自由研究は「楽しんでいる層が約6割」。自由研究のリアルを調査
株式会社アルファ

2025年夏に自由研究を行った小学生の保護者を対象とした調査で、負荷のポイントやトレンドが明らかに
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全国25~49歳以下の2025年度夏に自由研究を行った小学生の子を持つ保護者(女性)_事前調査:1,347名、本調査:550名を対象にWebアンケートを実施
▮トピックス
・高学年ほど子どもの主体性が低下し、親の負担が増す
主体的に取り組む割合は学年が上がるほど下がり、義務的にやらされている割合が
増え、結果的に保護者の関与が強まる。
・最大のハードルは”初動”に集中している
テーマ決め、準備、材料集めなど、取り組み始める前段階の負荷が大きい。
・保護者側も現実的には“短く・手軽に済ませたい”思いもある
もちろん子供の興味は重要だが、現実的に短期間かつ無理なく終えられる方法を
求めている。
▮調査の背景・目的
近年のデータに基づく意思決定を重視する傾向を背景に、株式会社アルファは、多様化が進む「夏休みの自由研究」に関する意識調査を実施した。現状と課題を整理し、その結果を販促施策の開発に活かすことを目的としている。
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事前調査:1,347名。取得項目:地域、学年、必須性の有無
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事前調査:1,347名。必須性の有無
全体では「必須58%、任意42%」という結果。学校や学年によって自由研究の提出対応が分かれており、選択制の導入が広がりつつあることがうかがえる。
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事前調査:1,347名。必須性の有無を、地域別に比較
さらに地域別に見ると、四国は必須の割合が高く、北海道では任意が過半を占めるなど、地域でも提出区分の実態が異なることが確認できる。
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事前調査:1,347名。必須性の有無を、学年別に比較
学年別に見ると、高学年ほど任意の割合が増加。学校や学級単位での対応の違いとあわせて自由研究の位置づけは一律ではないことが示された。
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事前調査:550名。取得項目:お子さまの捉え方、保護者の関わり度、困りごと、サポート希望など ※一部のクロス集計は、本調査550名と事前調査で取得した1,347名から本調査者を抽出し、紐づけて集計
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楽しんでいる層の約6割に着目
楽しんでいる層が約6割、義務的な層が約4割。少なからず過半数以上のお子さまは自由研究に前向きに取り組んでいる。
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学年別に比較 ※クロス集計は、本調査550名と事前調査で取得した1,347名から本調査者を抽出し、紐づけて集計
学年が上がるにつれて自由研究を楽しんで取り組む層が低下。テーマのハードル上昇や多忙さが影響する可能性もあり学年に応じた工夫が求められそう。
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保護者の関与度に着目
ほぼ一人で取り組んでいるのは21%。関与度は様々だが親子で取り組んでいる家庭が多数を占めている。自由研究は親子・家族の共同作業として捉えることもできる。
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学年別に比較。 ※クロス集計は、本調査550名と事前調査で取得した1,347名から本調査者を抽出し、紐づけて集計
全学年で保護者のサポートが必要とされているなか、高学年で「ほぼ保護者が手伝う」が増加している。学年が進むにつれ保護者の関与が深まっている傾向が見られる。
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「準備に時間がかかる」や「テーマの決め方が難しい」という回答に着目
準備やテーマ選定といった、取り組む前段階の負荷に困っている様子。初動の負担を軽減することが、自由研究全体をスムーズに進めるポイントになると考えられる。
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主体的な層と義務的な層で比較
主体的~楽しむ層の保護者は、「準備、手順や費用など実行面」で困っている。義務的~やらされ層の保護者の困りごとは「サポートが必要で負担」が顕著。お子さまのやる気や姿勢で困りごとの質が異なる。
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テーマの選定は各自が情報を探している状況。インターネットが最も多いものの分散している。複数の情報源を組み合わせながら、何とかテーマを見つけている状況ではないかと推測される。
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最多の「夏休み中盤(8月上旬)」という回答に着目
「夏休み中盤(8月上旬)」が51%で最多だが、「夏休み開始直後」に着手する家庭も30%と多い。夏休み前~開始に合わせた情報提供や支援が効果的と考えられる。
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1週間以内の66%に着目
66%が1週間以内で完結。短期集中で取り組める内容が多くの家庭の実態に合っているのではないか。数日で成果が出るテーマが選ばれやすい傾向がうかがえる。
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1,000円以下の56%に着目
1,000円以下が全体の56%を占める。一方で3,000円以上も14%存在し、費用をかける層とかけない層で分かれている。過半数が低予算での実施を希望していて家計への負担感も背景にあると考えられる。
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「手軽さ」や「短期間でまとめられるもの」という回答に着目
「お子さまが興味を持って自主的に取り組めるもの」が最多である一方、手軽さや短時間で終えられる点も重視されている。後の学びにつながる探究より、まずは期限内に終えることへの意識が見られる。
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「ほとんど保護者が手伝う層」が望む最も最多な自由研究テーマに着目
ほとんど保護者が手伝う層の77.6%は「お子さまが興味を持ち自主的に取り組めるテーマ」を望んでいる。興味や自主性を引き出したいという保護者の切実な気持ちがうかがえる。
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「好奇心・探求心が育った」という回答に着目
約半数の保護者が自由研究を通じて好奇心の成長を実感している。お子さまの成長を保護者が実感できる点は、自由研究ならではの価値として位置づけられるのではないか。
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最多の「取り組み方の手順書や動画」という回答に着目
「取り組み方の手順書や動画」49.1%が最多。情報自体は世の中に多く存在するものの「すぐ使える形」で提供されているかどうかが重要になっていると推測される。
▮調査結果からの考察(まとめ)
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1. 興味を引き出すための「導入」の提供が必要
・自由研究のテーマ別の導入動画や、興味診断ツールなど保護者が子どもの
興味を引き出し、負担を減らすことがポイント。
2. 子どもの環境に応じたテーマの提示や、成果を実感できる仕組みづくり
・達成度を表示し、進捗を可視化できるとやる気を維持しやすくなる。
・親子で進める際の簡単なサポートポイントや進捗管理ができていると
親子でスムーズに取り組める。
▮担当者コメント
自由研究の任意化が広がる中、過半数の子どもは自由研究に前向きに楽しんで取り組んでいる。一方で学年が上がるほど主体性の低下は見られ、高学年ほど保護者と進める「親子の共同作業」として親子の連携が不可欠であることも明らかになった。
調査概要
[表:
https://prtimes.jp/data/corp/73158/table/58_1_665384a675e82e9a3101cb4a4d2f1d37.jpg?v=202512170215 ]
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■会社概要
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記事提供:PRTimes