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UCサンタクルーズLokey研究室と環状ペプチドの膜透過性に関する共同研究を開始

株式会社ゼウレカ


株式会社ゼウレカ(東京都港区、代表取締役社長:永江 大成、以下「ゼウレカ」)は、米国カリフォルニア大学サンタクルーズ校(University of California, Santa Cruz、以下「UCサンタクルーズ」)のLokey研究室と、環状ペプチドの細胞膜透過性*に関する共同研究契約を締結しました。
Scott Lokey教授は、環状ペプチドの受動的膜透過性研究**において国際的に高い評価を受ける第一人者であり、同研究室は膜透過性に関するデータを多数保有しています。本共同研究では、Lokey研究室が選定した未発表データを対象に、ゼウレカが保有する中分子の立体配座探索技術***を駆使し、膜透過性に影響を与える構造的要因を解明します。
Lokey研究室の実験技術とゼウレカの計算技術の両アプローチを補完し合うことで、科学的信頼性を高めるとともに、将来的には高精度の膜透過予測技術の構築を目指します。


ゼウレカには環状ペプチド領域に高い専門性を持つ人材が複数在籍しており、今後環状ペプチド領域での創薬支援を拡大していく予定です。ゼウレカはこれからも、高度な計算創薬ソリューション及び大規模高速計算環境の提供により、創薬研究の大幅な効率化と成功率の改善に貢献していきます。


* 細胞膜透過性:化合物が細胞膜を通過して細胞内に到達する能力を指す。創薬においては、膜透過性が高いほど薬効発現に有利とされ、吸収性や分布特性の予測の際に重要な要素。
** 受動的膜透過性研究:化合物がエネルギーを使わずに細胞膜を通過する仕組みを解明する研究分野。薬物の吸収性や細胞内到達性を理解する上で重要な分野。
*** 立体配座探索技術:分子の三次元構造(配座)を網羅的に解析し、安定構造や動的変化を予測する計算手法。膜透過性や結合能の評価の際に必要。



【UCサンタクルーズ Lokey研究室 概要】 
UCサンタクルーズは、革新的な創薬研究で知られる米国の研究機関。Lokey研究室は、環状ペプチドの膜透過性研究において世界的な評価を受けており、受動的膜透過性の分野で先駆的な知見を提供している。現在、同研究室はこの知見を活用し困難な細胞内標的に対する細胞膜透過性リガンドの探索に取り組んでいます。


【株式会社ゼウレカ 概要】 
所在地: 東京都港区虎ノ門3丁目2番2号 
代表者: 永江 大成 
設立: 2021年11月 
株主: 三井物産株式会社(100%) 
事業内容: 製薬企業様、バイオテック企業様向けにAI創薬支援サービスや計算環境(スーパーコンピューター)の提供、創薬を目的とした共同研究の推進。 
URL: https://xeureka.co.jp/

プレスリリース提供:PR TIMES

記事提供:PRTimes

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