【実施報告】ウィッシュ・バケーション@新潟・舞子スノーリゾート 2026
公益社団法人難病の子どもとその家族へ夢を

「i'm possible」白銀のゲレンデで、2家族と地域が育んだ3日間。
公益社団法人 難病の子どもとその家族へ夢を(東京都中央区、代表理事:大住 力)は、2026年3月20日(金)から22日(日)の3日間、新潟県において「ウィッシュ・バケーション@新潟・舞子スノーリゾート 2026」を実施しました。
難病を抱えるお子さんとそのご家族を滞在・体験・食事のすべてを無償でご招待するこのプログラムは、今回で9回目の開催となりました。東京・廣瀬さん家(3名)、茨城・濱田さん家(4名)の両家族が参加しました。
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■ 旅は、越後湯沢駅から始まった
それぞれ新幹線で越後湯沢駅に到着した両家族は、駅でのお出迎えを受けた後、マイクロバスで舞子高原ホテルへ移動しました。バスの車内で、すでにご家族同士の会話が始まっていました。プログラムが始まる前から、早くも物語は動き出していました。
ホテルに到着すると、スタッフ総出の盛大なお出迎えが待っていました。難病を抱えるお子さんにとって、旅行にはいくつもの壁があります。医療的なケア、体力的な不安、「迷惑をかけてしまうのでは」という心理的なハードル--そうした積み重なる制約を、地域全体の力でやさしく取り除くことが、このプログラムの出発点です。「自分たちの力で、ここまで来られた」その小さな一歩が、すでに日常への自信と勇気につながっています。
夜のウェルカムパーティーでは、A5にいがた和牛、妻有蕎麦をはじめとする新潟の食を囲みながら、チーム舞子の皆さんとの距離がぐっと縮まりました。パーティーの後には、夜のゲレンデでの雪上車パフォーマンスというサプライズも。雪上車の灯りに照らされた白銀の夜に、家族の笑顔が輝きました。
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■ 白銀のゲレンデで起きたこと
2日目、いよいよゲレンデへ。NPO法人ネージュ(障がい者スキースクール)のサポートのもと、難病を抱えるお子さんたちがデュアルスキー(デュオ)やスノーカートで白銀のゲレンデを疾走しました。デュアルスキーとは、バケットシートの下に2本のスキーが付いた専用機材で、専門トレーニングを受けたネージュのキャストが「パイロット」として操作します。全介助が必要なお子さんでも、安全にスキーの醍醐味を体験できる機材です。
ご家族も全員でスキー・スノーボードを楽しみ、実に5往復以上の滑走を重ねました。お子さんたちのスピードに、家族も、スタッフも、ついていくのがやっとというほどの勢いでした。
ゲレンデの上では、インストラクターとともに久しぶりのスキー、スノーボードを楽しむお父さん、お母さんたちが、自分たちよりも速く駆け抜けていくお子さんたちの背中を眩しそうに見つめていました。普段は支える側の両親たちが、今日は娘たちの背中を見つめている--その景色が、忘れられない場面となりました。
午前の滑走の後には、ツリーハウスの下にサプライズで登場した圧雪車カスタマイズのドーナツカーでひと息。ドーナツ、クラフトコーラ、ホットココアを雪の中でみんなで囲みました。昼食には、夏のグランピングシーズン限定の特別メニューをご用意いただき、お父さんたちには特選牛サーロインステーキを自分で焼いていただく特別プランも。南魚沼産コシヒカリ、新潟の食材をふんだんに使った本格コースに、皆さん大満足の様子でした。
2日目の滑走終了後、ネージュ・稲治大介さんからお子さんたちへ記念品が贈られました。そこに添えられた言葉が、この3日間を象徴していました。
「できないことがあるわけじゃない。できる術を知らないだけ。impossible--でも、ちょっと人の手が加わることで、i'm possibleになる」
地元新聞社およびテレビ局の取材が入られ、バケーションの様子が地域へと届けられます。
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■ 9年間が育てた、チームの力
今回のプログラムを支えたのは、舞子リゾート総支配人・伊島達也さんをはじめ、宿泊担当・山口日那子さん、プロモーション担当・岡部航也さん、NPO法人ネージュ・稲治大介さん、舞子スノースクール校長・斎木真司さん、リゾート全体を運営するスマイルリゾート執行役員・八木達也さんら「ウィッシュバケーション・チーム舞子」の皆さんです。
山口さん・岡部さんは舞子リゾート4年目の同期コンビ。先輩スタッフからこの言葉を受け継いでいます。「自分自身で、自分自身に問いかけ、ご家族に自分がやってあげたいことを考え、動いてみること。できることは、仲間たちが叶えてくれる。」--その精神が、雪上車のサプライズ、手作りアルバム、ドーナツカーなど、随所に息づいていました。総支配人の伊島さんは「スタッフが自主的に企画・準備していた。成長を感じられた」と目を細めました。
舞子スノースクールの斎木さんはこう語ります。「スキーやスノーボードは遊びで、私たちにとっては、いわば“きっかけ”の一つ。難病の子どもとその家族たちとふれあうことで、私たちにとって当たり前にできていることは、実は当たり前じゃなかったのかも?と気づく大きなチャンス。そう気づくと、これからの目の前のお客さんをもっともっと歓ばせ、大切にできる。」
本部から体験視察に訪れたホスピタリティオペレーションズ管理部の浅野さんも「現場の雰囲気を知ることができてよかった。家族みんなでスキーを楽しんでいる様子がとても印象に残った」と語りました。
病気や障害を特別扱いせず、自然体でご家族と向き合う--その姿勢が、関わるすべての人の間に当たり前の感謝の交換を生んでいます。これは誰かが設計したものではなく、全員が主体的にプログラムに関わり続けてきた9年間が、人の力と時間の力によって育ててきたものです。
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■ 3日間が生み出した物語
初日のバス車内から始まった両家族の交流は、ゲレンデの上でお父さん、お母さん同士が並んで滑る場面へと自然に育ちました。最終日の湯沢中里スノーリゾートでは、キッズパークでのそり・チュービングに大人も子どもも関係なく笑い声があがりました。
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しめくくりの会では、ネージュの皆さんが3日間の模様を動画にまとめてくださり、舞子リゾートからはそれぞれの家族への手作りアルバムが贈られました。
そして最後に、両家族を代表して濱田留伊(るい)くんからスタッフへ、手書きのメッセージボードがサプライズで贈られました。3日間、たくさんのものを受け取ったご家族が、自分たちの言葉で気持ちを返した瞬間でした。受け取るだけでなく、手渡す側になる--それもまた、このプログラムが生み出す物語の一部です。
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■ 代表理事 大住 力 コメント
難病の子どもたちと家族は、かわいそうな人たちではありません。命というものを本気で生きながら考え、本当に大切なものを知っている人たちです。
今回も、関わったすべての人たちが何かに気づき、何かを受け取っていました。“気づき”とは、自分が人間として、何ができるのか、何の意味があるのか等と、自分の生きる命の中心軸を見つめ直す瞬間であり、大きなチャンスのことです。ゲレンデで子どもたちの背中を見送ったスタッフが、スキーができることの意味を問い直した。それが「ホスピタリティとは何か」「働くとはどういうことか」への答えになっていく。自然体でご家族と向き合うチーム舞子の姿が、難病の子どもたちと家族に「だいじょうぶ、ひとりじゃない」を届けていました。
ウィッシュ・バケーションは、招待して終わりではありません。ここからが、すべての始まりです。
次回はいよいよ10回目の節目を迎えます。医療・教育・食・観光・福祉など、さまざまな立場の方々がこのチームに加わることで、難病の子どもと家族を「地域全体で育む」文化が、新潟の雪国からさらに広がっていくと信じています。
廣瀬さん家、濱田さん家、チーム舞子の皆さんに、心から感謝申し上げます。
■ 開催概要
日程:2026年3月20日(金)~22日(日)
場所:舞子スノーリゾート、湯沢中里スノーリゾート(新潟県)
招待家族:難病を患うお子さんとご家族 計2家族(東京・茨城より各1家族)
■ ご協力
- 株式会社ホスピタリティオペレーションズ(以下各社の親会社)- 株式会社舞子リゾート- 株式会社スマイルリゾート(湯沢中里スノーリゾート運営)- NPO法人ネージュ(障がい者スキースクール・ネージュ運営)
■ 法人概要
公益社団法人 難病の子どもとその家族へ夢を
代表理事:大住 力
所在地:東京都中央区入船2-9-10 五條ビル4A
設立:2010年(2012年内閣府より公益社団法人認定)
公式サイト:
https://www.yumewo.org
■ 本件に関するお問い合わせ
<法人担当>公益社団法人 難病の子どもとその家族へ夢を 広報担当:伊藤 洋
プレスリリース提供:PR TIMES





記事提供:PRTimes