イノカ、瀬戸内経済圏での「ネイチャーポジティブ」実装に向け、Cキューブ・コンサルティング、ちゅうぎんFGと連携協定を締結
株式会社イノカ
~自社技術を地域産業の「稼ぐ力」へ。TNFD開示の先にある「環境R&D・新規事業」の社会実装を3社で加速~
「環境移送技術(R)」を駆使し、自然の「可視化」と「価値化」を進める株式会社イノカ(本社:東京都文京区、代表取締役 CEO 高倉 葉太、以下「イノカ」)は、企業の戦略策定を支援する株式会社Cキューブ・コンサルティング(本社:岡山市、代表取締役 西原 立、以下「Cキューブ」)、および新規事業立ち上げをファイナンス面から支援する株式会社ちゅうぎんフィナンシャルグループ(本社:岡山市、取締役社長 加藤 貞則、以下「ちゅうぎんFG」)と、東瀬戸内エリアにおける生物多様性保全と企業の持続的成長を両立させるための連携協定を締結しました。
本協定により、イノカは自社の「環境移送技術(R)」および「ネイチャーポジティブBizDev(事業開発)ノウハウ」を、日本有数の閉鎖性海域である瀬戸内海エリアへ本格展開します。多くの企業が直面する「TNFD開示対応後の具体的なアクション不足」という課題に対し、戦略策定支援(Cキューブ)から、科学的根拠に基づく環境改善・事業化支援(イノカ)、そして資金調達支援(ちゅうぎんFG)までを一気通貫で支援する体制を構築しました。
1.連携の背景と狙い~「守りの開示」で止まっている企業へ、イノカの技術で「攻めの一手」を~
昨今、TNFD(自然関連財務情報開示タスクフォース)の普及により、企業は自然資本との関わりの開示を求められています。しかし、イノカには多くの企業から「開示は進めたが、実事業としてどう自然を回復させ、利益を生むのかが見えない」という相談が寄せられています。
イノカはこれまで、陸上の水槽内に海洋生態系を再現する独自技術を用い、企業の排水や技術が生物に与える影響を科学的に検証するサービスを提供してきました。また、本年2月からは企業内の技術シーズを環境ビジネスへ転換する人材育成プログラムも開始しています。
今回、「瀬戸内渚フォーラム」を通じて連携してきたちゅうぎんFGの地域ネットワークと、地元企業の経営戦略に精通したCキューブの実装力とタッグを組むことで、イノカの持つソリューションを瀬戸内の製造業・インフラ企業へダイレクトに提供し、地域発の「ネイチャーポジティブ経済」確立を目指します。
2.本協定で提供する価値(ソリューション)
本協定でイノカと、パートナー2社のリソースを活用して環境保全に対する課題感は高いが取組み方法がわからない、ボランティアだけではなくしっかりとした経済性を持って持続可能な取組みを行いたい企業に対し以下の価値を提供します。
- 課題:環境保全に対し関心があるが、コスト負担だけではなく経済的な価値創出を行う必要がある- 三社連携の提案:
- 科学的評価(イノカ):自然環境をラボ(水槽)に再現し、独自の環境移送技術(R)で自社排水や製品が生態系に与える影響を定量評価。ポジティブな影響を証明し、新たな製品価値(エビデンス)を付与。事業開発(イノカ):イノカの「BizDevプログラム」のフレームワークを用い、工場等の廃熱や副産物(スラグ等)を活用した藻場造成ビジネスをはじめとした生態系回復ビジネスを共同開発。- 戦略・資金(パートナー):Cキューブが上記を経営戦略・TNFDレポート等に落とし込み、ちゅうぎんFGが事業資金を新しい評価手法を検討しサステナブルファイナンスで支援。
3.各社の役割
- 株式会社イノカ【コア技術・ソリューション提供】- - 「環境移送技術(R)」の提供:海洋環境の健康診断や、企業技術の環境影響評価を実施。- - 「BizDev人材育成・事業創出」:企業の埋もれた技術(アセット)を、環境回復型ビジネス(リジェネラティブ事業)へと転換するノウハウを提供し、共同で事業を立ち上げます。- 株式会社Cキューブ・コンサルティング【戦略設計・伴走支援】- - イノカが行った科学的な環境評価のデータや成果を、企業の経営戦略や統合報告書、TNFD開示へと昇華させます。また全社的な経営変革として定着させるための伴走支援を行います。- 株式会社ちゅうぎんフィナンシャルグループ【地域基盤・ファイナンス】- - 地域金融機関の強みである産官学のネットワークを活用し企業が抱える環境課題にアプローチします。また、創出された環境価値に基づいて資金面の支援を検討します。
4.今後の展望
イノカは、「人類の選択肢を増やし、人も自然も栄える世界をつくる。」をミッションに掲げています。
本協定で連携を進め、瀬戸内エリアから「環境保全が企業の競争力強化に直結する」成功事例を多数創出し、世界中の沿岸地域へ展開可能な「瀬戸内モデル」として発信してまいります。
5.代表コメント
株式会社イノカ 代表取締役 CEO 高倉 葉太
私たちはこれまで、ラボの中で海を再現し、多くの大企業と共に環境の価値化に取り組んできました。しかし、社会全体を変えるには、地域に根差した金融機関と、経営のプロフェッショナルとの連携が不可欠です。Cキューブ様、ちゅうぎんFG様という強力なパートナーと共に、瀬戸内という最高のフィールドで、世界に誇れるネイチャーポジティブ・ビジネスを実装できることにワクワクしています。
株式会社Cキューブ・コンサルティング 代表取締役 西原 立
イノカ様の『環境移送技術(R)』は、環境対策をコストから次世代の『稼ぐ力』へ変貌させる圧倒的な力を持っています。当社は地元企業の経営に深く入り込む伴走者として、この科学的エビデンスを経営戦略へと昇華させます。瀬戸内から、自然資本の回復が経済資本へ変化され循環する新たな地域価値創造モデルを実装できることに、強い使命感と喜びを感じています。
株式会社ちゅうぎんフィナンシャルグループ サステナビリティ推進部 部長 細羽 紀子
イノカ様、グループ会社のCキューブと共に瀬戸内での環境保全を強力に進め、持続可能な新しい地域経済圏の創出に向け活動できることを嬉しく思います。
■瀬戸内渚フォーラムとは
瀬戸内海で激減した藻場や干潟を再生するため、産官学民が連携して「環境移送技術(R)」による海洋データの可視化と保全・活用に挑むフォーラムです。
具体的には、現地の調査やラボでの飼育実験、海藻の育種や有用成分の製品化などを通じて、海洋資源の価値最大化を目指します。
あわせて、地域住民や次世代への啓発活動も行い、瀬戸内海の豊かな生態系と経済の両立を支える持続可能な仕組みの構築を目指します。
■株式会社イノカとは
2019年創業の自然環境の総合的プロフェッショナル集団です。サンゴやマングローブ、海藻などの海洋生物から、ゲンゴロウやメダカなどの淡水生物まで、水圏の生態専門家を中心に、大学教授をはじめとする自然科学の研究者、そして環境ビジネスの専門家が在籍しています。「人類の選択肢を増やし、人も自然も栄える世界をつくる。」というミッションを掲げ、産官学と連携し、共に持続可能な豊かな地球を目指し、自然関連の新規事業創出を行っています。
■株式会社Cキューブ・コンサルティングとは
ちゅうぎんフィナンシャルグループの100%子会社として、岡山を拠点に中四国エリアに特化し、経営者の「志」を戦略へと具現化する伴走型コンサルティングファームです。地域企業の持続的成長を支援すべく、経営戦略から組織変革、DX支援まで多角的に展開。TNFD等の情報開示を単なる「守り」に留めず、地域の未来を創る「攻め」の事業成長へと繋げる戦略立案に定評があります。本提携では、イノカの技術を経営の武器へと翻訳し、瀬戸内からネイチャーポジティブ経済の実装を牽引します。
■株式会社ちゅうぎんフィナンシャルグループとは
岡山を拠点に、中国銀行をはじめ、リース・カード・証券・資産運用・地域商社など様々なサービスを提供し、地域のあらゆるニーズに最適なソリューションを提供する総合金融グループです。
自然資本の維持・回復と経済の両立による持続的な地域発展を目指し、「瀬戸内渚フォーラム」での藻場保全による地域の活性化の取組や、サステナブルファイナンスやSDGs私募債等のファイナンスを通じた環境価値向上に取組んでいます。
【本件に関するお問い合わせ先】
株式会社イノカ
Email:info@innoqua.jp
ホームページ:
https://corp.innoqua.jp/プレスリリース提供:PR TIMES
記事提供:PRTimes