ヒューマンライフコード、Abu Dhabi Biobankと戦略的パートナーシップに関する基本合意を締結
ヒューマンライフコード株式会社

UAEおよびMENA地域における臍帯由来細胞治療を推進
臍帯由来間葉系間質細胞(UC-MSCs)を基盤とした細胞治療の研究開発を行うバイオテクノロジー企業、ヒューマンライフコード株式会社(代表取締役社長:原田 雅充、所在地:東京都中央区、以下「当社」)は、UAEアブダビ首長国保健局とグローバルヘルスケアプラットフォームM42が連携して運営するAbu Dhabi Biobank(代表:Paul Downey、所在地:アブダビ、以下「ADBB」)とUAEおよび中東・北アフリカ(MENA)地域におけるUC-MSCsの製造および臨床応用に向けた戦略的パートナーシップに関する基本合意書(Memorandum of Understanding:MOU)を締結しました。
本提携により、ADBBが有する大規模なバイオバンクとデータ、当社が有する独自のUC-MSCs製造技術、臨床開発の専門性と知見を生かし、地域特性を踏まえた細胞治療の社会実装を推進します。
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今回の合意は、慢性の非感染性疾患の増加により、医療制度や医療現場にかかる増大する負担に立ち向かうための、地域の特性と医療ニーズに合わせた再生医療開発の重要性に着目したものです。UC-MSCsは、免疫調節作用、抗炎症作用、神経保護作用、組織修復作用などの特性により、糖尿病およびその長期にわたる合併症、筋骨格障害や加齢に伴うフレイル(虚弱)などの疾患に対して、従来、症状の管理にとどまってきた治療から、機能回復をめざす新たな治療選択肢となる可能性が期待されています。
両者は本パートナーシップを通して、痛みを伴う糖尿病性神経障害(PDN)などの糖尿病合併症や運動機能、生活の自立性、QOLに影響を与えるサルコペニア(加齢に伴い筋肉量・筋力が減少する疾患)を含む、MENA地域においてアンメット・メディカル・ニーズが高い疾患に対する、UC-MSCsを用いた細胞治療の研究開発および臨床応用に優先して取り組みます。
国際糖尿病連合(International Diabetes Federation)によると、MENA地域では7,300万人以上が糖尿病を患っており、2045年には1億3,570万人に増加すると予測されています。
なお、当社は2025年8月25日付で、UAEの投資会社Hayat Capital Limitedとの間で、アブダビ・グローバル・マーケット(ADGM)における合弁会社「Human Life CORD MENA Ltd.」の設立に向けた基本合意書を締結しており、MENA地域における細胞治療の展開に向けた取り組みを段階的に進めてきました。
このような同地域での取り組みを背景に、当社はADBBとの本MOUを通じて、研究・製造・臨床の各段階における協業の可能性を具体的に検討していきます。
ADBBのゼネラルマネージャーであるポール・ダウニー氏は次のように述べています。
「このパートナーシップは、革新的なバイオバンクの仕組みが、治療のイノベーションにつながることを示すものです。ADBBは、高品質な生体試料へのアクセスに加え、データやガバナンス、研究成果を臨床へと橋渡しするための体制を備えています。ヒューマンライフコードとの協業を通じて、先端科学を結集した新たなエコシステムを構築し、地域における深刻な疾患課題の解決に取り組むとともに、UAEが再生医療製品の研究開発および製造の地域拠点として機能することを目指します。」
また、当社の創業者 代表取締役社長の原田雅充は、次のように述べています。
「このたび、中東協力センター(Japan Cooperation Center for the Middle East:JCCME)の支援のもと、Abu Dhabi Biobankとの戦略的な事業連携に向けた基本合意書を締結できたことを、大変意義深く受け止めています。
当社は、UC-MSCsが慢性疾患や加齢性疾患の治療を大きく変え得るという信念のもと設立されました。UC-MSCsの分離・培養・品質管理を含む独自の細胞製造技術を有しており、現在は臨床段階に進んだ細胞治療のパイプラインを構築しています。ADBBとの連携を通じて、地域における疾患特性やリアルワールドデータを踏まえた製造体制の検討や、臨床プログラムの設計・実施を進め、科学的根拠に基づく細胞治療を、より多くの患者さんに届けていくことを目指します。」
本パートナーシップは、UAEが目指すライフサイエンスおよび先端医療研究の高度化に資する取り組みの一環であり、日本とUAEにおける再生医療分野での国際的な連携強化につながることが期待されます。
■Abu Dhabi Biobankについて(
https://abudhabibiobank.ae/)
Abu Dhabi Biobankは、UAEアブダビ首長国保健局(Department of Health - Abu Dhabi)と、グローバルヘルスケア企業グループM42が連携して運営する、国家レベルのバイオバンクです。
アブダビを拠点に、出産医療機関などと連携した多様な生体試料の収集・保管に加え、臨床データ、ゲノムデータ、リアルワールドデータを統合的に活用できる基盤を有しています。
研究成果を臨床応用へと橋渡しするトランスレーショナルリサーチを推進し、再生医療や先端医療の実装を支える中核的な役割を担っています。
■M42について(
https://m42.ae/)
M42は、AI、ゲノム解析、医療データを活用し、病院運営から研究開発までを統合的に展開するグローバルヘルスケア企業グループです。
UAE・アブダビを拠点に、医療提供、バイオバンク、ゲノミクス、医療データ基盤を組み合わせた次世代医療エコシステムの構築を進めており、予防・予測・個別化医療の実現を目指しています。
2023年にG42 HealthcareとMubadala Healthの統合により設立され、現在は世界27カ国でヘルスケア関連事業を展開しています。
■ヒューマンライフコードについて (
https://humanlifecord.com/)
ヒューマンライフコードは、国産かつ備蓄可能な臍帯(へその緒)(“コード”)からの細胞製品を製造・開発し、現在でも確立した治療のない難病患者さんの生きる希望へつなげ(“コード”)、その先には健康寿命延伸につながる病気の重症化予防を目的とする未来の医療へとつなげる(“コード”)ことで、誰もが心豊かな生活を実現できる社会(“ヒューマンライフ”)を創り出すことをビジョンとしています。2019年「第1回東京ベンチャー企業選手権大会」最優秀賞&東京都知事賞受賞。東京都主催「スタートアップ・エコシステム東京コンソーシアム」が運営する「ディープ・エコシステム」の支援対象企業に選定。2023年内閣府主催「第5回日本オープンイノベーション大賞」厚生労働大臣賞受賞。2023年経済産業省によるスタートアップ支援プログラム「J-Startup」選定企業。2024年東京商工会議所主催「勇気ある経営大賞」スタートアップ部門大賞受賞
【本件に関するお問い合わせ先】
ヒューマンライフコード株式会社 広報担当:林
TEL: 080-4671-0405 / E-mail: info@humanlifecord.com
プレスリリース提供:PR TIMES
記事提供:PRTimes