桜十字グループと、在宅医療のパイオニア「ゆうの森」が戦略的統合
桜十字グループ
2040年の多死社会を、WELL- BEINGな「人生の結び」で満たされた社会へ
医療・介護・予防医療・生活支援を包括的にデザインし、ウェルビーイング・フロンティアを目指す桜十字グループ（以下、桜十字）は、在宅医療の黎明期より業界を牽引してきた医療法人ゆうの森（愛媛県松山市、理事長：永井康徳、以下、ゆうの森）をグループに迎え入れましたことを発表いたします。本統合は、永井医師をはじめとしたゆうの森が確立した“在宅医療の理想形” を、桜十字のネットワークを通じて、日本全国へ「希望の綿毛」として届けるための新たな挑戦です。
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背景：2040年、日本を「死を迎える場所のない国」にしないために。
2040年、日本の年間死亡者数は約168万人に達すると予測され、病院のベッド不足による「看取り難民」が社会問題化する未来が目前に迫っています。しかし、真の問題は“場所の逼迫”だけではありません。病院での診療や看護を受けられないことで生まれる「誰が、どのような想いで、最期を支えるのか」という〈死を迎える人の心の拠り所〉の欠如こそが、社会の深層に潜む課題です。
そこで桜十字が目指すのは、単に「死を待つ場所を提供する医療」ではなく、「その人らしく最期まで生きることを叶える医療」を日本ひいては世界で当たり前に受けられる社会の実現です。一人ひとりが満たされた「人生の結び方」を選べる未来。その実現のための鍵を握るのが、ゆうの森の在宅医療のあり方です。
提携の目的：たんぽぽの綿毛に包まれるような看取りのあり方を、全国の街へ。
“たんぽぽ先生”として知られる永井医師とゆうの森のチームは、患者さまの「物語（ナラティブ）」を尊重し、「寄り添う技術」と「患者さまへの愛」を医学的知見として体系化してきました。その取り組みは25年にわたり、実践可能な教育体系（メソッド）として確立されています。
桜十字は「この“種”を愛媛だけに留めておくべきではない」と考えました。
本提携は、ゆうの森が持つ「在宅医療の叡智」と、桜十字が持つ「組織デザイン力・経営力・発信力」を掛け合わせ、質が高く誰もが実践できる医療を「社会インフラ（標準装備）」へと押し上げる、新たな未来への試みです。ゆうの森の「あたたかい医療」を全国で当たり前の風景にする-それが本統合の使命です。
「人生の結び方」を変える、在宅医療フロンティアプロジェクト（仮題）始動へ
本プロジェクトでは、単に医療や場所を提供するのではなく、満たされた「人生の結び方」を追求し、最期までその人らしく生きることを支えるゆうの森の在宅医療を、当たり前にする社会の実装を目指します。在宅医療を、これからの時代を生きる人びとのウェルビーイング（Well-being）を支える社会インフラとして再定義し、2040年というターゲットイヤーに向けて全国規模で「幸せな最期」を迎えるための社会的な選択肢を創出します。
プロジェクトの核となるのは、ゆうの森が確立した、疲弊しない「チーム医療の仕組み」、人々が幸せに生を全うするための「想い」、その想いを体現する“人”を育てる「教育」です。これらを桜十字の「組織デザイン力・経営力・発信力」と統合し、質の高い持続可能な在宅医療モデルを全国へ実装する、世界に先駆けたフロンティアモデルの創出を目指します。今回の統合は、在宅医療の未来を変える大きなムーブメントの第一歩。誰もが満たされた「結びのあり方」を選べる社会の実現に向けプロジェクトを始動いたします。詳細は順次発表して参ります。
代表コメント
2000年の開業以来、私は「患者さんが納得し、満足できる在宅医療」を理念に歩んできました。医療は高度に専門的なサービスであるため、どうしても医師が患者さんを客観的に診て施す「Doingの医療」が主体になりがちです。しかし本来、医療の価値は患者さん一人ひとりに寄り添い、その人生を支える「Beingの医療」にこそあると信じています。桜十字グループとの統合は、ゆうの森が積み重ねてきた質の高い在宅医療を、全国へ広く届けるための新たな挑戦です。患者さんとご家族の満足を最優先にする文化や、多職種が支え合うチーム医療の精神を守りながら、桜十字の持つ力と共に、誰もが安心して選べる在宅医療を社会に普及させていきたい。そして次世代へ繋ぐ、新しい在宅医療の未来を共に創っていきたいと考えています。
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医療法人ゆうの森 理事長 永井康徳（たんぽぽ先生）
永井先生、そしてゆうの森の皆さんが大切に積み重ねてきたのは、単なる医療ノウハウではなく、人が人として幸せに生を全うするための“生きるを満たす。”チカラです。患者さまとご家族の最善を最優先にする文化や多職種が支え合うチーム医療の精神は桜十字の文化とも強く共鳴しています。
高齢化の進展や2040年問題を前に、在宅医療は日本の未来においてますます重要なテーマです。今回の統合は、単なる組織の拡大ではなく、ゆうの森の経験と理念を桜十字の力で支え、より多くの人に届けるための大きな一歩です。私たちは、患者さまに寄り添い、安心とあたたかさを伴う医療を、全国の誰もが選べる「当たり前の選択肢」として提供し、すべての人がその人らしい人生を全うできる社会の実現に全力で挑んでまいります。
桜十字グループ
ゆうの森とは
医療法人ゆうの森は、訪問診療を中心とした在宅医療に特化した医療法人です。松山市の「たんぽぽクリニック」、西予市の「たんぽぽ俵津診療所」を拠点に、訪問看護・介護サービスや鍼灸マッサージなど、多職種チームで包括的に患者さまとご家族を支えています。ゆうの森は、「楽なように・やりたいように・後悔しないように」を支える患者本位の医療を追求。治療中心（Doingの医療）ではなく、寄り添い支える在宅医療（Beingの医療）を実践し、患者さまが最後まで自分らしく生きられる社会の実現を目指しています。
医療法人ゆうの森
所在地：愛媛県松山市別府町444-1
TEL：089-911-6333
在宅医療：緊急時含め24時間365日対応
外来診療受付時間：月・水・金 （午前9：30～12：00）
HP：
https://www.tampopo-clinic.com/
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桜十字グループとは
「WELL-BEING FRONTIER 人生100年時代の生きるを満たす」
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https://www.sakurajyuji.jp/well-being-frontier/
2005年、桜十字グループは、熊本県の民間病院の中で最大の病床数を有する「桜十字病院」から始まりました。今では病院のみにとどまらず、医療・介護・予防医療のヘルスケア領域において、社会に必要な様々な事業やサービスを全国に展開しています。
「人」は幼少期から成人期、そして老年期にいたるまで、生きることがひとつの「Life Story」として繋がっています。人生100年時代を迎える今、これまで高齢者医療に向き合ってきた私たちにできることは何か。それは、病気やケガを治す身体的なケアだけでなく、精神的・社会的に「生きるを満たす」新たな概念による事業やサービスを提供していくことです。そうして、すべての世代における人生の楽しみや、生きる喜びを支えると共に、その基盤たる社会づくりに貢献いたします。私たち桜十字グループは、時代の変化に対し、進化し続けることで、「カラダの健康」に加え、「ココロのしあわせ」「ひと・マチ・社会のあり方」これら３つを基軸に、QOL(生活の質)の豊かな未来を切り拓く「ウェルビーイング・フロンティア」を目指しています。
会社概要
◎桜十字グループ
創業：2005年7月
HPURL：
https://www.sakurajyuji.jp
■本社
〒106-0041 東京都港区麻布台1丁目3-1麻布台ヒルズ
森JPタワー27階
■熊本本部
〒861-4173 熊本市南区御幸木部1-1-1
■福岡本部
〒810-0004 福岡市中央区渡辺通3-5-11
■大阪本部
〒530-0011 大阪市北区大深町3-1
グランフロント大阪
ナレッジキャピタル6階
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プレスリリース提供：PR TIMES
記事提供：PRTimes
