IHIとGEベルノバ、大型燃焼試験においてアンモニア100%燃焼を達成
GE Vernova

- IHIとGEベルノバは、GEベルノバのF型ガスタービンのフルロード運転条件に相当する圧力、温度、流量の運転条件下で、実機サイズの燃焼器を用いたアンモニア100%燃焼の実証に成功- 排出量レベルは両社の開発ロードマップに沿ったものであり、IHIとGEベルノバは試験用燃焼器で試験を継続- 本プロジェクトは、燃焼時のCO2排出量を削減またはゼロにすることで、エネルギー分野の脱炭素化に意義のある役割を果たすことが期待されている
株式会社IHI(以下、IHI)と米国を拠点とするGEベルノバは、本日、実機サイズの試験用燃焼器を用いた燃焼試験において、GEベルノバのF型ガスタービンの運転条件を再現した環境下で、アンモニア100%の燃焼実証に成功したことを発表しました。試験で達成された排出量レベルは、2030年までにアンモニア100%燃焼ガスタービンの実用化を目指すという両社の開発ロードマップに沿ったものです。
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GEベルノバのFクラスガスタービンの燃焼器を使用し100%アンモニア燃焼試験に成功した試験設備(写真提供:IHI)
株式会社IHI 常務執行役員 資源・エネルギー・環境事業領域長 小澤 典明氏は次のように述べています。
「アンモニアバリューチェーンの重要な要素が今、整いつつあります。2024年の共同開発契約の締結以来、両社の協力関係は力強く加速し、双方のチームの努力が実を結びつつあります。実物大のF型ガスタービンにおけるアンモニア100%燃焼の成功は大きなマイルストーンであり、電力業界のお客さまが描く脱炭素化ロードマップをさらに後押しするものです」
本実証試験は、GEベルノバのF型ガスタービンの運転条件を再現するために設計された、IHIの専用試験設備で実施されました。IHIとGEベルノバは、今後も協業を継続し、複数の実機スケール試作燃焼器を用いた様々な燃焼試験に取り組んでいきます。
GEベルノバ カーボンソリューションズ 責任者のジェレミー・ウェザビーは次のように述べています。
「F型ガスタービンの運転条件下でアンモニア100%燃焼の実証に成功したことは、より低炭素なエネルギーの未来に向けた当社の取り組みにおいて、極めて重要な一歩です。この成果は、当社の開発ロードマップを強化し、IHIとの連携の強固さを明確に示すものです。当社は、炭素を含まない燃焼燃料としてのアンモニアに大きな可能性を見出しており、世界の脱炭素化を推進する上でのアンモニアの役割を切り拓くために、引き続き協力していきます」
【補足情報】
- 本プレスリリースにおいて、「脱炭素」とは発電におけるkWhあたりのCO2排出量の削減を意味しています。 - アンモニアは今日、肥料の製造などの産業用途で利用されています。アンモニアは水素のキャリア(運搬媒体)として、より効率的かつ低コストの輸送と貯蔵を可能にします。加えて、アンモニアには炭素が含まれていないため、燃焼してもCO2を排出しない脱炭素燃料として発電に直接利用することができ、電力部門のCO2排出削減への貢献が期待されています。(注:炭素を含まない燃料で運転される場合でも、大気中のCO2濃度に基づき、空気を利用する燃焼では微量の二酸化炭素が排出されます。)- (C) 2026 GE Vernova and/or its affiliates. All rights reserved. GEおよびGEモノグラムは,商標ライセンスに基づいて使用されるGeneral Electric Companyの商標です。
【将来の見通しに関する記述】
本プレスリリースには、将来の見通しに関する記述(フォワードルッキング・ステートメント)が含まれています。これらは将来の出来事に関する記述であり、その性質上、さまざまな程度で不確実な事柄を扱っています。これらの記述は、GEベルノバおよびIHIの将来予想される事業や財務の業績、財務状況、製品の性能見通し、提供するサービスおよびそれによって生み出される結果などに関する見通しが含まれる場合があります。一般に、「期待する」「予想する」「意図する」「計画する」「信じる」「模索する」「見込む」「推定する」「予測する」「目標」「暫定」「範囲」などの表現が用いられている場合、将来の見通しに関する記述である可能性があります。
将来の見通しに関する記述は、その性質上、計画中または検討中の取引、投資、プロジェクトおよびそれらの成果に関する見通し、ならびにマクロ経済および市場環境の変化や変動が、両社の事業運営、業績、財務状況、さらにグローバル・サプライチェーンや世界経済に及ぼす影響など、さまざまな不確実性を伴う事項を含んでいます。
■IHIについて
IHIは、お客さまの新しい価値を生み出すバリューチェーンを創造する企業です。1853年創設の日本初の近代的造船所を起源とし、造船技術をもとに陸上機械、橋梁、プラント、航空エンジンなどに事業を拡大。近年は、資源・エネルギー、社会インフラ、産業機械、航空・宇宙の4つの事業分野を中心に幅広いソリューションを提供しています。発電分野においては、火力発電所向けにボイラやガスタービンなどを製造しており、現在は、脱炭素社会の実現に向けて、アンモニア燃焼技術の開発や、カーボンフリーな燃料アンモニアサプライチェーン構築を推進しています。詳しくは、
IHIのウェブサイト および
LinkedIn をご覧ください。
■GEベルノバについて
GEベルノバ(GE Vernova Inc.、NYSE: GEV)は、電力(Power)、風力発電(Wind)、送配電(Electrification)の3つの事業セグメントと、それらを支えるアクセラレータービジネスで構成されるグローバルエネルギー企業です。130年以上にわたり世界の課題解決に取り組んできた経験を基盤に、世界の電化を推進すると同時に脱炭素化にも取り組むことで、エネルギー転換をリードする独自のポジションを築いています。
GEベルノバは、各国の経済活動を支えるとともに、健康・安全・セキュリティ、そして人々の生活の質の向上に不可欠な電力の供給を、お客さまとともに実現しています。本社は米国マサチューセッツ州ケンブリッジにあり、世界100カ国以上で85,000人以上の従業員が事業を展開しています。パーパスである「The Energy to Change the World」のもと、GEベルノバの技術は、より手頃で信頼性が高く、持続可能で安全なエネルギーの未来の実現に貢献しています。詳しくは、
GE ベルノバのウェブサイトおよび
LinkedIn をご覧ください。
GEベルノバのガス発電事業(Gas Power)は、高効率な天然ガス発電技術およびサービスに加え、脱炭素ソリューションの開発を通じて、より低炭素な電力システムの実現を支援しています。同事業はガスタービンおよび発電所技術・サービスの分野における世界的リーダーであり、業界最大の導入実績(installed base)を有しています。
プレスリリース提供:PR TIMES
記事提供:PRTimes