車の購入・売却時の情報収集に関する調査
株式会社カーネクスト

購入と売却で情報収集意識に約30pt差「売却時に損をしたと思う」44.9%
株式会社カーネクスト(本社:大阪市北区 代表取締役:牧宗一)は、自動車の購入・売却のどちらも経験した人を対象に「車の購入・売却時の情報収集に関する調査」を実施しました。本リリースでは、購入時と売却時を比較することで課題を明らかにします。
■この記事の要約
- 車の購入時に情報収集した人は78.6%- 売却時は51.6%にとどまり約30pt差- 売却後に「損をした」人は44.9%
1.調査の背景
車は高額な買い物であることから、購入時には価格や性能、口コミなどを比較し、慎重に情報収集を行う人が多いと考えられます。一方で、車を手放す場面では、同様の情報収集や比較検討が十分に行われていない可能性があります。売却や処分に関する情報は分かりにくく選択肢や条件の違いが見えにくいため、「早く終わらせたい」「よく分からない」といった理由から、最初に目にした方法で判断してしまうケースも少なくありません。
本調査では、車の購入時と売却時における情報収集・比較行動の差に着目し、車を手放す際に生じている“見えない損失”の実態を明らかにすることを目的としました。
2.調査概要
・調査期間:12月18日~19日
・調査方法:インターネット調査
・調査対象:車の購入、売却のどちらも経験したことがある方
・回答者数:300人
・調査機関:インターネットリサーチ会社
3.調査結果
車の購入時 「情報収集した」は78.6%
はじめに、車の購入時における情報収集の状況を確認していきます。「情報収集をどの程度したか」という問いに対しては、「非常によく調べた」「ある程度調べた」が合計78.6%となりました。高額であるため、ほとんどの人が調べた上で購入したことがわかります。
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具体的な内容を確認したところ、「価格の比較」が73.3%で最多。次いで「燃費・性能の比較」が66.3%、「口コミ・レビューの比較」が33.3%となりました。
高額になる且つ一度購入すると年単位で乗り続けるものであるからこそ、価格や性能は複数見比べた上で意思決定する人が多い傾向にあると言えるでしょう。
[画像2:
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続いて、「購入後にもっと調べるべきだったと思うか」については、「やや思う」「強く思う」の合計が23%となりました。逆に購入後も満足している割合が約8割となっており、大半が決断を後悔していないことがわかります。
[画像3:
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購入前の行動と掛け合わせると、調べた人ほど「もっと調べてから決めればよかった」と思っていることがわかります。これは、調べていたからこそ「他にもこんな選択肢があったのに」と比較してしまうからと考えられるでしょう。
[画像4:
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車を手放す際「情報収集した」は51.6%
続いて、車を手放す際の状況について見ていきます。「車を手放す際にどの程度情報収集をしたか」については「非常によく調べた」「ある程度調べた」が51.6%となりました。
購入時に「調べた」と回答した割合が78.6%であるため、比較すると30pt近く下回る結果となりました。購入時よりも情報収集への意欲が低いことがわかります。
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また、購入時と同様に具体的な情報収集に対する行動を確認したところ、「価格の比較」が48.6%で最多となりました。しかし、購入時は73.3%が「価格の比較」を選択していたことを踏まえると、購入時ほど金額面へのこだわりがないと言えるでしょう。また、「情報収集はしていない」が購入時は9.3%に対して、手放す際では30%となっており、「調べないまま決める」構造が強いことがうかがえます。
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「車を手放す際にもっと調べてから決めるべきだったと思うか」については、「やや思う」「強く思う」が32.6%となりました。購入時が23%であったことを踏まえると、購入後よりも手放した後の方が後悔している割合が約10pt高いことがわかります。
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また、その情報収集をしなかった結果「損をしたと思うか」を聞いたところ「思う」「やや思う」が44.9%と半数近くにのぼりました。
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「比較するのが面倒」「早く終わらせたい」が半数
損をしたと思うと回答した人に「なぜ情報収集をしなかったのか」を確認したところ、「比較するのが面倒だった」が48.8%、「早く終わらせたかった」が46.6%となりました。情報収集や比較の手間、時間がハードルになっていたと考えられるでしょう。
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また、「購入時と比べて手放す際は情報不足だと思うか」に対して、「強く思う」「やや思う」と回答した割合が70.6%となりました。
購入と手放しの両方の経験者が、「情報不足である」と感じているということは、簡易に比較できるほどの情報が足りていないことも、ハードルになっていると考えられます。
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【解説】購入時と売却時の情報格差が明らかに 売却時に「損をした」44.9%
本調査から、車の購入時と売却時では、情報収集や比較行動に大きな差があることが明らかになりました。購入時には約8割が積極的に情報収集を行っている一方で、売却時に同様の行動を取っている人は約半数にとどまっています。
特に注目すべきは、売却後に「もっと調べてから決めるべきだった」と感じている人が32.6%、「損をしたと思う」と感じている人が44.9%にのぼった点です。これは、売却時には十分な比較検討が行われないまま意思決定がなされ、その結果として後悔や損失感につながっている実態を示していると言えるでしょう。
背景には、「比較するのが面倒」「早く終わらせたい」といった心理的・時間的なハードルがあり、売却や処分に関する情報が分かりにくいことも影響していると考えられます。実際、購入と比べて売却時は情報不足だと感じている人が7割を超えており、選択肢や条件を簡単に比較できる環境が十分に整っていないことがわかりました。
車は“購入時”だけでなく、“手放すとき”にも大きなお金が動く資産であり、そこには複数の選択肢が存在します。当社は、廃車買取サービスを提供する企業として、調査を通じて実態を把握・発信するとともに、ユーザーの心理的・時間的ハードルを下げる情報の発信を積極的に行ってまいります。
<グラフを見る際の注意点>
%を表示する帯に小数点以下第2位で四捨五入しているため、合計値と計算値が一致しない場合があります。
他の調査リリースに関しては、以下をご参照ください。
カーネクストの廃車買取に関する調査・データ
会社概要
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記事提供:PRTimes