【生誕100年初公開】本日発売の『オール讀物』3・4月号に宮尾登美子さんの未公開短編「貧乏感懐」全文掲載!
株式会社文藝春秋

今年で生誕100年を迎える昭和・平成のベストセラー作家、宮尾登美子さんが世に広く知られる前に別名義で執筆した未公開短編「貧乏感懐」が、本日2月20日発売の『オール讀物』3・4月号に全文掲載されます。
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「貧乏感懐」は、宮尾登美子さんが2014年に亡くなられた後、ご遺族により発見された短編で、太宰治賞を受賞した出世作『櫂』以前のおそらく1960年代後半頃に前田とみ子名義で書かれました。これまでは『櫂』よりも前には書かれていないとされてきた、貧乏生活や自らの父親の家業についてなどの自伝的要素を含んでいる、宮尾文学の原点とも言える貴重な一編です。
今号ではほかにも、
「第174回直木賞決定発表」に、受賞作 『カフェーの帰り道』からの二編や、嶋津輝さんの自伝エッセイ、選考委員による選評全文などを掲載。
「愛読書特集」のテーマは宮尾登美子さん短編掲載にあわせ、「私の好きな昭和の"女流作家"」です。
◼︎編集長 山口由紀子からのコメント
第174回直木賞『カフェーの帰り道』は、ほぼ満票での受賞であり、読んだ人誰もが「すごく面白い」「幸せな読書だった」と口を揃えます。なのに、その魅力を具体的に伝えるのが(選考委員ですら)なかなか難しい、という不思議な小説。今号では、特に人気の高い二編を読むことができます。選評、作者・嶋津輝さんの受賞のことば、角田光代さんとの対談、そして70000字を超える自伝エッセイなど、濃密な情報も満載! 嶋津輝さんという作家の魅力の正体をぜひ知って下さい。
さらに、2026年で生誕百年となる宮尾登美子さんの未発表短編「貧乏感懐」をこの号に掲載することができました。独特な金銭哲学を持つ妻と、新聞記者の夫が、生活の中で積みあがった借金に追い詰められる姿が心と体に響く傑作短編です。
あわせて、「私の好きな昭和の"女流作家"」特集では5人の現代人気作家が有吉佐和子・山崎豊子・幸田文ほかの"女流作家"の作品への愛を存分に語ってくれています。
大正~昭和を舞台にした『カフェーの帰り道』と不思議に融合した一冊となりました。
◼︎目次
嶋津輝 『カフェーの帰り道』
◎受賞作掲載 「稲子のカフェー」「出戻りセイ」
◎自伝エッセイ
「その日、私は地下鉄ホームの真ん中を歩いた」
◎選評
浅田次郎・角田光代・京極夏彦・桐野夏生・辻村深月・林真理子・三浦しをん・宮部みゆき・米澤穂信
◎受賞のことば
◎受賞記念対談 「風通しの良さの理由」 角田光代
◎グラビア 上野にて
◎読書ガイド 「現実に疲れた心を惹きつける」 杉江松恋
宮尾登美子「貧乏感懐」(びんぼうかんかい)
…独特の借金哲学を持つ妻と、新聞記者の夫。雨の夜に訪れた先は
「貧乏感懐」について 関根徹
有吉佐和子、山崎豊子、幸田文、宮尾登美子、佐多稲子、宇野千代、萩原葉子、三浦綾子、森茉莉…その力強い作品への愛を5人の作家が語る!
中島京子 「常識はずれのパワーが宿る」
綿矢りさ 「彼女たちのつながり」
塩田武士 「私の師匠 山崎豊子」
山内マリコ 「佐和子は底知れない」
原田ひ香 「自然に読める時代小説」
愛読ガイド「彼女たちが書いた作品の濃密さに、はずれはない」 内藤麻里子
瀬尾まいこ 「キーワードは声」 …客の無茶ぶりに困った占い師ルイーズ
誉田哲也 「妖の群」 …最強ヒロイン「紅鈴」シリーズ最新作!
伊与原新 「ドリーム・ローンチ 宙わたる教室2」…定時制科学部のロケットは成功するか
石田衣良 「乙女道スカウト狩り〈前編〉 IWGP22」…地下アイドルの実態を探る潜入調査?
天童荒太 「饒舌な通り魔 ジェンダー・クライム2」…「今度は港区女子だ」通り魔から新たな電話
長岡弘樹 「薄紅色の齟齬 交番相談員・百目鬼巴」…窃盗被害を訴えた宝石商の死の謎
矢樹純 「夢の記憶は解けない 不眠警察」…二年前の誘拐と三十年前の姉の死がついに!
荒木あかね 「デッドストックの焼亡 浦上署強行犯係」…連続放火事件、証拠の車はなぜ消えた?
高見澤俊彦 「イモータル・ブレイン」…感情を持たないはずのAIが語り出した驚愕の〈仮説〉
北村薫 「シェイクスピアから父の仇 中野のお父さん」…あのコタツ探偵が帰ってきた!
永井紗耶子 「妲己のお百と五人の男」…鴻池当主に落籍され、祇園から大坂に移るも…
高瀬乃一 「わかれ道 貸本屋おせん」…若きおせんが、貸本屋「梅鉢屋」を起こすまで
赤神諒 「直き虎 ストレート・タイガー」…帰藩した直虎を待ち受けるのは、狡猾な国家老
武川佑 「追善歌 切支丹陰陽師」…日蝕と本能寺の変。友の運命を覆すには
宮城谷昌光 「衛青と霍去病」…弟・梁王への憎しみをおさえられぬ景帝
夢枕獏 「壺の奥の暗き宮に棲む女 おくのほそみち」…父子は、森で異様な女たちに出会う
「悠仁さまデビュー短歌の実力」 東直子 …2026年「歌会始」
よちよち文藝部 古典編 久世番子
妙齢おねいさん道 BTS 伊藤理佐
ようやくカナダに行きまして 光浦靖子
科学捜査官の目 服藤恵三
春日太一のオールナイト1本! 徹夜映画
無法者たちの晩餐 丸山ゴンザレス
女子校文学 第5回 寄宿舎女子 酒井順子
「灯台」を読む 東山彰良
ちょっといい話・後藤正治
短歌の部屋・東直子
俳句の部屋・高橋睦郎
緻密流将棋日記・佐藤康光
松本清張賞中間発表
オール談話室
ブックトーク 河崎秋子/綿矢りさ
■書誌情報
書 名:『オール讀物』 3・4月号
定 価:1,500円(税込)
発売日:2026年2月20日(金)
商品URL:
https://books.bunshun.jp/list/mag/ooruプレスリリース提供:PR TIMES
記事提供:PRTimes