LONGi、COP30において「気候変動対策ホワイトペーパー」と初の「TNFD報告書」を発表
ロンジ
脱炭素と自然関連リスク開示を両輪で推進
LONGi（ロンジ、LONGi Green Energy Technology Co., Ltd.／本社：中国・西安市）は、11月にブラジル・ベレンで開催されたCOP30（第30回国連気候変動枠組条約締約国会議）の機会に、「2024-2025 気候変動対策ホワイトペーパー」と、同社として初となるTNFD（自然関連財務情報開示タスクフォース）報告書を発表しました。 本発表は、気候変動対策に加え、生物多様性や自然資本に関するリスク・機会を経営戦略に統合し、環境情報開示の高度化を図るLONGiの取り組みを示すものです。
[画像1:
https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/83134/107/83134-107-1dbf9113236fad812ca686ba28b88bfa-3900x1974.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
COP30における「気候変動対策ホワイトペーパー」と初の「TNFD報告書」の発表イベント
「2024-2025 気候変動対策ホワイトペーパー」について：
今回発表した「2024-2025 気候変動対策ホワイトペーパー（2024-2025 Climate Action White Paper of LONGi）」は、LONGiとして4回目となる気候関連の包括的な報告書です。本ホワイトペーパーでは、研究開発、製造、物流、製品利用に至るバリューチェーン全体における脱炭素化の進捗と今後の方針を整理しています。
LONGiは、科学的根拠に基づく目標イニシアチブ（SBTi）に沿い、2030年までに「Scope1およびScope2の排出量を2020年比で60％削減」と「Scope3の排出原単位を52％削減」という中期目標を掲げています。さらに、2050年に向けては、原材料調達から製造、物流、製品使用・廃棄に至るバリューチェーン全体でのネットゼロの実現を長期的な戦略目標として位置付け、技術革新と事業運営の両面から段階的な移行を進める方針を示しています。
2024年には、エネルギー効率の改善や再生可能エネルギー利用の拡大などにより、温室効果ガス排出量を前年から大幅に削減しました。同年の事業活動における電力使用に占める再生可能エネルギー比率は47.5％に達しており、脱炭素化に向けた基盤整備が着実に進展しています。
ホワイトペーパーでは、製造拠点における電力使用効率の改善、EV充電インフラの整備、低炭素技術の研究開発といった具体的な取り組みも紹介しています。
初のTNFD報告書について：
今回同時に発表したTNFD（Taskforce on Nature-related Financial Disclosures；自然関連財務情報開示タスクフォース）報告書は、LONGiとして初めて、自然関連リスクおよび機会を体系的に整理・開示したものです。本報告書では、TNFDが提唱するLEAPアプローチ（自然との関係性の把握・評価・分析・対応）を用い、事業活動と自然資本（森林や水資源、生物多様性など、企業活動と関わる自然の価値）との関係性、生物多様性・森林・水資源などに関するリスクと機会、ならびにそれらを踏まえたガバナンスおよび戦略への反映について整理しています。
またLONGiは、TNFDが定めるフレームワークへの賛同を表明し、TNFD Adopterとして自然関連財務情報開示の高度化に取り組んでいます。
LONGiは、2050年を見据えた長期的な方向性として、生物多様性のネット損失ゼロおよび森林破壊ゼロを目標に掲げ、サプライチェーン全体での環境配慮を強化していく方針です。
[画像2:
https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/83134/107/83134-107-7f728ffdc394dc9d7ee01aebded2a3df-1280x886.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
「気候変動対策ホワイトペーパー」と「TNFD報告書」の表紙イメージ
気候変動と自然課題への統合的な対応へ
気候変動対策と自然関連課題は、相互に密接に関連しています。LONGiは、太陽光発電技術を中核としながら、脱炭素の推進と自然資本への配慮を両立させることで、持続可能なエネルギー社会の実現に貢献していきます。今後も、環境・社会・ガバナンス（ESG）に関する情報開示の透明性を高め、ステークホルダーとの対話を重視しながら、長期的な企業価値の向上を目指していきます。
・ 「2024-2025 気候変動対策ホワイトペーパー」（英語版）は次のURLからご覧になれます
https://www.longi.com/en/download/?categoryId=322
・ TNFD報告書（英語版）は次のURLからご覧になれます
https://www.longi.com/en/download/?categoryId=385
LONGiグループ（LONGi Green Energy Technology Co., Ltd.）について：
2000年に中国・西安で設立されたLONGi（ロンジ）は、世界有数の太陽光発電テクノロジー企業として、「太陽エネルギーを利用してグリーンエネルギーの世界を創る」という使命と、「堅実で信頼される技術リーダーシップ」というブランドポジショニングのもと、技術革新に専念し、太陽電池用単結晶シリコンウェハ、単結晶太陽電池セル／モジュール、分散型太陽光発電ソリューション、大規模太陽光発電所ソリューション、水素製造装置ソリューションという5つの事業分野を展開しています。
2020年から2022年にかけては、太陽電池モジュールの出荷量において世界首位を獲得し、信頼性の高い製品と技術力、安定した供給体制により、世界の脱炭素社会の実現を支援しています。また、英国・インフォーマ社による「PV ModuleTechバンカビリティ格付け」において、最高ランクである「AAA」評価を継続的に獲得しており、技術力・生産能力・財務健全性の面でもグローバルで高い評価を得ています。 www.longi.com/en
この情報は発表日現在のものです。ご覧になった時点で内容が異なっている場合がありますので、予めご了承下さい。
プレスリリース提供：PR TIMES
記事提供：PRTimes
