地元素材への責任感がパンのロス削減を動かす。「ロスパンの教科書」サポーター、全国47件のパン屋に拡大
合同会社クアッガ

パンの通信販売、廃棄ロス削減サービスの「rebake」を運営する合同会社クアッガ(本社:東京都墨田区)は、ロスパン(パン屋の店頭で売り切れず、廃棄になってしまいそうなパン)に関するガイドブック「ロスパンの教科書」を作成し、2024年2月より配布を行ってきました。
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このガイドブックは、全国のパン屋さんの協賛により発行しており、この度、ロスパンの教科書に協賛するパン屋さん、通称「ロスパンの教科書サポーター」の数が47店舗となりました。
北海道から沖縄まで全国のパン屋さんが協賛する中、特に小麦の産地である群馬県、福岡県のパン屋さんからの協賛が多く集まっています。パン屋さんへのインタビューで、地元素材を使うことでパンの廃棄に対する思いも強まっていることがわかりました。
ロスパンを削減することは、ただ廃棄になるパンの量を減らしているだけではなく、パン屋さんの「地元の食材を無駄にしない」という意識と繋がっており、ロスパンの教科書の活動は地元食材を大切にするたくさんのパン屋さんから賛同を得ています。
パン屋さんの店頭で売り切れずに廃棄になってしまいそうなパン「ロスパン」に関するガイドブックです。
rebakeは、全国の製造小売のパン屋さんの15%以上が登録していますが、そのうちのほとんどがロスパンを販売しています。パン屋さんの店頭でなぜロスが出てしまうのか、rebakeに登録しているパン屋さんや利用者への調査に基づき、徹底的に解説しました。
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パン屋さんから消費者に向けてロスパンのことを発信するのは勇気を必要とします。パン屋さんの店頭で出てしまうロスパンに関して、一人でも多くの消費者の方の誤解を解き、パン屋さんと消費者が手を取り合ってロスパンのない社会に向かっていくための1歩として企画されたのがこの「ロスパンの教科書」です。
2024年2月にrebakeが作成して以来、ロスパンの教科書はたくさんの方に手に取っていただきました。配布数は合計で2万部に上り、全て消費者の方の手に渡りました。
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店頭で発生したロスパンを冷凍している様子
書籍名 :ロスパンの教科書
制作 :rebake
協賛:後述
ページ数:11ページ
サイズ: A5サイズ
配布方法 :
・パン屋さんでの店頭での設置
・rebakeを通じたロスパンの発送時に同封
・rebakeが参加するイベントでの配布
・食品ロスに興味関心のある団体、教育機関への配布
詳細:
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000087.000040167.html
ロスパンの教科書の活動に賛同し、発行のために協賛をしてくださっているパン屋さんを「ロスパンの教科書サポーター」と呼んでいます。
2026年3月現在サポーターの数は47店舗となりました。
北は北海道、南は沖縄まで、全国のパン屋さんが賛同してくださっています。
パン屋さんの中にはロスパンに関して
「大っぴらに話すトピックではない」という慣習があります。
そんな中でも、協賛して(お金を払って)でもロスパンの課題を解決したいという責任感のあるお店が一定数いることがわかります。
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サポーター店舗の店頭に設置されたロスパンの教科書
地元の農作物を使う店ほどロスパンへの責任感が大きい
ロスパンの教科書サポーターのうち、40%以上のお店が「地元の食材」を使ったパン作りをしていました。
パンに使われる食材は、主に小麦、水であり、そこに卵、乳製品、野菜、果物、肉等でアレンジを効かせることでお店独自の商品ラインナップが完成します。
地元素材を使うことがそのお店の個性となることはもちろん、パンに地元素材を使うことで、消費者にとっては比較的手に取りやすく、その地域の農業を盛り上げることにも繋がります。
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湘南野菜のフォカッチャ(神奈川県 ピケマルシェ365日)
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パン作りに使われる近隣農家の小麦(埼玉県 ぱんあきやま)
その一方で、地元の食材を使うことは、ロスパンを出すことへの責任感を強めている可能性があります。
例えば、サポーター店舗の件数を都道府県別で見ると、件数が多かったのは神奈川県(1位、7件)、東京都・群馬県(同率2位、5件)、福岡県(3位、4件)でした。
神奈川県、東京都は人口が多くパン屋の件数も多い地域であり、ロスパン削減の取り組みに賛同してくださるパン屋さんが多く集まりました。
一方で、特徴的だったのが群馬県と福岡県です。
群馬県は北海道を除く東日本で最も小麦の生産量が多い県であり、福岡県は西日本で最も小麦の生産量が多い県です。
参考:
https://www.maff.go.jp/j/council/seisaku/syokuryo/230301/attach/pdf/230301-6.pdf
実際、群馬県のサポーター店舗Good Day Bagel&Coffeeと、福岡県のサポーター店舗chikopainは、地元の小麦を使用したパン作りに取り組んでいます。
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Good Day Bagel&Coffee
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chikopain
このように、多くのパン屋さんが地元素材を使ったパン作りに取り組んでいますが、作り手を知っている素材を使うことはロスパン発生への責任感を強める側面があります。
地元素材にこだわるロスパンの教科書サポーター店舗に話を聞きました。
・神奈川県川崎市「めぐみ焼き菓子店」
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・どのような商品に地元の食材を使っていますか?
サンドイッチ系には地元の野菜を、焼き菓子のフルーツも地元のものを使っています。
パンや焼き菓子に使う卵も、地元のものを使用しています。
・どんな経緯で地元の食材を使うようになりましたか?
もともと焼き菓子店としてジャムや焼き菓子に地元のフルーツを使っていたことに加え、イベントやマルシェの出展を通して、地元の農家さんと知り合うようになりました。
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地元農家の人参を使ったフォカッチャ
・地元の食材を使うことで、ロスパンを出すことへの責任感は変わりますか?
直接取引をしていて顔を知っているのもあり、安易に捨てたくない気持ちが強いです。素材が良いものなのはよく知っているので、自分たちのところでロスにしたくない。
・ロスパンの教科書サポーターになったきっかけは?
自分たちで説明すると、どうしても営業色が強くなってしまうロスパンの問題を、わかりやすい形で伝える媒体があるといいなと思っていました。
rebake利用者意外にも、環境のことに少しでも興味のある方がロスパンのことを知ってくれるきっかけになると思い、サポーターに応募しました。
・茨城県竜ヶ崎市「パンアトリエ クレッセント」
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・地元の農作物を使うことにこだわっていますか
特にこだわっているつもりはないけど、地元に美味しい素材がたくさんあるのでそういうのを使っていきたいと思うようになりました。
・どのような方法で生産者さんと繋がっていきましたか
マルシェ出店やお客さん、SNSなどを通して農家さんとつながる機会が増えていきました。
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地元小麦を使ったパン
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地元農家さんを紹介するポップ
・茨城県産の小麦を使い始めたきっかけは?
2つあって、1つは知り合いの会社が茨城で製パン用の小麦を育て始めたこと、2つめはパン屋の交流会を通して茨城県産小麦を試食する機会があり、地元の小麦でこんなに美味しいパンが作れるなら、使ってみようと思ったことです。
・地元の素材を使うことで、ロスパンを出すことへの責任感は変わりますか?
海外の小麦を使ってた時より、素材に対する意識は強くなりました。
ロスパンを出さないことはもちろん、前より使い方を考えるようになりました。
・ロスパンの教科書サポーターになったきっかけは?
自分も、ロスパンに対する意識を高めようと思い、加入しました。ロスパンで売れるから、多く作ろうという気持ちにならないように。
本質的にロスパンってどういうものかを考え直すきっかけになりました。
1500(rebakeの登録店舗数)のお店がロスパンに取り組むって、大きいことだから、サポーターも増えてほしいですね。
ロスパンの教科書を実際に読んだ方からは、好きなパンを楽しみながら誰かの役に立てることへの喜びの声が届いています。
・数値やパン屋さんの生の声を知って、考えさせられることがたくさんありました。 微々たる力かもしれませんが、誰かの役に立てているのならばうれしいことです。 これからも楽しみながら、rebakeを活用させていただきたいと思います。
・ロスパンの教科書、拝見させて頂きました。 私はパンが大好きなので、微力ではありますが、パン好きな方々にリベイクの魅力を伝えて行こうと思います





記事提供:PRTimes