STマイクロエレクトロニクス、Aliro準拠のワイヤレス / セキュリティ技術により次世代のデジタル・アクセス制御を推進
STマイクロエレクトロニクス

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- Connectivity Standards AllianceのAliroワーキング・グループのメンバーであるSTは、専門技術を提供し、スマートフォン、ウェアラブル機器、リーダ機器によるドア / ゲートのロック解除を可能にする新たな業界標準の策定に貢献- Aliro 1.0は、現在のベンダー独自仕様のソリューションから、エコシステムの関係者全員が利用・開発できる完全に標準化された相互運用可能なプラットフォームへと転換することで、拡張性に優れたスマートアクセス市場の実現を可能に
STマイクロエレクトロニクス(NYSE:STM、以下ST)は、スマートフォンやウェアラブル機器などを使用してドアやゲートのロック解除を可能にする、相互運用性と高いセキュリティを備えたアクセス制御技術の普及を促進する取り組みを発表しました。
2月26日、CSA(Connectivity Standards Alliance)はデジタル機器同士でアクセス認証情報を交換するための業界標準プロトコル「Aliro 1.0」を公開しました。これに伴い、CSA内のAliroワーキング・グループのメンバーとして積極的に取り組んでいるSTは、Aliro対応リーダ機器の設計期間を短縮して市場投入前の製品の規格準拠テストを簡略化するソフトとハードの開発リソースの提供を開始しました。リーダ機器は、スマート・ロックによるデジタル・ウォレットの認証情報の確認に必要不可欠なものです。
機械式のカギやPINパッド、非接触型カードと異なり、スマートフォンやウェアラブル機器などを使ったAliroによるアクセス制御は、無線通信の利便性と柔軟な動作範囲に加えて、強力な電子セキュリティを備えています。また、Aliroシステムでは、利便性に優れたハンズフリー操作や、位置情報と紐づくインテリジェントな応答も可能です。さらに、デジタル・キー本来のアプリケーションレベルでの強み(プライバシーや共有しやすさ、設定可能なユーザ権限など)もあります。
Aliroは、ワイヤレス通信の基盤プラットフォームとして、NFC(近距離無線通信)、Bluetooth(R) LE、UWB(超広帯域無線通信)という既存の技術を活用します。これらの技術はすでにスマートフォンに広く搭載されているため、数センチメートルから100メートル超までの距離で動作する柔軟性の高いユースケースを実現できます。
STのマイクロコントローラ・デジタルIC・RF製品グループ 戦略担当グループ・バイスプレジデントであるLuca Verreは、次のようにコメントしています。「STは機器メーカーに対して、Aliro準拠製品の製造に必要なものすべてを提供できます。Aliroの3つの構成すべてをサポートするコネクティビティとセキュリティの完全なソリューションを提供しており、NFCのみから、NFC + Bluetooth(R) LE(Low Energy)、さらにハンズフリー対応のNFC + Bluetooth(R) LE + UWBの構成が可能です。当社はAliro技術に関する専門性と、長期提供が可能なソリューション、そして数十年に及ぶセキュリティとコネクティビティの実績により、開発期間の短縮と次世代アクセス・ソリューションの迅速な市場投入を可能にします。」
CSAの代表 兼 最高経営責任者(CEO)であるTobin Richardson氏は、次のようにコメントしています。「STはAliroの実現において多大なる貢献を果たしました。仕様策定への協力にとどまらず、リファレンス設計と開発ツールへの投資により、業界全体にとってこの標準に沿った開発が容易になりました。これはまさに普及促進に向けた取り組みです。複雑さを軽減することで、市場投入を迅速化することができます。この基盤の確立にSTと協力して取り組めていることを光栄に思います。」
STは製品の開発と製造の期間短縮に貢献する開発パッケージを提供しています。「
X-CUBE-ALIRO」ソフトウェア・パッケージは現在、STM32Cubeに統合されています。リファレンス設計「
STEVAL-ALOCKCB」は、STのマイクロコントローラ(マイコン)と無線通信製品を活用して、Aliro準拠システムの開発を支援します。
X-CUBE-ALIROパッケージは、リーダ機器用のCSA Aliro 1.0プロトコルのリファレンス・ソフトウェア実装を提供します。また、この標準規格で規定されている技術要件と相互運用性の要件に準拠しており、プロビジョニング用のMatterとの統合も想定されています。リーダ機器メーカー向けのAliro対応ツールセットを補完するものとして、基板レイアウトも含むリファレンス設計が提供されており、実証・テスト済みで、CADファイルやBOMなどのドキュメントが付属しています。必要に応じてカスタマイズも可能です。
STの
マイコンおよび無線通信ポートフォリオは、ST25
NFCリーダライタICや、各種STM32マイコン(
Bluetooth対応機種を含む)、UWB ICなどで構成されています。また、Aliro準拠システム向けに、同標準で規定されるすべてのワイヤレス・テクノロジー構成をワンストップでサポートします。STのAliro製品には、デジタル・キー・ストレージ用のSTSAFE-A組込み
セキュア・エレメントも含まれています。
STの開発パッケージでは、リファレンス設計、ソフトウェア・パッケージ、ハードウェアなどのサポートやリソースが提供されます。STのハードウェア / ソフトウェア・ツールは、設計を簡略化し、RFシステム設計の既知の課題(SoCを搭載するときの基板レイアウトなど)を解決することに加え、規格の準拠と最終製品の相互運用性に関するテストを容易にし、新製品の迅速な認証取得を可能にします。
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embedded world 2026では、Nuki Home Solutions社がSTブースにおいて、STのリファレンス設計とソフトウェア・パッケージをベースとしたAliro対応ソリューションを展示します。Nuki Home Solutions社の最高イノベーション責任者であるJürgen Pansi氏は、次のようにコメントしています。「AliroプロトコルとSTの開発者向け関連パッケージによって、シームレスでセキュアなスマート・ドアのロック解除体験を実現できます。当社は、これらのグローバルな技術を、ヨーロッパのドア固有のニーズに合わせて最適化し、未来の住宅アクセス・ソリューションで最高の性能を達成することを目指しています。」
STマイクロエレクトロニクスについて
STは、約48,000名の従業員を擁し、包括的なサプライ・チェーンと最先端の製造設備を有する世界的な総合半導体メーカーです。約20万社を超えるお客様や数千社のパートナー企業と協力しながら、お客様のビジネス創出や持続可能な社会をサポートする半導体ソリューションの開発ならびにエコシステムの構築に取り組んでいます。STのテクノロジーは、スマート・モビリティ、電力エネルギー管理の効率化、クラウド接続型自律デバイスの普及を可能にします。STは、すべての直接・間接排出(スコープ1および2)、ならびに製品輸送、従業員の出張・通勤による排出(スコープ3の注力分野)におけるカーボンニュートラル達成に向けた取り組みを進めており、2027年末までに再生可能エネルギーの使用率を100%にする計画です。さらに詳しい情報はSTのウェブサイト(
http://www.st.com)をご覧ください。
◆ お客様お問い合わせ先
STマイクロエレクトロニクス(株)
マイクロコントローラ・デジタルIC・RF製品グループ
〒108-6017 東京都港区港南2-15-1
品川インターシティA棟
TEL : 03-5783-8240
プレスリリース提供:PR TIMES
記事提供:PRTimes