コンテチーズの名称使用、日本国内でもGI規則適用
コンテチーズ生産者協会

日EU経済連携協定(EPA)の猶予期間終了に伴い、2026年2月から
コンテチーズ生産者協会(CIGC:フランス、ポリニー市)は、フランスを代表する熟成ハードチーズ、「コンテ」の普及・啓蒙活動を行っています。
コンテは限られた地域内で厳しい規定に則り伝統的製法で作られた製品を保証するEUの制度「AOP」で認証されたフランス産チーズです。AOPのルールに従い原則、フランスの限定生産地域内にて生産、カット加工および小分け包装のすべてが行われる必要があります。
2019年2月1日に発効した日EU経済連携協定(EPA)では、神戸ビーフやシャンパンに代表される、日本およびEUの伝統的な特産品の名称を保護するため、地理的表示(GI)の相互保護が規定されています。これに伴い、日本国内での小分け包装へのルール適用について、7年間の経過措置(猶予期間)が設けられていましたが、これが2026年1月に終了し、EU圏内およびEUと協定を結ぶ国々と同様のルールが日本国内にも適用されます。
小売現場への影響
2026年2月以降、限定生産地域外で小分け包装された商品を小売店で販売する場合、原則として「コンテ」の名称は使用できなくなります。日本国内の加工工場やセントラルキッチン、また販売する店舗以外で小分け包装した場合、小売店での販売時に「コンテ」の名称は使用できません。
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小売現場で例外的に名称使用が認められるケース
以下の条件を満たす場合、店舗内で小分け包装された製品に「コンテ」の名称表記が可能です。
-店舗内(実店舗・オンラインショップを含む)での小分け
-カット日を含む3営業日以内の販売
-カット・小分け包装日の明記
飲食店および加工原料としての取り扱い
惣菜・加工食品等の原料として使用する場合については、一定の条件下で名称使用が認められています。尚、同ルールは飲食店には適用されず、メニュー表示においての「コンテ」の名称使用は引き続き可能です。
コンテチーズ生産者協会は、業界関係者へのGI規則の周知に努めています。その一環として、コンテの名称使用についての説明動画およびコンテの小分け包装の仕方の動画を制作し、下記ページに掲載しています。
https://www.comte.jp/news/porsions
今後は消費者に向けての訴求を進めるとともに、コンテの認知度とブランド力をさらに上げるべく啓蒙活動を続けていきます。
【コンテとは?】
「コンテ」は、フランス東部のジュラ山脈一帯で、1,000年の伝統を守りながら伝統的な材料と製法で職人が丹精をこめて作っているフランスを代表する熟成ハードチーズ。ナッツのような香ばしさや柑橘系のフルーティーさ、深い旨味など、ひとつひとつ異なる複雑で限りなく豊かな風味を持つのが特長です。フランス産AOP(原産地呼称保護)チーズの中で最大の生産量を誇り、フランス人に最も愛されているチーズと言っても過言ではありません。そのまま食べても加熱しても美味しいコンテは、フランスでは朝食からおやつ、料理やワインのおつまみにと、子供から大人まで広く親しまれており、日本でもチーズ愛好家の間で大変人気があります。
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