合わせ
学校法人ロイヤル学園
・大阪ベルェベル美容専門学校
・神戸ベルェベル美容専門学校
・熊本ベルェベル美容専門学校
mail: office@belebel.ac.jp
プレスリリース提供:PR TIMES

記事提供:PRTimes