Kraken、企業価値約86.5億ドルで独立企業化 Octopus Energy Groupから分社
Kraken Japan
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- 約10億ドル規模の投資ラウンドに、D1 Capital Partnersをはじめとする世界有数の投資家が参画- 今回の取り組みにより、KrakenはOctopus Energy Groupから分社・独立し、正式に独立企業としての体制へ移行- グローバルなエネルギーバリューチェーン全体に向けて、Krakenの提供対象を拡大
ロンドン（2025年12月29日）- Octopus Energy Groupは本日、同社が開発・育成してきたエネルギー業界向けテクノロジー企業 Kraken に対する、初の単独投資ラウンドを実施したことを発表しました。本ラウンドにより、Krakenは正式に独立企業としての歩みを開始します。
本資金調達ラウンドは、米国の大手投資会社 D1 Capital Partners が主導し、Ontario Teachers’ Pension Plan（OTPP）、Fidelity International、Durable Capital Partners など、世界的な機関投資家が新たに参画しました。本ラウンドでは、新規・既存投資家が合計約10億ドル相当のKraken株式を取得しています。
また、Octopus Energy Groupの既存投資家も引き続き同社を支援しており、Octopus Capital主導で約3.2億ドルがOctopus Energy Group本体に追加投資されました。これにより、Octopus Energy GroupはKrakenの13.7％の株式を保有しつつ、グループ全体として強固な財務基盤をさらに強化しています。
■ 世界7,000万アカウントを支える、ユーティリティ向けAIプラットフォーム
Octopus Energy Group内で誕生したKrakenは、Utility-Grade AI(TM) を基盤とするエネルギー業界向けオペレーティングシステムです。現在、世界の主要なユーティリティ事業者とのライセンス契約を通じて、7,000万以上の顧客アカウントを支えています。
過去10年間で、Krakenはデータドリブンなユーティリティ向けオペレーティングシステムとして大きく成長し、1日あたり150億件以上のデータを処理。年間契約収益は直近で5億ドルを突破し、わずか3年で4倍の成長を遂げています。
■ 独立によって加速する、グローバル展開とパートナーシップ
今回の独立を通じて、Krakenは中立的な立場を明確にしたテクノロジープラットフォームとして、グローバルなユーティリティ事業者への提供を加速していきます。一方で、Octopus Energy Groupは、コンシューマー事業、発電、クリーンテクノロジー領域への投資と成長に一層注力していきます。
独立後のKrakenは、独立した株主構成（キャップテーブル）、ガバナンス、経営体制のもとで事業を運営します。
■ コメント
Octopus Energy Group 創業者 グレッグ・ジャクソン氏
「Krakenは、技術力・機能・スケールのすべてにおいて、他に類を見ない存在です。世界水準の投資家と優れたリーダーシップのもと、独立企業としてさらなる成長を遂げ、英国発の成功事例となるでしょう。
Krakenを育ててきたOctopus Energy Groupもまた、10,000人以上の社員、1,100万件の顧客、100億ドル規模の発電資産を擁し、EVリースやヒートポンプ事業などを含め、今後さらに大きな成長を見込んでいます。
Octopusは、7カ国でTrustpilot評価4.8/5を獲得しており、エネルギーは変革できることを実証してきました。今後は既存事業者との競争にも、より自由に挑んでいきます。」
Kraken CEO アミール・オラド
「独立企業となることで、Krakenはユーティリティ向けの中立的なグローバルオペレーティングシステムとして、より迅速かつ柔軟にスケールすることが可能になります。Octopus Energyは引き続き重要なイノベーションパートナーであり、先進的なグローバル顧客です。
D1をはじめとする新たな投資家の支援のもと、世界のユーティリティとの連携をさらに深め、エネルギーシステムの近代化をグローバル規模で推進していきます。今後10年で10億人の生活にポジティブな影響を与えることが、私たちの目標です。」
D1 Capital Partners 創業者兼CIO ダン・サンドハイム氏
「Krakenは、顧客満足度、継続率、成長性といった点で、ユーティリティ事業者に明確な価値を提供していると考えています。強力な経営チームのもと、ユーティリティ運用の近代化という大きな機会を着実に実行できると確信しています。独立企業としての新たな章において、Krakenとパートナーシップを組めることを楽しみにしています。」
■ Octopus Energy Groupについて
Octopus Energyは、クリーンで手頃なエネルギーの未来を実現する、グローバルなエネルギー・テクノロジー企業です。自社ブランドの小売事業では、世界11百万世帯に高品質な顧客体験と先進的なエネルギーサービスを提供しています。
27カ国で事業を展開し、約70億ポンド規模の再生可能エネルギー資産を運用するほか、EVリース、ヒートポンプ、太陽光事業など、エネルギーバリューチェーン全体をカバーしています。
Webサイト：
https://octopus.energy/
■ Krakenについて
Krakenは、エネルギー業界向けの最も信頼され、実績あるオペレーティングシステムです。Utility-Grade AI(TM)と深い業界知見を活かし、ユーティリティ事業者の業務変革とエネルギー移行を支援しています。家庭・法人から大規模産業顧客まで、世界7,000万以上のアカウントをサポートし、最大40％の業務効率化、顧客満足度3倍といった成果を実現。EDF Energy、E.ON Next、Octopus Energy、Origin、Plenitude、National Grid、東京ガスなど、世界の主要ユーティリティに採用されています。
ロンドンおよびニューヨークに本社を構え、パリ、東京、メルボルンに拠点を展開。
「10年で10億人の暮らしをより良くする」ことをミッションに掲げています。
Webサイト：
https://kraken.tech/jp
本件に関するお問い合わせ先
Kraken Technologies Japan合同会社
マーケティング・広報部
E-mail: Marketing-jp@kraken.tech
プレスリリース提供：PR TIMES
記事提供：PRTimes
