マレーシア・東海岸経済地域開発協議会とレアアース等の鉱物資源に関する協力関係構築に向け覚書を締結
JOGMEC
JOGMEC(本部:東京都港区、理事長:高原 一郎)は、マレーシア連邦政府機関の東海岸経済地域開発協議会(以下、「ECERDC」)との間で、レアアースおよびその他の鉱物資源分野における探査、開発に関する協力関係の構築を目的とした協力覚書(MOC: Memorandum of Cooperation)を締結しました。
マレーシア・東海岸経済地域(以下、「ECER」)は、高性能レアアース磁石に欠かせないディスプロシウムやテルビウムに富むレアアース資源ポテンシャルが高い地域として、近年、注目を集めています。また、同地域には、JOGMECが双日株式会社と共同出資している豪・ライナス社のレアアース分離プラントが立地するパハン州が含まれ、上流から中流まで一貫したレアアース・サプライチェーン構築を可能とする基盤がそろっており、世界的なレアアース供給源の多角化の観点から今後重要性が増すと見込まれます。
マレーシアのレアアース埋蔵量の約7割(注)がECERに存在するとされており、本協力を通じて、ECERの高いレアアース資源ポテンシャルを地域成長にもつなげるべく、ECERDCとJOGMECはレアアース資源探査や資源量評価に関係する活動を共同で実施します。このほか、レアアース探査に関する情報交換、各ステークホルダーとの連携、ECERDCが目指す上流から中・下流までのサプライチェーン全体構築の機会創出について議論を行うなど、柔軟な協力枠組みを確立していく予定です。
今後も、JOGMECは金属資源の安定供給および供給源の多角化実現のため、資源開発を行う我が国企業に対し、積極的な支援を行ってまいります。
(注)マレーシア天然資源・環境持続性省 鉱物・地質局による推計
東海岸経済地域開発協議会(East Coast Economic Region Development Council)は、ECER(クランタン州、トレンガヌ州、パハン州、ジョホール州メルシン地区)の戦略的経済開発を推進するために、マレーシア連邦政府により2008年に設立された法定機関。協議会議長は、同国連邦政府のアンワル首相が務める。
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プレスリリース提供:PR TIMES
記事提供:PRTimes